今秋の火曜日に、"蟹が食べたい"と思い立って、水曜日に新幹線"かがやき"に乗って金沢に行ってきた。

乗ったのは12号車であったが、座席は広いと良く聞くが、何時も乗っている飛行機の座席の方が広いし快適である!!!

さて、ドリンクや軽食は食べ放題であったが、車内は我々を含めて6人であった。

「やはり新型コロナウイルスの影響で空いているのかな〜」と思っていたが、8号車まで行ったら驚いてしまった。

8号車は、誰でも利用の出来るビジネス号車らしく、座席に座ったまま携帯電話もOKだというので見に行った。

グランクラスからグリーン車へ行くと、何と人でごった返していた。

グランクラスの座席列は2・1であるが、グリーン車は2・2であるし、普通車は3・2であった・・・

見てはいけない物を見てしまった雰囲気であった・・・

正に社会に縮図を見た気がした・・・

飛行機もカーテンの後ろを覗くと家畜小屋であるのと同じである・・・

 

金沢に着いたのは12時少し前であったが、取りあえず金沢城を堪能して兼六園まで歩いてみたが、天気予報では"北陸地方は凄い雪"とのことに防寒対策をしっかりとしていったが、何と東京並みの暖かさであった・・・

兼六園の折角の雪囲いも空振り状態であった・・・

 

金沢はその昔一向一揆の拠点であり、"尾上御坊"という砦をゲーム"信長の野望"で攻めた経験もあるが、佐久間盛政により粉砕された。

 

金沢と言えば、加賀100万石の拠点であるが、加賀前田藩の祖である前田利家だが、信長公亡き後、琵琶湖の北東にある余呉湖を挟んで羽柴秀吉軍と柴田勝家軍が対峙した賤ヶ岳合戦で、利家は柴田軍を見限り越前へ引き返したことにより柴田軍は総崩れになった。

その時、秀吉は大垣城へ行っていた留守を付いて佐久間盛政が羽柴軍に奇襲を掛けたのが失敗であった。

賤ヶ岳の合戦は、先に動いた方が負けであったので、秀吉は罠を仕掛けたのである。

そもそも、総大将が最前線を離れる訳がないではないか!!!

柴田勝家は、佐久間盛政に「これは罠だから動くな」と命じたが、それをやっちゃう男が佐久間盛政なのである。

 

ここで、歴史家は二派に分かれる。

前田利家逃げた説と前田利家裏切り者説である。

ちょっと待てと私は言いたい。

織田軍は、全軍信長公の軍団である。

これは現在の自衛隊と同じである。

柴田勝家も前田利家も等しく信長公の家臣で有り、前田利家は与力として北陸地方軍団に派遣され、柴田勝家の指揮下に入っただけで、柴田勝家と前田利家には主従関係はないのであるから、"裏切り"は当てはまらない。

その結果、信長公の天下人の跡目を羽柴秀吉が継ぐことが出来た。

 

そういう歴史的なことを知りながら城を見ると余計に楽しいし、上様用の本丸御殿跡を見るのも楽しいが、残念がながら御本丸様は遂に金沢にお越しにはならなかった・・・

 

この日の宿は、金沢国際ホテルであった。

このホテルは、平成2年にTBS系列で放映されたドラマ"誘惑"の事の始まりと終わりに出てきたホテルである。

行ってみたいと思ったのは、CATVで誘惑の再放送を観てからである。

6年越しの念願が叶ったのであるが、問題は夕飯の蟹であった・・・

タクシーの運転手さんの話だと、蟹が不漁でまったく採れないため、蟹の値段が鰻登りで有るというのだ!!!

 

加能蟹と香箱蟹が、石川県のブランド蟹であり、加能蟹はズワイガニの雄で、香箱蟹はズワイガニの雌である。

値段は大きさに寄るが雄の加能蟹の方が遥かに高いという。

一盃3万円以上だと言っていた。

だから、店側も予約が無い場合、蟹を仕入れないというのだ!!!

これから行く諸子は、要事前予約である。

 

今回は、駅地下のお寿司屋で蟹があるというので予約していった。

寿司屋であるため、蒸し焼きなら出来ると言うことであった。

蟹が高いからと言って、食べずに帰るという選択肢は無い!!!

往復交通費10万である!!!

何が何でも食べてやるであった!!!

香箱蟹は、雌であるためこの時期卵を抱えている。

その為、もうじき禁漁になるという・・・

数ある蟹の中から香箱蟹2匹、加能蟹1匹選び、茹で上がるまで待つこと40分であった!!!

因みに、蟹は元気よく生きていた・・・

私的には、蟹より寿司の方が好きなのだが・・・

待っている間、金沢の握り寿司を堪能した。

江戸前寿司とは違い、プリプリ感が凄い!!!

本マグロの大トロが全品であった・・・

大トロ一貫が香箱一盃分かも・・・

松阪牛のロースかと見間違えるような見事な大トロに舌鼓であった・・・

又酒も絶品だった!!!

"蔵人盗み酒"という、山田錦が作っている幻の大吟醸である。

これは、この720mlサイズで90本しか作られたないという正に、幻!!!

何でも仕込み中の酒樽の上1/3と下1/3を取り出し、ブレンドしているというのだ!!!

アルコール14度だと思った。

これは自宅用にその店が仕入れている酒屋をたまたま見付けて買ったものである。

雌蟹の腹の甲羅の内側に付いている卵と未だ体内にある卵の食感や味の違いを楽しむらしいが、よくよく考えたら世界残酷物語である。

これって、レプタリアンが人間を食べていたときに、胎児と新生児の味の違いを語っているようで・・・

レプタリアンは、人間を餌としている地球外生命体で、一節には火星人との話もあるが、地底に住んでいるというのだ。

地底空洞説であるが、これもあながち嘘とは言えない。

現に第二次世界大戦の米軍の英雄バード少将が操縦する飛行機が、北極の口から入り南極から出てきたというし、彼の写した多くの写真もあるという。

彼の言だと「地底には恐竜もいたし、密林の中央部に円盤があった」と証言している。

蟹と寿司を堪能してホテルの戻った・・・

 

翌日、一筆書き好きな私は、帰路を小松空港から空の旅を選んだが、これが失敗!!!

確かに、小松空港から飛び立てば、羽田空港まで約40分であり、新幹線の2時間40分より遥かに早いが、金沢から小松空港までの移動の時間や、羽田から自宅までの移動等々を考慮すれば、新幹線の方が遥かに早し・・・

 

数年前に所用で大阪へ行った折も、痛切に感じたはずなのだが・・・

 

羽田からは40年ぶりにモノレールに乗ろうとワクワクしていたが、いざ羽田に着くとタクシーに乗っていた・・・

 

大急ぎの一泊二日の旅であったが、なんと言ってもドラマ誘惑で使用したホテルに泊まったことが嬉しかった!!!

一つの自分自身の中のやるべき事が終わって気がすた。

次の金沢訪問は、気兼ね無しに割烹旅館に泊まれる!!!

しかし、実際に金沢に行くとすれば、MOTORHOMEかバイクであるので、金沢は通り過ぎる運命であるが、何と金沢国際ホテルが、MOTORHOMEの車中泊に力を入れるとのことだ。

近々、RVパークに申請すると言っていた。

 

これを機に、またまた金沢国際ホテルを利用するかも知れない・・・