今日、ひょんな事から"さらば宇宙戦艦ヤマト"を観てしまった。
これを劇場で観たのは37年ぐらい前であったと思う。
私は中学生であったし、日本中が"ヤマトブーム"で凄かった記憶がある。
新宿歌舞伎町の(東急系だった思う)1000人くらいは入れる映画館が満杯で、二時間待ちは少ない方で、下手をすると二回分待ちもあった・・・

先日友人と"死"に対する話をした。
"知り合いの死"、"友人の死"、"家族の死"であるが、この死に対する思いが、年齢と共に変わっていくのだ。
学生時代に、友人がバイク事故死や病死をすると、その衝撃は計り知れないが、この歳になるとそろそろ同年代の友が病死をし出す。
癌や心筋梗塞等々、死が近づいているのかも知れない。
そして、歳と共に膨大な情報量を蓄積し、又経験するから同じ問題も、子供の頃とは自ずと変わってくのかも知れない。

宇宙戦艦ヤマトの航海だが、前人未踏の往復29万8千光年の旅で、途中戦闘もあり乗組員の半数が戦死した。
この過酷な"人類を救うというミッション"だが、子供の頃なら自分が古代進、島大介となって皆のために頑張る!!!と思っていた。
因みに私の高校医大の友人Eは、「俺は真田志郎だ」と言っていたのは驚いた・・・変わり者であったが・・・

だが今は違う!!!
「幾らくれるか?」とか、「残りの人生、世界中で非課税だ」とか、「保証はどうなっている」とか、ああ大人になるって、心がブラックになると言うことか・・・

いや、だが、現実的に考えて、古代進以下、生き残ったヤマト乗組員は、王侯貴族的扱いは間違いないと思うし、最低でも地球防衛軍の幹部になっているはずだ。
護衛艦艦長とか、輸送船の船長とかあり得ない!!!
第一、「生死を賭けて戦ってもあの冷遇」となれば、軍の士気に関わる。
軍人とは信賞必罰が根本である!!!

テレザート星にゴーランド提督率いるミサイル艦艦隊が、ヤマトを待ち構えていたが、そもそも宇宙空間でミサイル???である。
現在のミサイルの最高速がマッハ3として、時速3500㎞である。
ミサイル艦艦隊とヤマトの距離は10万㎞だ。
発射してからヤマトに来るまでにざっくり30分は掛かる!!!
その間に逃げれるし、波動砲を打ち込み"TheEnd"だ。
ガトランティス帝国(白色彗星帝国)って、馬鹿なのか何なのか、意味不明である。
まあ、ガミラス人からすれば辺境の蛮族であるから、ドメル指令にフルボコ(ヤマト2199より)にされていたから、小マゼラン銀河にいられなくなり、民族大移動で地球に来たという落ちか・・・
結局、ガミラス帝国の責任かよ!!!
だから、宇宙戦ではミサイルやロケット砲は役に立たない。
ビーム砲ならば理論上は光の速度であるから、10万㎞も瞬きほどで着いてしまう。

最後に、高速中性の白色を消し飛ばし、都市帝国のバリアの動力源を真田史郎と空間騎兵隊隊長斉藤始の最後も涙ものであった。
「技師長、慌てず急いで正確にな」と言って弁慶の仁王立ちで死んでいたのだ。

しかし、そもそも決死隊を組織して都市帝国内部に行く必要があったのか?
月面基地にでも行って波動エネルギーの回復を待ち、波動砲で終わったような気がしたが・・・

巨大戦艦が都市の残骸から現れ、ズォーダー大帝の「宇宙に生きる者のその血の一滴までも私のもだ」と高笑いに「違う、宇宙は母なのだ、愛なのだ」と古代・・・
これでは話し合いにならない・・・

そして、古代は生き残った17名の退艦を命じて、一人巨大戦艦に特攻をする。
しかし、考えてみれば、今も左巻の平和憲法主義者よりもよほど現実的である。
「宇宙は私のもの、だから地球も私のもの、よってお前らの命も私のもの」と言っている奴に、真っ向から「それは違う!!!」と博愛を唱え、「宇宙に生きる者は全て平等だ、だから俺たちは最後まで戦う」と言っている。
テロリストと話し合いをと言ってる脳内お花畑よりもまともである。

森雪の遺体を艦長席の隣に座らせ、一緒に特攻だが、私の中学時代の友人Tが、「俺なら森雪を裸にして、おっぱい触りまくる」と言っていたのを思い出してしまい、ここの感動シーンが未だに台無しである!!!

子供の頃は、何故古代進が死ななければならないの?と真剣に思ったが、今なら「俺でもできるな」と思ってしまう。
日本と朝鮮が戦争をして、金正恩を殺す為なら、私はF15で奴の宮殿に突っ込める!!!
自分一人の命で、お国のためならば!!!と思える年頃なのだ。

そうそう、先日床屋に行っていたら、私の隣に座った90歳のお爺さんが「私はお国のために死に損ねた。天皇陛下の為に死のうと思っていた」と宣った。
彼は徴兵検査に行って甲合格が欲しかったが、体重が軽かったために乙となったと言っていた。
渋谷の役所の中庭で、たらふく水をのだが駄目だったと言っていた。
帝国軍人は、何歳になっても素敵であった。

同じ映画も、観る歳によって異なる感想を得る。
これが実に面白い。
心が綺麗になったのか、ブラックなのか・・・

良い映画は、何年経っても良いものだし、映画の曲を聴いていると心が中学生に戻ってしまう・・・

さて、次のヤマトの映画を観るかな