面白い海外ドラマを見つけた。

トルコのドラマで、"オスマン帝国外伝〜愛と欲望のハーレム"だ。

これは、オスマン帝国の第10代皇帝スレイマン1世と彼の妻ヒュッレムを中心とした大河ドラマである。

スレイマン1世は、オスマン帝国最大領土を拡大し、絶頂期を迎えた偉大な皇帝である。

先ずはオスマン帝国についての知識が必要であろう。

オスマン家出身の君主を戴く多民族国家で、1299年にオスマン一世が樹立した国家で、メフメト6世が廃位した1922年(大正11年)までの国であり、その後はトルコ共和国となり現在に至る。

メフメト2世が1453年に東ローマ帝国(ビサンチン帝国)を滅ばし、コンスタンティノープルをイスタンブールと改名し、ここを首都とした。

19世紀初頭までは、最強の国の一つで、ヨーロッパが束になっても適わない大国であった。

ポルトガルのヴァスコ・ダ・ガマが喜望峰を通るアフリカ南回りでインドへ行く航路を発見し、スペインからはコロンブスが西回りでインドを目指した。

何故、インドを目指すのか?

それは金より貴重な香辛料を得るためであった!!!

赤い部分がオスマン帝国で、ローマ帝国の2/3位の領土であろう・・・

これを観ても分かるように、インドへ行くなら陸路のほうが安全で尚且つ早いのに、何故海路なのか?

それはオスマン帝国が怖いから、スペインもポルトガルも避けて通らざる終えないからである。

 

これを頭に入れて、スレイマン1世を考えると、ドラマは彼の即位から始まるが、それが1520年である。

日本では戦国時代真っ只中で、甲斐の武田信虎が甲斐の戦国大名となったぐらいで、武田信玄が生まれたか生まれないか辺りである。

ヒュッレムはモスクワ公国(ロシア帝国の前身)辺りの人(諸説あるが、スラブ人で現在のポーランド、ウクライナ)と言われている。

ウクライナ人は美人である!!!

彼女はその辺りのキリスト正教の司祭の娘だったが、町を襲撃してきたタタール人に家族を惨殺され、彼女は奴隷としてオスマン帝国に売られた・・・

東ローマ正教、ロシア正教、ギリシア正教といった"正教"とは、ローマ帝国が東西に分裂し、東ローマ帝国の首都はコンスタンティノープル、西ローマ帝国の首都はローマであった。

ローマ帝国は313年にキリスト教を国教とし、それ以外の宗教を禁止した。

東ローマ帝国は正教、西ローマ帝国がカトリック教であった。

カトリックは説法や聖書をラテン語で行っているが、正教はそれぞれの言語で行っていた。

現在のイスタンブールにも正教が残っているし、正教人も存在している。

 

Hollywoodの映画やドラマだと、オスマン帝国は野蛮で好戦的で残虐に描かれているが、実は残虐なのはキリスト教徒の方である。

事実テンプル騎士団は、メッカ巡礼のイスラム教徒を惨殺したし、女子供までなぶり殺していた。

イスラム教徒の国が作ったこの作品だと、卑怯なのはキリスト教国家である。

オスマン帝国の周辺のキリスト教国家は、朝貢していたのだ・・・

 

スレイマン1世とヒュッレムとの出合いから、波乱が始まり、後宮の中の人間関係が怖ろしく、女性や宦官の私利私欲も相まって怖ろし展開となっている。

私は"Hulu"で観始めたが、未だ終わっていない・・・

大奥もそうだが、女性ばかりの世界は怖ろしい・・・

 

是非お薦めもドラマである。