私は、自他共に認める嫌韓である。
南北朝鮮共に嫌いである。
が、そんな私でも、韓国映画は日本映画より面白いと認めざる負えないのである・・・
アカデミー賞をとった"パラサイト"を初めとして、映画の持つドキドキ感が満載である。
昨今の日本映画の質の低さに、金を出してまで観たい物が無いのが現実である。
一言で言えば、2時間ドラマ並みなのだ・・・
これは映画に限ったものでなく、ドラマにも同じ事が言える。
予算が無いのか、詰まらないドラマばかりである。
それでも昭和の頃のドラマは面白かった。
私のバイブル的存在の"白い滑走路"とかは、なんと26話から出来ていて、登場人物を丁寧に描いているのが分かるからドラマに入り込みやすいのかもしれない。
先日、故渡哲也氏のオマージュではないが、ネットで"熟年離婚"を観た。
定年退職と離婚といった問題を正面から描いたドラマとして、当時話題になっていた記憶がある。
最近では"コロナ離婚"が流行っていると訊いたし、犬でさえ"コロナノイローゼ"に掛かると言うから驚きである。
今まで仕事しかしていなかった亭主が、定年と共に家に居座ったら妻がノイローゼになって離婚となるのは理解できる。
旦那が会社を定年退職したら、妻は家事を止めて分担しても良いと私は思っている。
日本の男との多くは、妻を"家政婦"と勘違いしている気がする。
さて、ドラマの話だが、登場人物も多いのに全9話は、短すぎてこれだけでも心の葛藤等が掛け足過ぎる気がした。
熟年離婚なのだから、子供達で無く"夫婦"の廻りをもっと丁寧描くべきであった。
渡哲也演じる豊原幸太郎は、定年の日に妻洋子(松坂慶子)に離婚を言い出される。
詳しく書くと切りが無いので、私の意見から言うとナンセンスなドラマである。
脚本家が男であるから、こんな駄作になったのだと思う。
折角、渡哲也と松坂慶子を起用したのに勿体ないく、残念である。
劇中結婚生活35年で、蓄積された離婚への決意は、ぜったに揺らがない。
特に女性の意思決定は揺らがないのを分かっていない・・・
確かに離婚に至る過程では揺らぎもあるが、"結論"を出したら揺らがないのが女で、揺らぎ続けるのが男である。
豊原家は長女・長男・次女の3人の子で、この時点で皆成人しているから、後顧に憂いがないし、離婚しても互いが親であることには変わりがない。
洋子は、離婚と同時に就職をした。
それがインテリ販売の大手の会社で、社長が高校時代の同級生であった。
社長の佐竹(長谷川初範:独身)が、「貴方のこれからの人生のお世話をさせてください」とかまで言われて揺らぐ女がいましょうや・・・?
仕事も才能を認められ、海外研修まで会社からオファーされてそれを断るか?
挙げ句の果てに「私、戻りたい・・・」と豊原に言う始末・・・
この時点で興醒め状態になった。
夫婦の寝室が別のことから豊原夫妻はセックスレスなのは間違いない・・・
そこに、金持ちな同級生から、付き合って的な事を言われたら断る?
おばさんを女性と観てくれている人が目の前にいるのに!!!
これは、脚本家が、女心が分かっていないのか?、それとも男としての願望なのか?
豊原も妻と通うはずだった英会話教室の講師の33歳年下の女性と良い関係になりつつあったのに、ここもじっくり描けば面白かったはずだが・・・
ここは、洋子は佐竹と結婚を前提として付き合い、仕事バリバリで、豊原は年下の女性と良い関係になり、海外協力隊で中米に橋を架けに行くという、それぞれ第二の人生を進み始めましたで終えるべきであったと思う・・・