空前のバイク中古車高騰だという・・・
数年前の中古車市場の倍以上であると言うし、車種によっては数倍の値段も付いているという・・・
そこで、高額だが「今買うべきか?買わざるべきか?」と悩んでいる諸子が多いという。
まあ、悩んでいるときが楽しいときで有ると思うし、又買うか買わないかを悩むというと買わない方が良いと思う。
車種で悩んでいるなら、前向きな検討であるが、買うか買わないかは後ろ向きな検討といえる。
私の場合、BMWのGSAなど買う気の"き"の字も無かった。
たまたま友人等とBMWのバイク展に言って、GSを見て「ああ、良いバイクだな〜」位であったし、元々水平対向エンジンのBMWバイクに興味があったのである。
私のバイク人生は、サンタモニカでの20歳の頃に遡る。
そもそもバイクは、"不良の乗り物"という学生時代の教育のせいで、まったくと言ってよいほどバイクに興味が無かったのだ。
そんなある日、日本人の友人が、いきなり"KAWASAKI Ninja600"を買ってきたことに始まる。
初めて間近で見るNinja600に、私のハートが揺れたのであった。
日本では400ccであると聞いたが、そのバイクで無免許で練習を始めた。
初めて乗るバイクの振動と音が、五感に響いたのを記憶していた。
当時、アメリカでは中古車を直接売買する為の雑誌があって、誰かの家に行けばその雑誌はあった。
そこで目にしたのはBMWのR100シリーズであった。
バイクに詳しい友人の話だと、BMWのバイクにはクセがあって吹かすと左に傾くと言われてビビった記憶がある。
やはり決め手は、映画のトップガンであった。
トムクルーズの乗っていたNinja900が欲しかったので、カワサキビバリーヒルズ店に見に行った。
そこで目に止まったのが、Ninja750とNinja1000であったが、日本人の友人曰く「日本でバイクに乗っていたのなら1000を買っても問題ないけど、初めてなら750がお薦め」とのことであった。
サンタモニカのDMV(免許センターのような自動車に関する全て事を取り扱っている役所)に行き、筆記試験を受けて仮免許を取ってから、納車に行った。
Ninja600で練習していたから、750も大丈夫と思っていった。
一通りの説明を受けてからいざ店を出ようとして、クラッチを繋いだらいきなりエンストした・・・
「生きて帰れるのか・・・?」と背中に冷たいものを感じた・・・
確か、800mileまで慣らし運転で絶対に4000回転以上廻すなと言われたのを覚えている。
日本人のバイク仲間にお世話になり一緒に走って貰った。
マサさんと呼ばれていた先輩は、カワサキZ11000Rのエンジンヨシムラに乗っていた。
皆で走る楽しさも知ったし、サンフランシスコまで800㎞以上走り、美味しいラーメンを食べて帰ってくる等々な事もした。
映画トップガンでは、トムクルーズ等がビーチバレーをしていて、デートの時間に遅れ彼女の家でシャワーを浴びたいというシーンがあったが、私はバスケットボールをしていて「デートの時間に遅れそうだから悪い」と言って彼女の家に行ったが、ドアベルを鳴らすと時間に遅れていた。
映画と同じ台詞を言ったのを覚えているし、その時心で「決まった!!!」と思ったりした。
シャワーを借りてその後二ケツで、マリナデルレイ(世界最大のヨットハーバーで、デートコース)の"チーズケーキファクトリー"という店に行ったのを覚えているし、どの車より"KAWASAKI Ninja"が輝いていて、バレット(ValetParking:ホテルやレストランの入口で車を店の掛かりに預ける)待ちの客らとの話も盛り上がったり、その後私と彼女が盛り上がったことは言うまでもない!!!
さて、これらの良い思い出は全てバイクを買ったお陰である。
バイクを買ったから新しい世界をのぞけたし、楽しい思い出も沢山出来たのだ。
そうそう、現在のBMWのバイクの話に戻すが、それ以来心の何処かにBMWの水平対向エンジンに乗りたいという欲求が有ったと思う。
2度目にBMWのバイク店に行ったときには、買っていた・・・
ハーレーでも同じ事が言えるのが、カスタムしている最中に、ビビッとくれば新車に乗り換えているのである。
正に趣味の世界であるから、費用対効果などなく、好きか嫌い、新しいのが欲しいと思ったら吉日なのである。
今現在、BMWのバイクをほぼ衝動買いしたことに悔いは無く、それどころか「買って良かった」と思っている。
買うか買わないかを迷うなら買った方が良いし、中古が高騰しているのなら新車を考えて見ればよい。
250cc〜400ccまでが高騰しているのならば、割かし価格が落ちついている大型バイクも視野に入れるべきかも知れないし、中型免許しか無ければ、大型免許を取得するのも手である。
「絶対にこれを買う」という信念があれば、価格が高騰しようがしまいが関係ない。
良く、新型コロナウイルスで密を避けるためにバイクが売れているから、新型コロナ騒ぎが終われば収縮するという人もいるし、世界的に半導体が足りないから新車供給が間に合わから中古市場が高騰しているから、半導体の供給が始まれば中古車の価格も下落するという人もいる。
しかし、此奴らは視野が狭い!!!
先ず、新型コロナウイルス騒ぎも足掛け3年目であるが、一向に収縮の方向へ進んでいない。
次に、半導体の供給が始めればと言うが、バイク業界だけ足りないならまだしも、全ての業界で不足しているのであるから、供給が開始されても、復旧まで数年はかかるはずである。
この数年詰まり、生きている保証のない期間を我慢するなら、今を謳歌すべきである。
新型コロナウイルス騒ぎが終われば、第三次世界大戦が始まるかも知れない。
そう、この世で確実なことは"人間は誰でも死ぬ"ことだけで、後のことは全て"仮定"の話である。
取りあえず、今日明日は未だ現実であるが、数年後は不確定である。
ならば、今やるべきではないか?
今のご時世、"今日を一生懸命に過ごす"が肝要であると思う。