先日、CATVで放映していた日本映画"エヴェレスト 神々の山嶺"を、MOTORHOMEの旅先で観た。

当初、この映画を北海道旅行中に観ようと思っていたが、私の骨折入院でこの映画を入れたディスクを車のプレーヤーに入れたままであったため、先日観ることになった。

 

日本映画専門チャンネルでも大々的に宣伝していたし、面白そうだから楽しみにしていた。

物語は阿部寛演じる天才クライマーの羽生丈二を軸として、山岳カメラマンの深町誠を岡田准一が演じている。

物語は日本のエベレスト登頂隊に随行していた深町が、カトマンズの町の店先でコダックの古いカメラを見つけることから始まる。

このカメラは、イギリス人登山家のジョージ・マロリーとアンドリュー・アービンの二人が持っていたカメラと同型であった。

この二人は、エベレストに人類初登頂に出かけたまま帰ってこなかった。

その為、歴史的には昭和28年5月29日にイギリスの登山隊のエドモント・ヒラリー(ニュージーランド人)とネパール人のテンジン・ノルゲイとなっている。

しかし、もし店先のカメラがマロリーの物であって、そのフィルムに山頂の写真が写っていたら、歴史が変わると深町は思って手に入れるが、そのカメラが盗品であると持ち主が現れる。

それが、死んだはずの登山家羽生であった・・・

羽生丈二が生きていると言うだけでもスクープあり、更にカメラがマロリーの物であったら・・・と色めき立つ深町であった。

日本に戻り、出版社の編集長に直談判して、金の都合を付けて貰う。

意気揚々とカトマンズへ戻る深町!!!

 

ここまでは、映画に引き込まれていたし、実際、「最近の日本映画では一番面白いかも!!!」と私の心は躍った。

 

羽生丈二は、前人未踏の南側絶壁からの冬季単独登攀(とうはん)に出発した。

深町は羽生を追ってカメラで記録を取るが、最終的にはついて行けずに一人下に降りて彼の帰りを待っていた。

しかし、羽生が戻ってくることは無かった・・・

 

日本に帰り、何故か荒れる深町!!!

この当たりから「????」状態になった。

結局またまた金を社から出して貰って再度ヒマラヤへ向かい、深町もエベレストを登り始めた。

 

実は私もエベレスト登頂に誘われたことがあった。

1000万円出せば、酸素ボンベだけ自分で背負って登れるらしい・・・

他の荷物は現地の人たちが運んでくれるというのだ。

1億円出せば、現地人が背負って山頂へ連れて行ってくれるという・・・

しかし、それでも行けなかった人を知っているので、やはり事前に低酸素の訓練は必要だと思う。

 

さて、ネタバレになるが、最終的に深町は8000メートル辺りで、羽生の凍っている遺体を見つける。

そこはマロリー等の遺体もあった。

すると、深町に羽生の声が届く!!!

自分は単独登攀は成功し山頂へ行った帰りにここで息絶えたことや、深町の探しているフィルムはマロリーのリックの中にある事も教えてくれる。

まあ、この有り得ないことに納得がいくかいかないかであるが、私はこれも有りだとかなりの寛容さで我慢したが、次の一言で怒り炸裂となった。

「フィルムなんてどうでも良い、あんたを連れて帰る」である。

「お前は何しにここまで来た?」と思わず叫んでしまった!!!

だって、他人の金でネパールくんだりまできて、結果を持って帰らねば、詐欺と同じだ。

そもそもプロとしてのスタンスが、映画の初めとではブレブレで驚いてしてしまう。

 

それでも死体を背負って帰るのかと思ったら、自分の額と死体の額を合わせて心を連れて帰るって、意味不明な展開だ。

そして、吹雪の中麓まで戻っていて、深町の顔のアップで映画終わる!!!

これは、正に辻斬りと同じで、背後からバッサリの終わりに納得のいく人は居るのか????

 

監督が馬鹿なのか、脚本が駄目なのか、正に日本映画が地に落ちている証拠である。

この映画は"テロ行為"そのもので、作った奴らはテロリスである。

観た人を苛つかせる!!!

 

正に、エベレストの9.8合目から突き落とされた気分で、不愉快になった。

 

まだ観ていない諸子、この映画を観てどう思うか?

観る勇気があるか?

金を出して映画館に行った人は災難である。

無用で観た私がここまでの怒り心頭に発すであるのだから・・・