先ほど、恥ずかしながらリック・ベッソン監督の本格的USA進出作品の"フィフスエリメント"をHuluで観た。

この作品は平成9年(1997)製作で、主演がブルース・ウィリスであることからも、やる気と膨大な製作費が掛かったことが伺える。

それと、ミラ・ジョヴォヴィッチの出世作でもある。

実は、彼女はオーディションで落ちたらしいが、単身LAに乗り込んで監督に直談判して勝ち取った役だという。

何をしたのかは、ご想像にお任せしますが、この後彼女と監督は結婚している・・・

まあ、これぐらいの押しの強さが無ければ、世界ではトップに登れないと言うことか?

 

さて、"ええええ???"となったのは、この作品が絡んでいるのだが、確か製作費が膨大になってクランクインが伸びてしまい、主演のブルースもやきもき(本当に作れるのか?)したというし、彼の集めた撮影クルーもアメリカにいたままいつクランクイン出来るか分からずに時間を持て余していたという。

一度集めたスタッフを解散させると、次の招集に時間が掛かってしまうからである。

皆生活が掛かっているから、それぞれが仕事を入れてしまうと、時間調整に数年かかってしまう畏れもあるからだ。

 

そこで、監督は"待ち"時間に一本映画を急遽撮ることにして、一月で脚本を書き、三ヶ月で撮影した映画は、皆さんもよく知っている名作"レオン"である。

このレオンの成功で資金が集まり、満を持して作った映画がフィフスエリメントである。

 

ナタリー・ポートマン演じた"マチルダ"は、当初彼女はオーディションすら受けられなかったらしい。

それはマチルダのイメージからオーディションが行われ、15歳から17歳の女性が2000人も受けたと言うが、当のリック・ベッソン監督のイメージとは違ったという。

彼のマチルダのイメージは、大人一歩手前のSEXを知らない少女であったらしく、一応オーディションの申し込んでいたナタリー・ポートマン(当時13歳)が監督の目に止まったというから、人生まさに塞翁が馬である。

 

そして、レオンでの存在感一番であった悪党スタンスフィールドを演じたゲイリー・オールドマンだが、かなりのシーンはかなりのアドリブであったという。

マチルダの父親にコカインを隠したことを問い詰めるシーンとか・・・

それを知ってこのシーンを観直すと、ゲイリー・オールドマンのアドリブの凄さに「此奴ヤバー」という他の役者の顔を観るだけでも価値はある。

 

そして、主演のジャン・レノだが、ある日リック・ベッソン監督と夕食を食べている席で「私からのプレゼントだ。レオン」と言われ、台本を渡されたという。

ジャン・レノはそれを貰って、男泣きしたという・・・

 

さて、肝心のフィフスエリメントだが、未だ観ていない人のためにストーリーは書かないが、その根底にあるのは、古代宇宙人説である。

意外と映画には多いのである。

そうそう、竹取物語も異星人の話である!!!

だって、月に帰るのだから・・・

しかも、彼らの科学力は地球を遥かに凌駕していたし、現代科学よりも遥かに進んでいるではないか!!!

光を浴びると、人間が動けなくなるのだから・・・

 

映画は古代エジプトの遺跡は、神々(地球外知的生命体)が造った物である的な内容で始まる。

インディアナジョーンズの、クリスタルスカルも古代宇宙人説である。

それを"作り話"と笑う人が居るが、生き物が魚から進化した"進化論"も証明されていないから"論"なのである。

宇宙ステーションの窓の外で見付かった地球外生命体(ミジンコみたいな)すら、何故かスルーしてしまうから"科学"も怪しいものである。

宇宙にミジンコが居たら、自称正統派の学者連中には都合が悪いのである。

 

各地に伝わる神話は、当時の人々の空想の枠を遥かに超えている。

人間は知らない事は書けないから、その元ネタはあった筈なのだ。

我が国の神話である古事記だが、これが"書かれた"のは和銅5年(712)とされているが、これはあくまで書かれたのがであって、実際は遥か以前の物語が口伝として、若しくは神代文字で書かれていたのである。

それを誰でも読めるようにと編纂を始めたのが和銅年間からである。

それも太古に、分断された大陸に住んでいる人類の神話が、余りにも似通った話が多いのは何故か?

 

竹内文書には、太古天皇(すめらみこと)は、空飛ぶ船に乗って世界中を巡行していたとあるが、古代ギリシアでは、アポロンが天空を北に行ったという記述があるし、ケルトにもアイルランドにも神が空を飛んできたという話がある。

辻褄が合ってしまうのだ・・・

言語も生活習慣も違う民族同士の神話がリンクするのは何故?

古代日本にモーゼが来ていて、彼の地で亡くなり埋葬された伝説がある。

彼の地とは越中富山である。

戦後に"モーセの墓"を掘り返したら、異国の兜や踝から膝まで70㎝以上の骨が見付かったという・・・

これはかなり大男であるが、モーゼの身長は2メートル以上であったという・・・

 

古代宇宙人説として、これらの映画を観ると又面白いと思う。

花粉症で辛い人は、家で映画を観ては如何ですか?