ヘンリー八世のドラマが面白い。
彼は王妃キャサリンと離婚したいが為、ローマ教皇と断絶してイギリス国教会を作るのだが、まあ日本人からすればハチャメチャである。
この頃、マルティン・ルターが唱えた宗教改革による新教と旧カトリック教会との戦いが始まる。

ヘンリー八世当時のイギリスは、フランスからの独立戦争(100年戦争)そして薔薇戦争(イングランドの内戦で、ヘンリー七世が王位簒奪してチューダー朝ができた)で疲弊していたし、ヨーロッパから観てもまだまだ二流国家であった。
因みにフランスも二流であった。
超一流はオスマントルコ、一流は神聖ローマ帝国、半一流はスペイン、ポルトガルであった。

これよりヨーロッパは宗教戦争が活発となり、多くの人々が殺される。
クリスマスツリーに下げる飾りは、この時代の首つり処刑を表しているという・・・
大木の枝に隙間なく人を吊したのだ。
織田信長公の比叡山焼き討ちなど可愛いものである・・・

このドラマを観ていると、日本とは国の根本が違うのが分かる。
王の傍若無人な振る舞いで、貴族諸侯から平民の命が虫けらのように扱われている。
この時代より300年ほど前のジョン王の頃にマグナカルタ(大憲章)が定められ、王の行動に規制を掛けたが、実際は守られていなかった。
日本ではそれよりも遙か前に604年に17条の憲法が制定されていて、天皇でも守らねばならなかった・・・
どれほど、日本が進んでいたのか!!!

因みに、ポルトガルのアフリカ航路(喜望峰周り)やスペインの新大陸航路は、勇気があったからでなく、インドとの交易がしたかっただけであった。
陸路で行くには、恐ろしいオスマントルコがあった為、行けなかったから、迂回策として出来ただけで、彼らの勇気とかとは別の情けない理由であった・・・
当時のヨーロッパが束になっても勝てない相手が、オスマントルコであったのだ。

戦後「日本が平和だったのは、平和憲法のお陰である」という馬鹿がいるが、16世紀に毛唐が日本にやってきたときも、実は日本を植民地にしようとしていたのだ。
だが、日本人の農民が欧州の農民と同じレベル、東南アジアの土民レベルと思っていたら、多くは読み書き計算が出来たことに衝撃を受けた。
あるとき伴天連坊主が「異教徒だと地獄へ行くから、神を信じなさい」とある農民に言ったという。
「数年前に死んだワシの爺様も地獄にいるのか?」
「異教徒であっただから、地獄にいる」
「爺様はワシを可愛がってくれたし、正直者であった。その爺様が地獄にいるというのならば、お前の神が間違っている」
と言うと、伴天連坊主は言葉を無くしたという・・・

それと、当時は戦国時代で、日本人が強すぎた!!!!
腰に下げている細い剣を馬鹿にしていたら、ヨーロッパのどの剣より良く切れ、人間の身体を二つに切ることなど造作もない・・・
こんな文化も凄く、国民の教育レベルも、戦いも凄い国を侵略できないから友好関係を結ぶしかなかったのだ。
そもそも、鉄砲を渡したら直ぐにコピーしてよりよい物を作るって、怖すぎる・・・

さて、16世紀、17世紀のイギリス王(女王)で有名なのは、エリザベス一世であるが、彼女は別に優れた君主であったわけでなく、他が惨憺たる君主であったから、この中ではエリザベスが良いよね・・・レベルである。
徳川綱吉公の"生類憐れみの令"の何が悪いのか?
世界初の動物愛護法であると、何故日本人は胸を張って自慢できないのか?
ヨーロッパ王侯貴族に比べれば、日本の歴史的統治者はどれほど優れていたか!!!!
舶来品を騒ぐよりも、先ずは自国の歴史をしっかりと勉強すべきである。
因みに日本史、世界史と言うこと自体が馬鹿げていて、アメリカのようにたかだか200年余りの国と違い、2675年の歴史がある日本では、毛唐が日本の地を踏んでからは、日本史と世界史はリンクしている!!!
ヨーロッパの出来事が日本に影響し、日本の出来事がヨーロッパでも影響を与えていた。
ルノワール、モネを初めとした印象派の画家達は、葛飾北斎、歌川広重等の日本の浮世絵に魅せられていたし、古伊万里等の陶磁器は王侯貴族垂涎の品であった。

まあ、理屈はさておき、ドラマを楽しむとしようと思うが、宮廷内はさぞ臭かったと思う・・・
そもそも風呂に入る習慣が無い国だ・・・
この当時の女ととてもでないがHなど出来ない・・・
病気が移りそうだし、臭そうだし、女性の又の想像(女性の読者は男根を思い浮かべて)しただけで、吐き気がする。
イギリス人(当時)は湯に浸かるのは、産湯とあと数回であったと言う・・・人生での話だ!!! 一日の話でなく、人生で湯に浸かるのは数回であった・・・
多分10㍍先からでも臭ってきそうである・・・

フランスのベルサイユ宮殿にはトイレがないのだ!!!
皆宮殿内で立ちションだし、女性はオマルである。
オマルでウンチ出来るように、あのドレスになったのだ!!!!
因みに貴婦人は、コルセットをしていないと立ち上がれなかったという・・・
だから、香水が進化したのだ・・・

今でも欧州では香水と臭い体臭が混ざって良い香りだというから、日本人には付いていけない・・・

そんなことを思いながら、ヘンリー八世のドラマを観ているのだ。