この世の中で絶対に確実なことは一つある。
それは、私たちの"死"である。
この世に生まれてきた限り、絶対の訪れるのは死であるが、死があるからこそ人生を有意義に送ることが出来ると思う。
統計によると、先進国の中で日本人だけが、歳を取ることを嫌がるという。
30代の頃は「40になったらおっさんだ」と思っていたし、50代になるともう人生お先が無いと思っている人も多いらしい。
企業の定年が60歳で、会社を放り出され、運良く再雇用されて同じ仕事なのに給料が下がるって意味不明である。
企業側は年金が貰えるから低賃金でも良いと言うが、これって「お前の家は金持ちだから給料安くて良いよね」と同じである。
政府は働き方改革とかいうが、こういった企業の不正を高額罰金を設けてお灸を据えねばならない。
政府は70歳まで働ける環境を作るとか行っているが、どうせならUSAのように定年を廃止してしまえば良いのだ。
この前乗った飛行機のパーサーは、御年69歳の男性で(お姉キャラであったが・・・)、「日本の年金はもう貰ってますが、あと人年ここで働けばUSAの年金も貰えますので頑張ります」と言って食後の赤ワインとバニラアイスにイチゴをのせて、チョコレートクリームを掛けたデザートを持ってきてくれた。
彼の話だと、デルタ航空の最長老は82歳らしいし、機内でよく顔を見る女性のキャビンアテンダントも金髪のおばあさんである。
しかし、しっかりしていて、私がトイレに行くときちょっと話すと、「何か食べます?」と聞かれスナック類を見せれる多ので、「じゃあこれとこれ」と言うと、「コーヒーと一緒に席に置いておきますね」と笑顔で言ってくれた。
席に戻ると、ちゃんと置いてある。
詰まり、仕事のリタイアは、歳ではなく、キャビンアテンダントとしても仕事が出来れば何歳でも問題はないというとである。
非常口の扉を開けることが出来れば80歳であろうが、90歳であろうが20歳であろうが同じである・・・
USAでも大企業になると、日本と同じで年齢給があるらしく、若いキャビンアテンダントはそれだけでは食べていけないらしいが、それなりにキャリアを積み、国際線勤務になると貰えるらしい・・・
だから、おばあちゃんになっても辞めないという・・・
日本人の多くの人は、どうも仕事が趣味になっているらしい・・・
いやいやなのか、仕方なくなのか、仕事に365日関わっている感がある。
金を稼ぐために仕事をするのか、仕事をする対価が金なのかであろう。
これは似ていて非なるものである。
仕事をしないと生活できないとう考えでは、充実した人生は送れないと思う。
これが欲しいから金を稼ぐは、人生の主が自分の心でる。
この両者が定年を迎えることは、それからの人生が天と地ほどの差がある。
飛行機の訓練中に、チャート(航空地図)で数度ズレても問題ないと思っていたが、それは地上を進む車レベルの話で、何百㎞も飛んで行けば数度のズレが数十㎞のズレになって、予定していた飛行場に着けない事態もあるのだ。
そうなると給油等が出来ずに最悪墜落である・・・
人生も仕事に飲み込まれては駄目で、趣味を中心に置いた方が充実する。
10年くらい前であろうか、仕事で付き合っていた大手百貨店の部長がいた。
いつもは仏頂面していた彼が、私が鉄道模型を趣味としているのを聞いて、車両をくれたのだ。
そのことから話すようになると、自分はもうすぐ定年になる旨を打ち明けられた。
そして、数年前に手に入れたボロボロの動かないMGを定年後にリストアしてそれに乗って日本中旅行するが夢と聞いた。
私はこの写真のミニカーを探して海外から取り寄せ、彼にプレゼントした。
その時のうれしそうな彼の笑顔を忘れることが出来ない。
彼は定年の日を楽しみに待っているのだ。
恐らく、私が自分同じ種の人間であることを嗅いだのだと思う。
こういう話は、話を理解できる人で無ければ、話しても面白くないから・・・
また、USAの友人も自分は60歳になったら仕事を辞めて夢を叶えると言っていた。
これはアメリカの名車のコブラであるが、アメリカではこれのレプリカのキットカーを販売してる。
日本では余り聞かないが、要するに本物のプラモデルである。
エンジンから組み立てると言っていた。
その為、家のガレージを改造して、これを買う日を楽しみしている。
因みに、アメリカでは自分で作った車も保安基準を満たしていれば、ナンバーを付けて公道を走ることが出来る。
日本とは大違いだ。
「自分は何歳になったらこれをしよう」という人生設計がなされていれば、歳を取ることが楽しいと思うはずだ。
私も楽しい・・・
53歳になったが、20代よりも今の方が格段に楽しいし。
ただし、最近友人等からはバイアグラ等の薬を進められるが・・・
死ぬ事すら待ち遠しいと思えるほどである。
さて、皆さんはどうですか?
死はゴールでは無く、新たあるスタートだと思います。

