昨日、こきら約100㎞北西にあるカマリロ空港まで、ランチをしに行ってきた。
“Way point cafe”は、空港内にあるアメリカンダイナで、何時も混んでいるのである。
トーラス空港を10:30頃に離陸して、ビーチに出てからはビーチ沿いを北上していく。
ホモサビーチ、マンハッタンビーチまで来れば、LAX(ロサンゼルス国際空港)の滑走路の端である。
数分で来てしまう。
車なら渋滞するから、やはり空を飛ぶと早い‼️と実感する。
このビーチ沿いは、LAXから離陸して行く旅客機の進路を妨害しない様に、500ft(150m)以下の高度であるが、下の人の顔は分かるほどの低空飛行で、毎回この辺りを飛ぶと、フランシスココッポラ監督の“地獄の黙示”のヘリコプターのシーンを思い出す。
LAXの滑走路が3時の方角に来た時、私は右側を確認すると今まさに巨大な旅客機が離陸したところであった。
ウェイクタービュランス(ジェット機のエンジンから出て行く排気が渦を巻いている)を喰らうと、小さなヘリコプターはかなり揺れるが、こちらは既に滑走路を過ぎているため問題なかった。
何年か前に、同じルートを飛んだ時には旅客機が見た目20cm位の大きさで左上方に見えていたら、LAXの管制塔から「ウェイクタービュランスに注意しろ」と無線で入ってきた。
それから間もなく機体が揺れた…
さて、LAXの次は、サンタモニカ空港の管制エリアに入るから、タワーとコンタクトして、海岸線北上の認証を受ける。
前に書いたが、空港にはランクがある、
LAXや羽田空港は“クラスB”で、ここエアスペースに入るには、管制塔の“許可”が必要であるが、その下のクラスCは認証で良いのだ。
極端な話、こちらから要望を発信したら入っても問題ないのである。
サンタモニカからマリブ迄海岸線に沿って飛んでいくと、10年くらい前に彼女とデートで行ったレストランとかを上空から見下ろして懐かしく思ったりする。
ポイントデューンを過ぎると海兵隊の基地があって、飛行禁止空域の為、右旋回して高度を上げながら、山と山の間を縫う様に飛んだ。
一気に山の上に出てもよいのだが、低空を縫った方がヘリコプターらしい飛び方である。
昔、ヘリコプターの訓練中に教官に「何でこんな高高度を飛ぶの?」と聞かれた事があった。
そこはコロナ空港の空域であった。
コロナ空港はクラスGの空港で、管制塔がないのだ。
そして、英語が喋れない日本人が飛行機の免許を取りに来ているところでもある。
だから、私は低空を飛びたくなかった。
確か1500ft辺りがトラフィックパターンで、その高度で飛行機は離発着訓練をする。
わざわざ、同じような高度を飛び危険を犯すよりは、4000ft辺りを飛んだ方が安全だと言ったら、教官は「それは飛行機乗りの考えだ」と言われた。
サンタモニカ山脈を越えると、広大な畑が見えて来る。
カマリロ空港の管制塔は、着陸の許可はくれたが、“TAXIWAY”(航空機が走る誘導路のこと、因みに、誘導路を走る事をtaxingと言う)、滑走路どちらに降りて良いとの許可は出ていなかった。
これて、プチパニックになると、隣の友人兼インストラクターのHが、「ヘリパッドと直接降ろして」と言ってくれた。
ヘリパッドは2つ有ったが、前には何とコーストガードのヘリコプターが止まっていて、燃料補給と乗組員が数人ヘリの周りで作業しているのが見えた。
そして皆、こちらに注目している。
緊張した‼️
まあ、普通に着地したが、Hは「ホバーで揺れましたよ」との指摘。
前にも、ロングビーチ空港のイタリアレストランに行った時、レストランの真正面に駐機場があって、そこに降ろして行く時、レストランの二階席の客全員に注目されて緊張した事を思い出した。
建物の中から誘導員まで出てきて、映画の様な展開で、緊張MAXであった。
昔から私は人一倍緊張するのだが、緊張感が大成功へ繋がるタイプの人間だった。
まあ、お調子者とも言うが…
このダイナは、一般客もいるが、飛行機乗りも多い。
あ、“紅の豚”のジーナの店を想像して貰えば感覚的にお分かりだと思う。
帰りは、海岸線ではなく山の中のコースを選んだ。
途中、仮飛行禁止エリアがあって、そこを迂回しなければならなかったが、そこが元バスケットボールのスーパースターのコービーさんが落ちた場所であった。
正に山脈の中であった。
霧の日にここを飛ぶってねーと私は思った。
山地に屋敷らしきものが見えたので行ってみると、何も無かった。
Hの話だと、山火事で皆燃えたらしい。
家の土台やプール跡はあるが、建物が綺麗に無くなっていた。
しかし、山々はこの辺りにしては珍しく緑一面であった。
山火事で燃えたため、養分たんまりと言うわけである。
しかし、空から地上を眺めると、日本は世界でも恵まれた土地、神々の土地である事を痛感する。
サンタモニカ山脈も言ってみれば裸山で、低い草程度しか生えない。
これが日本であれば、一面木々に覆われているはずだ。
日本は日本らしくしていれば良いと思う。
欧米をまねる必要はないのだと空の上から痛感した。



