先日、チャー様とMOTORHOMEで旅に出てきた。
茨城方面から那須高原であった。
水郡線の山方宿駅が最寄り駅みたいであるが、国道118号線を水戸方面から大子方面に行くのであるが、宿屋までの道がMOTORHOMEでギリの道幅で、軽自動車とすれ違うことも出来なそうであった。
宿屋は"日本秘湯を守る会"の立て看板があった。
MOTORHOMEの後ろは崖のようになっている。
鉱泉であるので、追い炊きはしているが、上石神井の実家は井戸水が出るのであるが、実はこの井戸水を沸かして風呂に入ると、身体の温まり方も違うし、翌日に入っても風呂特有の臭いが無いのだ。
風呂水の臭いは、実は人の油分と水道水の塩素が化学反応した臭いらしい・・・
夜は冷えたが、昼間は暖かかった。
翌日、那須高原に向かったが、天気は良かった。
那須高原も天気も良く、年に何回か泊まるRVパークであるので、食事と温泉を満喫した。
そこの牧場で叩く人と話をしたが、牛さんはどうあれ最終的に食肉にされるという・・・
牛の自然死は皆無であるというショッキングなことを訊いてしまった。
牛は、肉牛と乳牛に別れるが、黒毛和牛は生後27ヶ月で屠殺されるという・・・
品川駅徒歩5分に巨大な屠殺場があるし、見学も出来るという・・・
我々のために殺される家畜を見ることも大切なのかも知れない・・・
多くの動物たちの命の上に、我々は生かされていることを忘れずに、命に感謝すべきである。
乳牛は、生涯で8回妊娠させられるのだ。
その後は食肉となる・・・
黒毛和牛でないので、安い肉として売られるという・・・
そこに居たジャージー牛も、最後はお肉であるし、3頭いたジャージー牛のうち2頭が妊娠していると聞いたが、お腹の中の子は高値で売れる黒毛和牛であるという。
詰まり、牛さんは借り腹にさせられているのだ。
妊娠して子牛を産まないと乳が出ないから、人工妊娠させているのだが、それでも生まれれば、我が子として子供の身体を舐めるのだという。
それと、牛はどうも人間の言葉が分かっているという。
雌牛は男性が好きだと言うし、「お前可愛いね〜」とか「目が優しいね〜」とか声を掛けると近づいてくると言う。
結局、動物たちの言葉を理解できないのは人間だけだという・・・
ここで古代宇宙人説が出てしまう。
人間は神々(異星人)によって作られた我々は、地球上の生き物と繋がっていないから、地球を破壊し、動物を平気で殺せるのかも知れない。
次の日那須高原を後にしたが、このまま東京へ戻ってもつまらないので、いろは坂から中禅寺湖、湯の湖を経て、金精峠を抜けて沼田から関越道で戻ることにした。
空は快晴で、MOTORHOMEを運転していると、エアコンが必要なくらい温かかった。
そうそう、地球温暖化が嘘であるように、今年の那須高原は寒かったらしい・・・
既に一回雪が降り(例年よりかなり早く)、紅葉になる前に葉が散ってしまったという。
いろは坂は既に枯れ木状態であったから、紅葉は終わっていた。
中禅寺湖湖畔まで行くと、風が強く曇り空になっていた。
余りの風の強さに辟易し、そのまま湯の湖に向かったが、戦場ヶ原を過ぎたぐらいから小雨がぱらつき始めた。
湯の湖付近まで行くと、何と雪になっていた。
この日の予定では、湯の湖でランチをして温泉に浸かって昼をするはずであったが、雪の感じから積もりそうであったので、急いで金精峠越えをすることにしたが、昇に従って雪が強くなっていった。
すれ違う車のフロントグリルを見ると、雪が固まっていたし、すれ違ったライダーのジャンパーにも雪が積もっていた・・・
しかし、道には積もっていなかったので、そのまま進んだ。
当然、誰もスタッドレスタイヤに履き替えていないと思えたし、私も同じであったが、ミシュラン製のキャンピングカー専用タイヤはオールシーズンであるから、多少の雪なら行けると訊いた。
しかし、金精峠の頂上にあるトンネルを抜けると雪国であった・・・
峠の先は道路にも雪が積もっていた・・・
金精峠は12月から4月のゴールドウイング開けぐらいまで冬季閉鎖になる道である。
湯の湖から丸沼高原スキー場間が通行止め区間で会うから、丸沼高原スキー場まで降りれば雪は無くなるはずと思い、慎重に運転した。
雪は降り始めであるから、どうにか走れたのだ。
これが夜にはアイスバーン化したらOUTである。
私の読み通り、丸沼高原スキー場から下は雪がなくなっていた。
更に降りて訊くとピーカン状態でエアコンが必要な感じであった。
"山の天気は侮れない"肝に銘じた旅となった。
皆さんも山へ紅葉見物に行かれる際は、暮れ暮れもご注意下さい。