私個人が好きな路100選と題したが、皆さんもそれぞれに好きな路が有ると思う。

 

この季節、私のお薦めは、会津街道である。

栃木県の今市から福島県会津若松までであるが、途中の見所が素晴らしいのである。

 

東京から会津まで行くとすると、直ぐに思いつくのは5つある。

①東北自動車道で郡山JCTまで行き、そこから磐越で一気に行く方法である。

②関越自動車道で、新潟県の小出ICより国道352号線で只見湖の湖畔を進む道。

③同じく小出ICより国道252号線で田子倉湖を掠める道。

④関越自動車道で新潟を回り磐越道を東に進む道である。

⑤本日のお薦めの会津街道である。

 

①:ベタすぎて仕事の人や、その先を急ぐ人向けであって、趣に欠ける。

②:新潟県と福島県は隣り合っているので、関東人からすると遠回り感があるが、魚沼から会津はそれほど離れていて居ない・・・。江戸時代、現在の魚沼市辺りは天領であったが、幕府は会津藩に委託統治させていた経緯がある。

しかし、この国道352は"酷道352"であるから、二輪車ならまだしも3ナンバーの車だと只見湖周辺ですれ違いキツい。

なにせ、この酷道、数カ所道の途中に川となって水が流れているの要注意であるが、尾瀬に抜けて行くから気持ちが良い。

③:②よりお薦めであるし、ちゃんとした片側1車線の普通の道であるが、湖付近のトンネルが、トンネル内に灯りが無いため、真っ暗である!!!

④:一番の走行距離であるが、途中の月岡温泉で一泊するならお薦めである。

月岡温泉は石油掘削作業中に温泉が湧いてきたという曰く付きの場所であり、それ以降温泉場として現代に至っている。

油分が凄くお肌つるつるになるし、何と言っても湯の香りが石油臭くて好きである。

また少し足を伸ばせば新発田や胎内温泉と言った場所もあり、石油池(池の水が水で無く石油らしい)までありから一度は行く価値ありである。

 

さて、今回のコースは東京から会津若松や喜多方(ラーメン)へ行くことを想定しているので、会津の人は南関東へ来るさいは逆を進めば良いのである。

東京、神奈川、埼玉、千葉方面から喜多方ラーメンを食べに行くことにする。

先ずは、東北自動車道(完全下道もありだが、私的には街中はとっとと出たいので)であるが、鹿沼ICでおりて、国道6号線に出たら左折し一つ目の側道を左折する。

詳しくは書かないが、国道121号線である例幣使街道を進む。

日光街道より杉並木が凄いので、このまま日光街道(国道119)を左に曲がり、今市まで行く。

途中に"道の駅日光"があって、小休止できる。

そこから大桑バイパスを右折して鬼怒川を目指す。

鬼怒川から無料道路で進むか有料道を進むかで多少はコースが変化する。

鬼怒川を過ぎうると川治温泉を目指すが、途中に竜王峡がるが、バイパスを進むと竜王峡をスルーしてしまうので、竜王峡をチェックポントにするなら旧道を進むのである。

川治温泉を過ぎれば葛折りの上り勾配になるし、道幅も所々狭くなるので要注意である。

そして、長いトンネルを抜けると道の駅湯西川左折の交差点にでる。

眼前に広がっているのは五十里湖である。

休憩したのなら道の駅湯西川に寄れば良いし、湯西川温泉までは10㎞ほどしかないので寄りたければお薦めの温泉地である。

秘湯湯西川温泉は、平家の落人の里で鎌倉殿の13人に拘わってくる場所である。

平清盛の孫である平房公が逃げ延びてきたというのだ。

私は行けば"本家伴久"に止まるのであるが、一度行く価値はあると思う。

昔は一日がかりであったが、今やバイパスが出来てあっと言う間に行けてしまう秘境?な温泉地である。

 

さて、湯西川を尻目に会津街道を進むと、ここからがワクワクする道である。

五十里湖沿いに進む道は、春や初夏だと草木の生命を感じる気持ちの良い道である。

bikeには打って付けであるし、車ならエアコンを切って窓全開にして走りたくなるのだ。

途中で那須、塩原方面から来る国道400号線が交わるのだが、そのまま直進である。

途中に"道の駅たじま"があるので、小休止しても良いかも知れない。

そこを過ぎると丁字路にぶつかるので右折であるが、ここで②の道と合流する。

会津田島駅(町を感じる)を過ぎると、阿賀川を渡り川を右手に眺めながら進むと"塔のへつり"と湯野山温泉駅は、藁葺き屋根の駅舎で郷愁を誘う・・・

湯野山温泉駅を過ぎて直ぐに左折すると大内宿に辿り着く。

何と言っても葱蕎麦が有名で、箸の代わりに長ネギで蕎麦を掬い葱事食べるという醍醐味があるのだ。

 

大内宿に寄ったら、国道121号線に戻るか、そのまま県道を上に登り大内ダムを越えて会津盆地に入るかである。

そこから会津若松までは直ぐである。

会津若松から喜多方も近い。

国道121沿いに行けば、喜多方に行けるので、ラーメン屋も多いのだが、"汁が無くなり次第閉店"が多いので、到着時間は昼前には着きたいものである。

朝、5時に東北自動車道に乗ることが出来れば、余裕である。

 

それこそ、磐越道で月岡温泉泊でもよいし、足を伸ばして米沢で世界一の米沢牛を堪能するのも良し。

温泉でゆっくりしたのであれば、天童温泉まで頑張るとか・・・

天童温泉まで行けば、山寺に行き奥の細道と洒落込むとか・・・

その先のオプションは天こ盛りである。

夏に山寺に行けば、「静けさや岩に染み入る蝉の声」の蝉は何蝉なにかが分かると、タイプスリップしたような感覚となること請け合いである。

そこで、芭蕉翁に負けじと一句詠んでみるのも一興である。

 

東北は懐が深いし、良い温泉地だらけで、皆さんのストレス解消、リフレッシュしてくれることは請け合いである。

都会の喧噪になれた五感を、綠の海で癒やすことは、自己免疫力UPにも繋がる。

 

ここで注意ですが、10代20代でないなら、決して無理な行程は組まずに、ゆとりある移動を心掛けて欲しい・・・

勿論、カップルでも良いが、私は敢えての独り旅をお薦めしたい。

誰にも気兼ねすることも無く、独りになり大自然と向き合うことはそれだけで冒険している感が満載となる。

 

さあ、旅に出ては如何?

理由は要らない、ただ走り出すだけである・・・