春本番となったが、今週初めの暑さに、季節は春を忘れて夏になったのか???と思えるほどビックリであった。

 

ゴールドウイング後から梅雨までが、バイカーにとって最高の季節の一つであると言える。

山中の道を走れば、新緑の香りがしてきて、これからの季節を祝福してるかのように思えるし、木々の生命力を分けて貰えそうな爽快感すら覚える。

 

ここに来て、私は新しいツーリングスタイルに興味を持った。

それは「酷道を走ってみたい」である。

酷道とは、酷道のくせに政府の支出渋りから整備が放棄されている道で、正に通ることが困難な道である。

当然、私の現行バイクのハーレーでは走破することは不可能な道である。

 

すると解決策は一つとなる。

それはバイクの買い増しである。

そこで兼ねてから欲しいものリストに入っているバイクがあるが、ハーレー営業のMは、「今年から発売が始まる"パンアメリカン"はどうですか?」と言ってきた。

しかし、ハーレー歴の長い私は、端からハーレーは相手にしていない。

考えてみれば、現状のハーレーでさえ故障が多くまともなバイクを作れないのに、新型エンジン、新型フレーム、新型コンセプト・・・の何処をとっても故障要因天こ盛りである。

さらに、信号待ち等では、エアサスで車高が下がり足付き性を高めていると言うが、余計な機能を付ければそれだけ故障原因を増やすことに繋がるのである。

酷道を知らない人は多いと思うが、もし酷道の中程でバイクが故障して止まったらどうなる?

携帯圏外で、日が暮れたら絶対に皆泣く!!!ほどの恐ろしい空間である。

特に、山奥には魔者がおおく、女性が見ると発狂して気狂いになるという"何か"も存在している。

 

因みに私は万が一MOTORHOMEでそのような山奥で1泊することも想定して、お経によって清められた日本酒とお塩を常備しているのである。

山は人間の住処ではなく、神々や"何か"の領域であることを忘れてはならない。

 

詰まり、通常のハーレーでは決して分け入れない領域に、アドベンチャーバイクは入ってくのである。

携帯圏外で、どうやってロードサービスを呼ぶの?

そもそも軽自動車でもギリギリの道幅なのに、レッカー車が入ってこられるはずがない・・・

と言うことで、速攻でハーレーパンアメリカンは却下となった。

 

本命はこれだ!!!

HONDA"AFRICATwin"か、BMWのGSアドベンチャーである。

価格は、BMWのこの写真のような感じにすると300万円ちょっと超えであるが、HONDAは200万円ちょっとであるが、BMWは最初からこれでもか装備であって、トップケースとパニアケース(後部左右のケースとリアシート後ろのケース)を買うだけで良いが、HONDAはあくまでバイク本体の価格であるから、転倒から車体部(ラジエター)を守るディフレクターやフォグランプ、パニアケースステイとトップケース、パニアケース代は別途でBMWと同じにすると値段に差が無くなってしまう・・・

と言うことは、元々の本体の価格は、日本国内産のAFRICATwinの方が、輸入車のBMWより高いと言うことになる・・・

 

しかし、どちらも痛し痒しなのである。

BMWは21年モデルからシートヒーターが標準装備された。

これは手放せない機能である。

夏でも高原や北海道を走るといきなり寒くなることがあるが、この時、グリップヒーターとシートヒーターがあれば、夏装備でも耐えられるからである。

そして、AFRICATwinは、グリップヒーターは標準装備だが、シートヒーターの設定すらないが、AppleCarPlayが標準装備されているから、仕えないバイクナビが必要がない。

そして、一番の売りは、DCTというシステムで、所謂オートマチック車なのである。

これは、長距離運転をすれば楽ちんこの上ないのは想像に難くない。

ハーレーなんて、早強距離が300㎞を超えてくると左の腱が痛くなってくるのだ。

バイクのクラッチは左手のレバーである。

やはり、メーター周りを比べてしまうと、AFRICATwinに軍配が上がるが、AppleCarPlayがなくても、iPhoneようのホルダーをメーターとスクリーンの間に配置すれば、iPhone画面でナビが仕える・・・

 

そして、日本国内だけを考えると、一般人には"BMW"の方が受けが良い・・・

これは私の多くの女友達に訊いた結果であるが、バイクを知っている有人等は"HONDA"と超えてるし、海外なら間違いなくHONDAとなる・・・

事実、南米のド田舎に行ってもHONDAの看板は見かける・・・

 

まあ、悩んでいる時が一番楽しい時であるが、余り悩みすぎると、今度は、本当にこのバイク必要かな???となってしまう。

本当に酷道走る???である。

何年か前に、カワサキのKLX250というオフロードバイクを買った。

買った動機は、「大自然の中林道ツーリングしたい」であったが、実際に林道(未舗装路)を走ったのは3回であった。

それともう一つ。

母親に「又買ったの〜、いい加減にしなさい」という言葉である。

子供の頃から苦手であったが、55歳になった現在でも、それが非常なストレスとなるから、躊躇してしまう。

又、これは自分では成長と取られている居るのが、本当に今必要?と立ち止まれるようになった。

今、30代か40代なら躊躇なく買っていると思うが、そろそろ断捨離をせねばならない年頃となってきた現在、本当に必要なものだけを買いたいのだ。

50代になって、複数台持っていた車やバイクを処分して、MOTORHOMEを買ったが、流石にあの巨体で街中ぐるぐるは出来ないと非課税であるリーフを買った経緯がある。

そして、125ccのスクーターベスパを手放すことにした。

1年以上乗っていないし、買った頃、ベスパで近場の用足しをしていたが、最近は健康のために歩くようになってからは、乗らなくなった・・・

 

これで、同じGS(1250cc以外にも850cc、750cc、310ccという大きさの違うラインナップがある)乗りのお姉さんの知り合いが出来れば速効買うのであるが・・・

 

取りあえずは、今週末にはハーレーが、車検点検ドレスアップから戻ってくるから、取りあえず走りに行くつもりである。

「人間は考える葦である」

正に、死ぬまで考え、悩み続けることが生きている証でもあり、楽しみでもあろう。