ドイツの実業家に、ハインリッヒ・シュリーマン(1822〜1892)という男がいた。
彼は子供の頃に読んだ、ホメロスの"イリアス"に出てくる"トロイ"は、伝説ではなく実際に存在したと確信して、私財を使って発掘調査をした。
考古学会は彼を気狂い扱いして、物笑いの種とし馬鹿にした。
1873年に現在のトルコにおいて世紀の大発見をしたのだ。
"プリアモスの財宝"を発見したのだ。
この当たりは"古代宇宙人説"に通じるものがある。
神話は創作でなく、古代人が実際に目にしたことを、彼らの理解力で書いたのもである・・・
さて、このシュリーマンの話に近いのが、マジンガーZに出てくる"Dr.ヘル"である。
彼は、古代ミケーネ人がドーリア人から島を守る為に巨人兵を使って撃退したという伝説を信じて、地中海のバードス島を発掘調査して、機械獣軍団を発見した。
ヘルは自分を気狂い扱いした学会と世界に復讐するために、世界征服を実行するが、兜十蔵博士がDr.ヘルの陰謀から孫を守るために作った"マジンガーZ"と死闘を繰り返すのである。
Dr.ヘルの幹部家臣としてアシュラ男爵とブロッケン伯爵が登場する。
このDr.ヘルが頭が良いのか馬鹿なのか、大人になってから観直すと微妙と言うよりは、"馬鹿"と傾いた。
戦略的に間違っているのだ。
地中海のバードス島が本拠地なのに、何でまた極東の日本の富士山麓の光子力研究所を狙うのか?である。
地中海から駿河湾まで巨大潜水艦のサルードで来るって、一月は掛かるのに、毎週来てしまう・・・
流石にこれではスエズ運河を通ることは出来ない・・・
又、通行料の4000万円払うとも思えない・・・
戦略的に言うのなら、先ずはギリシアを侵略してから、ヨーロッパを制圧すべきである。
どうしても、超合金Zや光子力エネルギーが欲しいなら、ブロッケン伯爵に極東をアシュラ男爵は欧州と多方面展開させるべきである。
グールは飛行要塞であるから、かなりの速度が出るようである。
戦術も不味い・・・
Dr.ヘルは、機械獣軍団を持っているのに、何故小出しに運用するのか?
日本を狙うのなら、霞ヶ関を占領して、日本政府から光子力研究所へ圧力を掛ける手もあるのに・・・
まさか、武士道的に真っ向勝負が好きなのか???
機械獣軍団から20機もあれば、一月掛からず欧州は陥落するはずだ。
マジンガーZは一体しかないのだから、波状攻撃で休む暇を与えないという作戦もあった筈だ・・・
マジンガーZを観ていたのは、私が小学生の頃であった。
因みに初めて買った超合金は、グレートマジンガーであった・・・
流行ったのは、塩ビの大きなマジンガーZの人形であった。
確か当時3800円ぐらいであった記憶がある。
昔は感じなかったが、今観ると、主人公の兜甲児の性格が悪い!!!
一言で言うと"独りよがりの自分勝手な人間"なのである。
漫画の甲児とTV版では全く違うのだ。
だから、TV版だと敵方を応援してしまう自分がいたのだ・・・
どう見ても有効な戦法は、波状攻撃である。
グールとサルードに10体づつ計20体の機械獣で光子力研究所を攻撃したら、絶対に勝てたと思った。
しかし、永井豪先生の発想にはビックリである。
アシュラ男爵は右側が女性で左側が男性である。
ブロッケン伯爵は首と胴体が切り離れている・・・
マジンガーZの魅力は、正に敵のキャラクターが素晴らしいからだと思う。
次はいよいよグレートマジンガーである。
これはこれで楽しみである。



