先日の4月28日、前日の天気予報を確認して志賀高原の"雪壁"を見に独りツーリングに出た。
関越自動車道から上信越道を進み、信州中野を目指していた。
上信越道も碓氷軽井沢IC辺りから気温が下がった。
途中でインナーを1枚着て、走り出すと天気予報通りに太陽が出てきた。
信州中野ICで高速道路を降りてからは国道292号線で志賀高原を目指し、更に横手山、渋峠へと高度を上げていった。
横手山付近で海抜2000mぐらいであったが、気温は10℃と思ったより温かった。
詰まり、既に雪壁は溶けていたのだ・・・
しかし、眼下に広がる景色や、雪景色は美しかった・・・
日本の国道最高位2307mを過ぎると下りはじめる。
途中で、万座温泉に行く道の分岐があるのだが、そこで迷った。
万座を経由した方が、金は掛かるが軽井沢に行くには近い・・・
しかし、時既に遅く曲がれずに直進して白根山のお釜の方に直進してしまったのだが、これが大間違いであった・・・
いきなりの濃霧!!!
霧と言うよりは雨雲に突っ込んだ形である。
4m先が見えなかった!!!
前を1台の軽自動車がトロトロ走っていたので、それに着いていくことにしたら、何とハザードを出して止まってしまった。
仕方なく追い越して恐る恐る進んだ。
飛行機で雲に突入しても、アチチュードインジケーターがあるので慌てない。
アチチュードインジケータとは、自機の姿勢や進んでいる向き(陸か空)等が分かる優れもので、確かジャイロの原理で稼働しているから、電子機器の故障(雷等に討たれて電源が壊れても動く)があっても動くようになっている。
しかし、自動車等には付いていないから、濃霧で有視界となると正に手探り状態の運転となるし、白根山から草津までキツい勾配を降りていくのである。
この当たりは崖状態で、道から逸れれば真っ逆さまの逆落としであった。
途中途中白根山からの硫黄臭が鼻を突いた。
更に、速度も40㎞以下なので、シールドに付いた水滴が落ちることはなかった・・・
ただですら霧で前が見えないのに、更に細かい水滴でシールド越しに前が見えないのであった!!!
そこで、シールドを開けて、自分の目で直接周囲を見ながら進んだのだ。
だが、ここまでは精神的に保っていた。
草津町まで降りれば天気が良いと思っていた。
天気予報通りなら・・・
しかし、その望は草津温泉の"西の河原"まで来て打ち砕かれた。
結構な雨が降っていたのだ!!!
道の駅草津で休憩して、ヘルメットシールドを丁寧に吹いて、トイレに行ってレインウェアを着込んだ。
ジャケットは、大雨以外は耐えられるタイプのを着ていたが、下はジーンズであった為、以外と濡れていた。
これが時速80㎞以上ならば、風圧で濡れないのであるが・・・
この当たりでもう泣きそうになっていた・・・
寒いわ!!!雨だわ!!!は、気力も体力も奪っていくのである。
この日の昼食は、軽井沢プリンスホテルのレストランと決めていたので、軽井沢を目指した。
「きっと天気は良いはず」という淡い期待があったが、それすら裏切られた!!!
気象庁なんって要らないじゃん!!!
奴らの給与は、天気予報正解率で払え!!!と独り言を言いながら軽井沢へ降りてきた。
すると、軽井沢が寒い!!!
気温は7℃であった!!!
レストランで、直ぐに温かい珈琲を持ってきてもらい、更に大好物のオニオングラタンスープで冷えた身体を温めた。
ここで、ハンバーガーを食べたかったのだが、ダイエット中であった為、鳥胸肉のローストにした。
美味しい量に舌鼓を打って鋭気を取り戻し、帰路についたが、プリンスホテルを後にして県道48号線を南下すると、又濃霧の中に入った。
これは碓氷軽井沢ICも濃霧だと思って、国道18号線のバイパスで横川まで降りる作戦を採った。
ガソリンも無くなりかけていたので、給油したが、ガソリンスタンドから国道に出るとき、18号線を走っている車すら見えない状況であった。
正に五里霧中であった・・・
松井田妙義ICから高速に乗り、藤岡JCTから関越自動車道に合流し、高坂SAで休憩を取ったが、高坂SAは夏日であった・・・
ここで来ていたレインウェアとインナーを脱ぎ捨てた。
15時前に無事に帰宅したが、余りのバイクの汚れに驚き、そのまま洗車した。
475㎞の旅であった・・・
正に、汗と涙と鼻水のツーリグであったが、後日はこれも楽しい思い出となるのだから、冒険とは不思議な物である・・・
標高2000mより寒いって、何事だ!!!
