最近、車もバイクもメーカー保証3年が当たり前になってきている。

詰まり、3年以内の消耗品や故意、重過失以外の不具合は、メーカーが直してくれるということである。

LEDヘッドライトが、点かなくなればメーカー保証で無料交換となる。

 

それと同時に、中古車販売でもディーラー系の"認定中古車"が増えている。

 

このメーカー保証付きのお陰で、壊れるバイクであるハーレーダビッドソンにも乗ることが出来るのだ。

 

しかし、私はこの悲しい絡繰りに気が付いてしまった・・・「知ってますが・・・」という人もいらっしゃると思うが、お付き合い下さい。

 

恐らく、二輪も四輪も仕組みは同じであると思う。

ここからは、聞いた話の二輪について書いている。

 

皆さん、オートバイディラーが1台新車を売っていくら儲かるか知ってますか?

国産オートバイの場合、100万円のバイク1台売ってなんと1万円だそうだ!!!

200万円のバイクを売れば2万〜5万くらいであろうか?

ハーレーもスポーツスターを売っても店はたいした利益が出ないと訊いた。

ウルトラクラス(400万円超)で40万から50万だと10年ぐらい前に訊いたが、今は分からない・・・

ハーレー(ここでは高いハーレーね)は、USAと日本の新車価格で約100万円の差がある。

輸送コストやハーレージャパンの経費、ディラーの儲け等々を考えれば、ぼっているとは言えないと思う・・・

四輪の外車価格は、騙されてますよ!!!

ベンツは、USA小売価格の3割引+5000ドル値引くから、良い鴨である・・・

 

国産バイク・国産自動車業界は薄利多売といえるが、ここで美味しいのはディラーオプションである。

ハーレーで言えば、カスタムパーツ代である。

これは仕入値と売値(純正パーツ)にそこそこの開きがあるから、結構デカい利益である。

ハーレーはそれこそバイク代と同じぐらいカスタムにつぎ込んでいる輩も多い・・・

私のイシュタール号も、余りいじっていないようで、200万円以上カスタム代が掛かっている。

今回は金かけないと、営業Mと話し合ったのだが・・・

 

BMWのバイクも当然メーカー保証3年が付いている。

しかもハーレー以上の縛りがあるのだ!!!

ああ、メーカー保証とは、闇雲に補償するのではなく、あくもでも、メーカーが設定している点検を受けるのが条件である。

これには、最低でも1年毎の定期点検やオイル交換もディラーでの交換がある。

詰まり、安いからと言ってディラー以外の店でエンジンをカスタムしたり、オイル交換したりすると補償対象外となるのだ。

ハーレーは一応ディラーで、お薦めのオイルがあればそれでも良いみたいだが、BMWはもしエンジントラブルでエンジン交換となった場合、本国でエンジンを分解するらしいが、その際正規品以外のオイル、パーツ等が付いていた場合、補償対象外となるらしい。

自分で作業することもNGとなるから、要注意であるが、故障に直接関係の無いミラー交換とかなら問題は無い。

エンジン系、電気系はいじらない方が良い。

何かあれば、ディラーで工賃を払ってでもきちっちりとして貰った方が安心である。

 

では、何故ここまで、メーカーとディラーがタッグを組んで取り組んでいるかというと、ここに自動車業界の絡繰りが存在するのだ。

ディラーは、新車を売っても儲けが殆ど無いのだが、一番儲かるのは中古車販売なのである。

ここは下取り価格や引き取り価格に儲けを上乗せできるのである。

詰まり、ディラーは履歴のハッキリとしたバイクをGETしたいのである。

 

詰まり、"3年保証"を受けるためには、3年間、ディラーと親密に付き合うことを意味しているのだ。

私の歴代ハーレーも、店頭に並べば直ぐに売れていた。

ディラーからすれば、何処の馬の骨か分からないバイクを買うより、自分の店でしっかりと整備をしていたバイクを買った方が、売りやすいし、中古車を買う側にしても、まずスカは掴まされない。

それ以上に、町場のバイクやさんや、中古屋さんの方が、安い分危険が有るのである。

ロープライスはハイリスクと言えるのだ。

 

日本人は、自動車の走行距離に惑わされすぎている。

だから、怪しい店では走行距離のインチキをするのだ。

現行車は、コンピューター内に走行距離を記録しているから、インチキはやり辛くはなっている。

それでも10万キロを超えている車を避ける傾向にあるが、実際車のエンジンは10万㎞から本調子が出てくると言われている。

特に欧州車は10万キロまで"慣らし"らしい・・・

新車から3年で10万キロの車と、5年で2万キロ車だとどちらが良いと思いますか?

答えは前者である。

短期間にがっちり乗った車の方が、調子が良いのだ。

当然、きちんとした店なら足回りと運転席を交換して売ると思うが、エンジンは絶好調である。

私のUSAの友人は、トヨタカムリを55万mile乗っているが、「足回りは換えたが、エンジンは絶好調」と言っていた。

 

結論から言えば、3年保証は良い中古車を集めるためで、店は中古車販売で利益を生んでいるのである。

オートバイや車の中古車を買う場合は、ディラー認定事業者を買えば間違いないのだが、一つ難点があるとすれば、値段が高めである。

「お金を節約したい」と言うのであれば、町場の中古屋さんを探してみるしかないが、ここでも要注意で「もっと安くならないの?」は禁句である。

 

先ずはお店の人と信頼関係を築くのが先決である。

大阪ならともかく、東京では何度か店に通って店員さんに顔を覚えて貰ってからの話である。

 

まあ、兎に角、メーカー保証3年は、新車を買う人も、中古車を買う人も、ディラーにも優しいシステムと言える。

これは、町場の店がダメと言っている訳では無い。

町場ってちゃんとした車体は置いている店も沢山ある。

町場は信頼関係から、ディラーは少々高めの中古車で、車歴がしっかりしていると考えれば、消費者の選択の足しになると思う。

問題は、相場より安い商品である。

これには要注意である!!!

 

さて、BMWのバイクの中古車は、町場では中々扱っていないのだが、その理由が、整備には専用コンピュータが必要不可欠であるからだと訊いた。

そして、私のイナンナ号のデーターは、ディラーのPCと接続され、オイル交換のデーター等々が瞬時に本国のBMW本社のホストコンピュータに送られているという。

世界は狭くなったと感じた。