歴史とは都合良く捏造されているものである。
"ベルサイユのばら"といえば、池田理代子先生の有名なコミックであり、TVアニメや、宝塚歌劇団で散々講演されて有名なお話である。
世界的常識によると、ルイ16世は暗愚な国王であり、趣味は錠前作りであり、王妃は有名なオーストラリア女帝マリアテレジアの娘のマリーアントワネットであった。
マリーアントワネットの贅沢三昧な振る舞いが、王室の財政を圧迫させて、パリ市民はパンすら買うことが出来なかった。
王妃の首飾り事件を切っ掛けに、打倒王制となり遂に1789年7月14日にバスティーユ監獄をパリ市民が襲撃してこれを陥落させたことからフランス革命が始まったという。
オスカル・フランソワーズ・ド・ジャルジェは、バスティーユ陥落前に愛する"夫"アンドレ・グランディエの腕の中で息を引きとった・・・
が、しかし、現実は違った!!!
バスティーユ監獄陥落時に市民達は皆「国王万歳」と口々に叫んでいた。
詰まり、バスティーユ監獄は主に宗教犯が収監されていたというから、これは国王(国民)対教会(ローマカトリック)の争いであったのだ。
ヨーロッパの争いは常に教会との争いで、かのルネッサンスも教会との争いであった。
"芸術=宗教画"に否を唱えたのが、レオナルドダビンチやミケランジェロであった。
彼らの目指した芸術は、キリスト教以前のギリシア・ローマの美であったからである。
ルイ16世の即位期間は1774年5月10日〜1792年8月10日である。
1770年5月16日に、オーストリア皇女マリーアントワネットと結婚している。
漫画や映画によると、派手な衣装や宝石、はたまた博打に手を出して多額の出費を重ねたとされ、後半はプチトリアノン(王妃の村里)を作り、田園生活の不在を楽しんだ唯一寛げる場所と言われている。
でも、これって"?"を感じませんか?
生まれながらの王女が、田園生活を楽しむってどういうこと?
オーストリアは田舎であるから、王族も野良仕事をしていたというのだが、これをベルサイユで行ったのだが、実は家庭菜園をしていたというのだ。
では、何故?
それは、王家の財債が逼迫していたら、毎日の食事や舞踏会の材料を自前で作っていたという偉い人であった!!!
だったら「舞踏会自体止めれば良い」という話もあるが、この舞踏会がフランス貴族社会では重要なものであって、「止めます」、「はいそうですか」と行かない社会機構であった。
では、フランス王家の財政を逼迫させたのは、何だったのか?
アントワネットの贅沢三昧?
それぐらいで傾いたら、庶民の家である。
例えば、日本で皇后陛下が「どうしてもサザビースに出品されているダイヤの首飾りが欲しい」と言われ、外務省が競り落としに言って仮に200億円だったとして、日本の財政は傾きますか?
人一人の贅沢三昧で国が傾くことは有り得ない(ちんまい国は傾きますよ)
フランス財政を破綻させた原因は他にあるのである。
それは、アメリカ独立戦争だったのだ。
1775年4月19日〜1783年9月3日の約8年間の戦争の戦費を、フランスが負担しのだ。
何故なら、アメリカ独立戦争とはアメリカ人対イギリスの戦いであり、イギリスがへこたれることが、フランスの安全保障に繋がるからであった。
16世の即位の次の年から始まっていたのだ。
アントワネットの贅沢三昧なら、金の行き先は国内であり、ぶっちゃけフランスのGDPを押し上げるが、これがアメリカへの送金や武器援助となると国内より海外へ金が流れるため、当然金がフランス市場から消えることになった。
これって、日本以上のデフレが始まり、公共利用金(含む税)で結果物が売れないのに物価が上がるという恐ろしい世界であったが、パリ市民がパンを食べられないは嘘である。
食べ物が無ければ、皆飢え死にしてしまうではないか!!!
その上、王家が日用品を町で買わなくなれば、軒並み店が潰れる・・・
又、アントワネットが、豪華なドレスや宝石購入を止めれば、同じくパリの店が軒並み潰れてしまったし、アントワネットがプチトリアノンで家庭菜園をすればするほど、パリ市民からは嫌われてしまう・・・
これが、政府の行う緊縮財政の恐ろしさである!!!!
国際的にはアメリカ独立戦争で、イギリスも疲弊したがフランスも財政破綻手前まで行ってしまったし、国内的にはオルレアン公や弟のプロバンス伯爵(後のルイ18世)らが、反マリーアントワネットキャンペーンを展開して、彼女を悪者にした。
詰まり、自分らが王位に就きたいがために、国王夫妻のネガティブキャンペーンを行い続け、その手先がロベスピエール等であった。
ロベスピエールを初めとする改革派達に、一体誰が援助していたのであろうか?
フランス革命は間違いなく、最初の内はルイ16世に責任を負わせて退位に追い込み、弟のプロバンス伯爵やオルレアン公がルイ17世となる予定であった筈だ。
困ったら、「金の流れを追え」である。
これは、明治維新も同じで、そもそも幕府を倒す必要があったのか?なのだ。
そもそも、開国したのは井伊直弼が主導であったし、海軍だって幕府が創設したのだ。
日本中の浪人達は、常に世の中に不満がある輩で、今の世がひっくり返れば「自分たちに美味しい」と考えていただけであった。
一体全体、誰が図面を引き、誰がやらせたのか?
明治維新の真実を知ると、皆さんもより一層この政府を倒せねばと思うはずである!!!!
フランス革命も明治維新もこうなるはずでは無かったのに、一度火を点けるとその爆発力は予想を遥かに超えて燃え広がるものである。
フランス革命は、プロバンス伯爵やオルレアン公の思惑とは違った形で、ルイ16世の最後を迎えさせてしまったのだ・・・
そして、彼らはロベスピエールさえも断頭台の汁としてしまった・・・
これを知ったら、オスカルの死は・・・???となってしまうから、今日は筆をこくことにしよう・・・
いや、歴史って面白ろいですね〜