世の中世知辛い話ばかりである。
先日、旅から帰ってきた。
三泊四日でったが、清里のキャンプ場から糸魚川へ抜けて斑尾高原のコースであった。
清里ともなると、標高が1000メートルを超えるため、朝晩の冷え込みが激しい。
距離的には650㎞ほどでたいした距離ではなかった。
家に着いて洗濯物をMOTORHOMEから出していると、ドアが開かなくなった!!!
よくよく観ると、ドアの上部と下部に着いている鉤爪の下側が戻らなくなっていた。
恐らく何かが折れて開かなくなってしまったのであろうが、その間運転席側のドアから出入りしたが、ノブを引いて舌の鉤爪をてで手前に引くと開けることが出来た。
買ったディラーの工場が横浜市都筑区にあるため、仕方なしに昨日朝一番で持って行った。
6時に家を出れば、環状八号線もそれなりに流れているし、工事は9時からなのでそれまでMOTORHOMEで珈琲を飲みながらTVを観て待っていれば良いだけである。
それでも第三京浜の乗り口まで小一時間はかかっているが、第三京浜から港北ICまではあっという間である・・・
工場には7時15分くらいに着いたが、なんと社長が既に来ているではないか!!!
メカニックも8時前に来て、直ぐに作業してくれた。
しかし、毛唐は修理やメンテナンスすることは考えていないのか?と思うほど、ドアとドアの内張は頑丈に両面テープで貼っている。
壊れないのならそれでもOKだが、壊れるのだから意味不明な作りである・・・
アドリアは、車はマカロニ製で本体はスロベニア製である。
スロベニアはローマ帝国の一部であり、長靴のイタリア半島の膨ら脛辺りの国である。
近世ではユーゴスラビアの構成国として、社会主義国家であったが、平成3年に独立宣言してスロベニア共和国となった。
アドリア社は私と同じ生まれ年で昭和40年に設立された老舗であり、欧州でのMOTORHOMEシェアも一二をであるという。
会社の方が国より古い歴史である。
結局11時過ぎに修理完了したが、原因はノブを引いたときに鉤爪が戻る為のスプリングが折れていたという・・・
獣製品が無かったため、メカニックが作ってくれたが、純正品の倍の太さのスプリングのため折れる心配は無いとのことだが、ドアは両面テープでの未着ではなく以降のメンテナンスを考慮に入れてネジ止めとした・・・
輸入車の天板であるが、日本人の手が入って完成度が高まるのである・・・
修理が終わり帰宅すると、まだ12時を廻ったばかりであったので、面倒くさいことは一時にやることにした。
ハーレーに取り付けたドライブレコーダーが壊れたので、修理に出していた。
これが、ハーレー店の工場内でおかしくなったのだ。
ドライブレコーダーは黙して語らずだが、粛々と仕事をしている。
ディラーの工場内で、突然映像ファイルにエラーが出始めていた。
営業のMが私の家に引き取りに来たとき、店に着いて車から降ろすとき等々は克明に録画していた。
工場内の風景も録画していたが、あるファイル(数分おきにファイルを作る)から突然エラーファイルになっているので、店内での何らかの不具合が起きたことは明白である。
精密機器が付いているのだから、電気系をいじるときは、バッテリーターミナルを外すべきであろう・・・
「直ったので店に寄ってください」とMから連絡が来たし、今週は天気が良さそうなので、独りツーリングも楽しめるので、思い切って行った。
その折、担当Mとミラー交換の話が出た。
ネス製のミラーを買うことにしたが、ふと考えると、今年もUSAに戻る時期が近づいているので、LAで買えば日本より数段安く買える。
"ドラックスペシャルティ"の電話帳のような厚みのカタログに載っており値段を調べると一つ89.95ドルである。
ミラーは左右なので179.90ドル+TAXなのだが、私の友人の店で買えば、カタログ価格から25%DiscountとTAXが無いのだ。
バイクパーツの輸出もしているので、日本に送るのであれば消費税は掛からない・・・
「で、いくらなんだよ」と尋ねると、税込み34000円と工賃1000円下さいとのことであった・・・
「高い!!! 33000円でどうだ?」と値引き交渉すると「それは、ちょっと無理です・・・」と言いながら電卓を叩くM。
しばらくPCの画面と睨めっこして分かりました。これでどうですか?
「30240円です」
「???・・・」
状態になった私・・・
だって、33000円払うと言っているのに、それより安い料金を言うって、時蕎麦じゃあるまいし・・・
結局、30240円込み込みとなった・・・
営業担当Mには、いつも笑わせて貰っている。
世知辛い世の中に、一服の清涼剤的な話である。
ああ、彼に祝福有らんことを・・・

