先日、CATVの歴史物を観ていたら、戦国時代のことをやっていて、ゲストが「武田信玄も善光寺平を長尾景虎と割譲して、美濃を目指せば天下を取れたかも知れない」と言っていて、一同何故か頷いていていた。

まあ、ファンタジーならそれで済むが、実際を知らない机上の空論としか言えない発言である。

"地政学"をご存じか?

これは自国の地理的条件を考慮に入れて、安全保障や経済活動を考察することである。

これからすると、武田信玄はおいそれと美濃に行けないことが分かる。

甲斐国は、"蛸壺"である。

丹沢山地、南アルプス、八ヶ岳に囲まれ、更に北条、今川が南に鎮座していた。

地政学的から考えて、北上は正しい選択であった。

信濃に抜け、現在の上越市を目指すのは常識であったが、計算違いは長尾景虎率いる越後衆であったし、北関東へ抜けても北条が居るため中々友好的な領土が広げられない。

仮に関東平野と同じ領土を得ても、その殆どが山であるから、自ずと限界が見えてしまう。

そこで、どうやって濃尾平野へ進軍できるのか?

武田軍の多くは農民であるし、山岳地帯を越えるには、強敵が多かったはずだ。

史実通りなら武田の精鋭は騎馬隊であるが、山岳地帯では騎馬隊は役に立たない・・・

 

何故、今川義元が圧倒的優位な軍勢で、織田軍に敗れたか?

それは地政学を侮ったからである。

織田軍の作戦に填まったからでもあるが、軍勢を分散させて砦を攻めさせ、本体は窪地で休息中であった。

信長公は、自国だから風の動きや気象も呼んでの行動で、正午辺りから大雨が降ることを知っての出陣であった。

今川軍は軍勢の数の有利に胡座をかき、まんまと敵陣のそれも狭間で休憩してしまったのだ・・・

孫子の兵法書でも、数の違いの戦い方があって、「狭い地形に誘い出せ」を実践したのだ。

数の勝負は平地でのガチンコ戦でのことで、特殊な地形では役に立たない。

詰まり、狭い谷を通るときには、2万の軍勢であろうと5万の軍勢であろうと、一列若しくは二列になって細く長くならざる負えないということで、底を突けば突いた方の勝ちとなるのだ。

因みに、織田軍は奇襲を掛けてはいない。

今川本体の正面を狙って突っ込んでいったが、雨の泥道、何処が泥が深いとか浅いは織田軍の方が知っているから圧倒的有利であったし、信長公は「義元の旗本衆がいる」と言って指示まで出してたという。

 

明治期の日本は、地政学上、朝鮮半島を死守する必要性に気が付いた。

しかし、当の朝鮮がへこたれで、世界が見えていなかった。

このままではロシアの魔の手が南下してきて、朝鮮半島を取られれば次は日本本土である。

だから、絶対防衛線として朝鮮半島に頑張って欲しかったが、ダメだったのである。

 

現在のこの状況は、日露戦争当時と何故か同じなのである・・・

日本政府は、"安全保障"という国家の最重要命題を理解していないのである。

例えば、鉄道であるが、電化か進み、蒸気機関車やディーゼル機関車、ディーゼルカーの数が減っている。

しかし、戦争が始まれば敵は、電力施設を攻撃してくる。

何故ならば、現代戦はネットワーク戦争であり、多くの兵器へ部隊がネットワークでリンクされているため、電力施設やネットワーク施設を第一波で攻撃するのは当たり前である。

日本のイージス艦も、支那や朝鮮のそういった施設を同時攻撃出来るのである。

さて、もし、変電所や発電所を破壊されたら、物流はどうなるのか?

新幹線もJRや私鉄も役に立たなくなる。

だからこそ、多くの国では、ディーゼル機関車を一定数確保しているのである。

日本も、首都圏を初めとしたJR、私鉄にもディーゼル機関車の保有を義務付けるべきなのだ。

最悪、ディーゼル機関車で山手線を引っ張ることになるのだ・・・

 

脳天気な平和呆け日本人は、最悪のシナリオを考えていないのか?と私は疑問に思う。

支那と戦争が始まれば、隣の支那人は豹変して貴方を殺しに来るはずだ。

日本に住んでいる支那人全ては、"人民解放軍"と考えないと日本人が大量殺戮されてしまう。

本隊が日本海から上陸してくる前に、首都制圧とかになったら洒落にならない!!!

 

先日、バイデン大統領が遂に演説で「支那に対抗するために国内のインフラ整備をする」と言った。

これは、軍事的なことも含めてだとおもうし、トランプ前大統領の置き土産で、支那人追い出し作戦も継続している。

余談だが、先週ハーレー店でハーレーのウエアの事をはしていたら、「ここ数年、CHINA製が無くなって、インドネシア製とかベトナム製とかになってるんです」と店の女性が言っていた。

ハーレーはアメリカ企業であるから、支那を止めたんだな・・・とこんな所にもトランプ政権の成果が出ていると感じた。

 

さて、自衛隊の基地で大変なことが起こっていることをご存じか?

トイレットペーパーが不足していて、隊員自ら自前で補充すると聞いてびっくりした。

気狂い政府の緊縮財政の漬けが、末端まで来ているとビックリである。

安全保障を担っている自衛隊まで、予算が厳しいとビックリである。

北朝鮮からのミサイル攻撃に対抗するために、迎撃ミサイルシステムを購入したのだが、この資金を政府は出さなかった・・・

当然、現行の防衛費で賄えとなり、トイレットペーパーをケチっているのだ・・・

正に、政府や財務省は利敵行為である。

 

アメリカが、対支那に本気になるとなると、地政学上日本が最重要になるのは、明白である。

こうなると、何時もの、アメリカ様の外圧で、「防衛費を増や!!!」となるのも当然の流れである。

防衛費をドコンと増やせば、当然緊縮財政から切り替えて、大型投資にならざる負えない。

そうなれば、景気回復である。

 

問題は、今から防衛費増大化しても、果たして第三次世界大戦に間に合うのか?である。

人や武器をそろえるのだって、時間が掛かる・・・

 

情けないが、日本政府は外圧無くして自浄作用できない死に体である・・・

残念