関東人の人は、往々にしてツーリングに行こうとすると、北や東北を無意識に選んでいる。

能登半島も良く行くが"北陸"であり、伊豆半島は東京の飛び地である。

やはり箱根の関より西側は、魑魅魍魎の住処だと夏目漱石バリに思い込んでいるのかも知れない。

関西方面への旅(ビジネス旅行は別、あくまで趣味としての)は、腰が重い・・・

よほどの覚悟が必要だと思う。

西側と言えば、西方浄土というぐらいで黄泉の世界を連想させるのか、はたまた、友人曰く「南の日差しは身体に悪いから、無意識に北を目指すのでは?」というが、古来より北方人は豊かな南を目指していたのだから、そう言えまい。

 

"イイ女"とは?これも難しく、若い頃は"見た目"が全てのような気もする。

中学生時代だっと思うが、田宮二郎の"白い巨塔"に太地喜和子が愛人役で出演していたが、当時は太地喜和子さんが"ブス"に見えていて嫌いであったが、今観返すと「何ってイイ女だ」だと思う。

これは我々男に限った訳でなく、多分(未だに女性の心が分からないので)女性も年齢と共に男の好みが変わってくるのだと思う。

 

先日来、紀州のドンファンこと野崎幸助氏を殺したとして、妻の須藤早貴を逮捕した。

歳の差50歳ぐらいらしいが、"金目当て"と世間から揶揄されていたが、此奴ら馬鹿か???である。

だって、50歳も歳が違っていれば、金目当てに決まっているし、それの何処が悪い?である。

悔しかったら「金持ち見付けて歳の差婚してみろ!!!」と言いたい。

私も最近思うが、現在55歳で独身であるが、この先を考えたら若い女性と結婚するかも知れないし、その時は老後の面倒を見て貰う代わりに財産を残すのは当たり前の話!!!

 

噂の域だが、ニュースの夜と、野崎はオムツでお風呂で垂れ流し状態であったというが、それが本当の話なら、現実を見て世を儚んで"自殺"も考えられる。

マスゴミも"虐めを止めよう"と言う割には、己がリンチを繰り返すどうしようもない輩であるが、それも我々の飽くなき探究心の結果なのであろうか?

我々世代の人なら分かると思うが、"疑惑の銃弾"、"ロス疑惑"で一躍有名人となった三浦和義氏だが、あれほど騒いだ割には一恵さん殺人は無罪、ダウンタウンのホテルでの一恵さん殴打事件のみの服役であった筈。

それに、松本サリン事件で、被害者を実行犯として血祭りに上げたし、和歌山毒カレー事件の白熱振りも凄かった。

反省の色がない・・・

 

ここで言えることは、"金持ち"="幸せ"ではないのだ。

そもそも、結婚していれば互いに生命保険ぐらい入るでしょう?

片方が亡くなって、保険金を受け取ったら"保険金目当ての殺人容疑"をかけるのであれば、生命保険など売らねば良いと思ってしまう。

 

さて、先日、"湾岸道路"という言う片岡義男氏原作の映画を観直してみた。

何故は、DVDやBlu-rayのソフトが発売されていないのである。

主演は草刈正雄と樋口可南子である。

昭和59年(1984)の作品であるが、バブル経済直前のマグマが貯まっていて噴火待ち状態の火山のような日本社会において、新しい感覚の映画だったと思う。

昨今の日本映画体たらくぶりには辟易してしまうが、昔の映画は面白かった。

男も女も大根揃いで、ちゃんと一から演技の勉強をしてこいと言いたい。

正に学芸会レベルである。

何故か?それは金を掛けないからである。

ハリウッド映画が凄いのは、映画の製作費である。

昔の日本映画何故良かったかといえば、製作費であろう。

昭和36年に大映が製作した"釈迦"という映画があるが、これは面白いしお釈迦様の生涯を描いているから感動もする。

それもそのはず、当時の製作費はなんと10億円だ!!!サラリーマンの初任給が一万円の時代である。

今ならば、200億円近い製作費を掛ければ、映画がつまらないはずがない。

が、面白い映画が作れない日本映画界では、例え巨費を投じても作れないのだ・・・

人材がいない・・・

先日Netflixで、"微笑む人"を観たが「落ちがこれかよ・・・」で、金を出してまで観たくもない出来であった。

製作者側の"独りよがり"感満載で、観ている人の"満足度"を考えていないともう。

希に面白い映画もあるのだが、それなら悔しいが韓国映画を観ていた方が、外れが少ない気もする・・・

 

その"湾岸道路"なのだが、前にもこのブログで触れたことがあるが、観直してみると草刈正雄と樋口可南子が主演であるが、これは間違いなく樋口可南子演じる杉本芙美子が主役であった。

彼女の飾りとして夫の杉本健介(草刈正雄)が居たのだと気が付いた。

映画の初めから杉本芙美子は、生きているのか死んでいるのか分からない世界に漂っていた。

なんとなく働いていて、なんとなく結婚していたが、常に心が充たされていないから買物をして散財をすることによってストレスを解消している買物中毒患者である。

夫がハーレーを買おうとして貯めていた金をまで使っていた・・・

その芙美子に「無駄するな」と遠回しに健介が言うと、銀座辺りのクラブでホステスのバイトを始める。

その店のママと常連客から売春を勧められ、売春をすることにしたが、男のとの待合せ場所の箱根のホテルまで夫に送らせたりもした。

まあ、良くも悪くも人間として"自立"していき、それを見届けた健介に"離婚"を言い出された。

別れの日、健介は芙美子をハーレーの後ろに乗せ湾岸道路まで連れて行く。

「そこを曲がった所にバス停があるからここから帰れ」といわれ、ハーレーで流浪の旅に出た。

しかし、離婚してマンションを売ってその金を夫婦で分けてハーレーを買って旅に出る。

話としては格好いいが、現実問題となるとホームレスである!!!

 

置いて行かれた虚しさが悔しさになり、芙美子もバイクの免許を取りハーレーを買って、同じ湾岸道路から旅に出るのであった。

 

詰まり、湾岸道路は、芙美子の心の成長を映画いたドラマで、女性の自立であり、その象徴がハーレーで有ったと思う。

 

これを観て思ったのは、この草刈正雄と樋口可南子がともにスタートした地点から、毎年恒例独り北海道ツーリングを始めてみようと思った。

場所は大体掴んだ。

葛西臨海公園付近である。

そこから、湾岸道で千葉県の一宮海水浴場を目指して、そこから九十九里有料道路を北上することにした。

最後に、樋口可南子の乗るハーレーを空撮した辺りは、九十九里有料道路であったからである。

そこから、茨城県に入り海岸線を大洗まで行こうと思う。

 

結局、行き先は九州方面でなく、北海道か???

又一つ、金では買えない思いで作りをするのである。