毎日気狂いじみた暑さが続いている。
7月後半まで雨が多く寒かったが、今となっては懐かしい・・・
夏にバイクに乗るのは、気狂い沙汰だとハーレー仲間同士でも話している。
友人Kは、「夏は暑いから乗らない」「冬は寒いから乗らない」「雨の日は乗らない」と言っているので「お前は一体何時ハーレーに乗るんだ?」と問い詰めたことがある。
彼は私より10歳年上であるので、今年64歳である。
「残された時間は少ないぜ。時は待ってくれないぜ」と発破を掛けてやったりもした。
「来年は初北海道行くぜ」と息巻いているが、どうなることか・・・
そう考えると、バイクに乗れる時間は極端に少なくなる。
夏と冬は乗らないとすると、春と秋のみであるが、それも雨の日は乗らないというと、乗れる日はざっと4ヶ月間になる。
それも土日となると年間で34日となる。
貴重な一日なのだが、何時までも時間は永遠と思っているのであろうか・・・
70歳になると、バイクを降りるかどうかと言う瀬戸際が来るという。
それを考えるとKの残されたバイク人生は200日を切るのだ・・・
そんなKが「暑さで死ぬぞ」と忠告してくれたが、先日私は独りツーリングへ出かけた。
朝5時前に石神井の自宅を出発して、東北自動車道→北関東自動車道で太田桐生ICで降りて、国道122号線で渡良瀬渓谷経由で中禅寺湖へ行ってきた。
桐生市内を抜けて山道に入ると、早朝だけあって車通りもまばらであり、何より涼しかったのだ。
その涼しさの中で、ふと懐かしい匂いを嗅いだ。
それは高原の夏の朝の匂いである。
子供の頃、軽井沢や伊豆高原の別荘で過ごした時を思い出した。
朝早く眠い中起きて虫取りに行ったときに嗅いだ匂いである・・・
122号線は足尾銅山付近まで高度を上げていくので、夏用の装備ではひんやりとしていた。
Tシャツにメッシュジャケットの装備だと、寒いくらいであった。
足尾銅山を掠め日足トンネルを越えて日光に入るのだ、この日足トンネル内が寒かった・・・
トンネルを抜けると蒸し暑かった・・・
足尾の方が涼しかった・・・
国道120号線に突き当たると左折して、いろは坂に至る。
いろは坂を私のイシュタール号は快調に登っていく。
3速でアクセルオフにしてエンジンブレーキでカーブを曲がり、アクセルを開けると心地よくエキゾーストからハーレー特有の排気音が聞こえて心地よい。
車をごぼう抜きして中禅寺湖に至った。
この写真を撮ったのが朝の8時丁度であった。
標高1200メートルを超えていると流石に涼しい・・・
ここから湯の湖を経由して金精峠を目指し、関越で帰宅する予定であった。
金精トンネル内は、この夏一番の寒さであった。
途中丸沼高原でソフトクリームを食べようと思ったが、朝早すぎで店が開いていなかった・・・
立ち寄り湯も同じで、皆オープンまであった・・・
老神温泉まで来ると既に気温は30度くらいであったのか、暑かったが、途中で赤城・昭和の看板に惹かれて左折した。
県道267号線で薗原湖を掠めて県道62号線を右折した。
暫く行くと行き先案内の看板が見えたが、どちらも昭和ICと書いてったので直進したが、それが間違いであった。
アメリカの標識と比べると日本の標識は、不親切である。
何処を曲がるのかが分からないのだ。
はっきりと「ここ!!!!」と書いてあれば良いのに、標識が手前過ぎて返って迷ってしまうのだ。
更に"昭和"と"沼田"を勘違いしたらしい・・・
"昭"と"沼"が似ていて、ぱっと見の一瞬では勘違いを起こしやすい・・・
結局、時間を掛けて走った割には、関越の乗り口は昭和ICでなく沼田ICであった・・・気が抜けたぜ!!!
関越に入ると高崎に向かって標高を落としてくため、暑さが厳しくなっていくとその時、いきなり車列が遅くなった。
前を見ると赤色灯を点けた群馬県警のパトカーが、法定速度の80㎞で走っている。
流石に抜く馬鹿いない・・・と思いきや、居ました馬鹿が!!!
しかし、微妙な速度で抜いて行くから一応は気を遣っていたのだが、やはり浅はかとしか言えない・・・
スピード違反は着られなくても"安全運転義務違反"や追い越し車線をちんたらと走っていると"通行帯違反"で捕まるのである。
これは警察官の気分次第であるから、敵に弱みを敢えて見せるのは愚の骨頂と言わざる終えない。
茨城ナンバーのレンタカーのマイクロバスが、パトカーを抜いたが、こいつはロックオンされた・・・
我々警戒派のドライバーからすれば、こういった脳天気な奴が捕まれば、一気に加速して行けるのだが・・・
これってアフリカのサバンナで、ヌーの群れがいて一頭が生け贄となってライオンに倒されれば、他のヌーたちは安心してライオンの近くに寄って草を食べることが出来るのと似ている・・・
日本の高速道路が、アフリカのサバンナと化していたのだ!!!
まあ、気温はアフリカ並みだが・・・
上り寄居PAに私の好きなレストランがある。
そこでランチを食べようと思ったが、時計を見たら11:10であったので、トイレに行って帰ってくれば開店するなと思ったが、一向にその気配が無かった。
余りの暑さに待ちきれず、後ろ髪を引かれる思いで出発した・・・
暑いときは、気化熱で体温を下げるタオルのような物を首に巻き、水につけて水分を含ませるベストも着込んだ。
確かに涼しい・・・
無事に自宅に着いたが、時計を見てビックリである。
11:10なのだ!!!!
あれ?一時間勘違いをしたのか???
暑さでボーっとしてしまったのか???
取りあえず、その日のランチは自宅で食べた・・・
しかし、やはりツーリングは楽しかった。
暑さもそれほど苦しくは無かったし、結局は行ってしまえば何とかなるし、楽しいのものである!!!
今度は何処へ行こうかな

