先日、カズちんとランチツーリングをしに館山方面に行った。

 

待合せ場所は、近くのコンビニのミニストップである。

我々のモットーは、「早めの出発、渋滞前の帰宅」である。

 

何時も、「集合6時な」で、私が6時にミニストップへ行くと、カズちんは珈琲を飲みながらマッタリとしていて、私の姿を確認すると準備をし出す始末であった・・・

「出発がもたつくカズちん」とハーレー仲間では有名であった。

以前、ハーレーを降りた爺さん共とのランチ会でその話題がでたおり、S氏から「集合時間にするからダメなんだよ!!! 出発時間を6時とかにすれば、カズちんでもいけるんじゃないの?」というアドバイスを得た。

その事をカズちんに伝えると、大笑いしながら「そうだよ!!! 出発時間にすれば良いんだよ」となり、ミニストップ出発6時となった。

 

私がミニストップに到着したのは5:50であったが、何とカズちんは既にスタンバイしており、5:55に出発できたのだ!!!

凄いぞ!!!S氏、正に"亀の甲より年の功"であった!!!

 

環8も首都高も空いていて、アクアラインだけがそれなりの車で溢れていたが、そこはバイクである!!!

すり抜けであっと言う間に海ほたるであった。

海ほたる到着は6:40頃であった。

 

先日の機材は、私はBMW1250GSAで、カズちんはハーレーロードグライド2010製であった。

「前の車抜いて良い?」と私がインカムで尋ねると「良いけどさ、バイクの性能差考えてね〜」と返ってくる・・・

独りツーリングより巡航速度は遅くなるにも拘わらず、早すぎのである。

店のオープンは11時であるが、直行してしまえば9時前には到着してしまうので、寄り道をすることにした。

 

その名は奥米隧道・・・

後から聞いた話だと、"心霊スポット"らしい・・・

アクアラインから館山道に抜けて、君津ICでおりて"三島ダム"を目指して走ると、三島ダム沿いにその妖気漂うトンネルが口を開けていた。

入口は違和感が無かったが、中に入ると手彫り感のような異世界に紛れ込んだような感覚になった。

更にこの道を進んで行くと、倒木ありと正にアドベンチャーな道と化していた。

まあ、二人だから最悪なんとかなる(狭くて切り返しが難しくても二人居れば)と冷静になれた。

独りだったら、途中で引き返していたと思う・・・

「君子危うきに近寄らず」、「名将は引き際を心得ている」である。

しかし、地の果て感満載な林道擬きでも、舗装されていることに感激した。

狭い道をくねくねと民家すらない雑木林で、携帯電波も怪しくラジオは入らない場所であった・・・

漸く集落が見えて一安心だが、ホラー映画だと、集落全てがゾンビかバンパイアであるのだが・・・

 

冒険が終わっても8時台であるから、千倉の海を見に行くことにした。

"道の駅ちくら"に9:40頃に到着した。

千倉付近は強風であった。

電熱ジャケット上下であった為、バイクから降りると寒さを感じてしまう・・・

当初、この道の駅で11時頃まで時間を潰しす予定であったが、風が強いので道の駅三芳村に向かって、そちらで待つことにした。

三芳村に着いたのは10:30頃であったが、既に数人が並んでいたので、取りあえず並んだ。

 

11時過ぎにはハンバーガーを手にすることが出来た。

味は・・・

私は、日本で美味しいハンバーガーを食べた記憶が無い。

強いて言えば、良く食べる軽井沢プリンスホテルのレストランで食べるハンバーガーは美味しいが・・・

ハンバーガーはやはりUSAの方が旨い。

とりわけ空港にあるダイナのハンバーガーは何処も絶品である。

LA近辺で言えば、サンタモニカAIR PORTにあるスピットファイアというダイナと、キャマリロAIR PORTのダイナのハンバーガーも旨い〜

何が違うのか?

恐らくパテだと思う。

 

帰路についたのは何と11:30であった・・・

その頃にはこれだけの列であったし、店終いはパテが無くなり次第らしい・・・

 

帰路は一気に休憩無しで帰ってきた。

道も空いていた。

だって、皆の昼飯時に走っていたのだから、当たり前と言えば当たりまであった。

山手トンネルから首都高四号線に入り高井戸までだが、ストレスなくあっと言う間であった。

環8も珍しくスコーンと高井戸から青梅街道との交差点の四面道であった。

ここでカズちんと別れ、私はBMWのモトラットに交換したばかりのドライブレコーダーの件で寄った。

ドライブレコーダーとiPhone間の遣り取りなのだが、ここはWi-Fiで接続になり、ドライブレコーダーの画像をスマホで観られるはずなのだが私のは"保存Data無し"と表記されている。

詰まり、初期不良を疑うべき事例である。

 

「今年こそ九州へ行きたい」と店長とはしたら、「いつ頃行かれますか?」に「4月頃が一番良いと訊いた」と言うと、「その前にタイヤ交換なさった方が・・・」という意外な言葉を聞いた・・・

このイナンナ号は6月納車であるので、買って8ヶ月であるのに、タイヤ交換・・・???である。

店長凄いわ、何時私のバイクのタイヤ確認したの?である。

一緒に現物確認したら、溝が!!!

「あと1000㎞ほど乗れますが、この状態では車検は通りません」であった。

すかさずサービスフロントのA君が「来月からタイヤフェアをやりますので・・・」と言う・・・

 

まあ、タイヤ代をケチって事故るのは嫌だから、「タイヤフェアとウエアの特別コラボフェアやって」と言ってやった!!!

「頑張ります」との店長の一言に、ドライブレコーダーの件とタイヤ交換で来週の日曜日、イナンナ号は入院である・・・