今日、8月21日16:20に、上の地下駅13番線から、札幌行きの寝台特急北斗星の最終列車が出発した。

約17時間かけて上野から札幌まで夜通し走っていくのだ。

私が子供の頃、特急電車には大抵食堂車が連結されていた。
良く両親に連れて行って貰った記憶があるし、新幹線ひかり号にも食堂車があった。
移り行く車窓を眺めながら、食事をするのは実に"旅"を実感させてくれるし、その時間と空間を満喫出来る。

しかし、速度の高速化と"面倒"から食堂車が無くなり、お弁当になっていった。
確かに駅弁も美味しいが、やはり食堂車には叶わない。

札幌まで一晩掛けていくなど、考えてみればこれほど贅沢な時間の過ごし方はないのではないか?

私も10年ぐらい前に、"カシオペア"に乗って上野から札幌まで行った。
最後尾の部屋を取って貰ったが、線路を見ながらワインを飲むなど最高な気分であった。
又、食堂車で薄暗く成り行く景色を見ながらの、フランシュ料理のコースであった。

昨今、訳の分からない列車が登場している。
七つ星とかいうが、私的にはあれは"列車の旅"ではない。

"列車の旅"の私の定義は、やはりA地点からB地点までの移動手段で無ければならない!!!
列車での周遊では、遊園地の乗り物と同じであるからだ。
A地点から乗ってA地点に帰ってきた・・・???
意味不明である。

そもそも、温泉地に行くとして、車で行くか電車で行くか、バイクで行くかの選択肢があるが、目的は温泉地であった、車、電車、バイク、バス等は"移動手段"でしかないのだ。
この移動手段を旅の目的と知るのは愚の骨頂である。
「まあ、やりたい方はどうぞ」なのだが・・・

こうなると、純粋な寝台列車はカシオペア残っていない・・・
(サンライズ出雲等は電車であって列車では無いので格が落ちる)

今回の北斗星の廃止は、車両の老朽化とのことであったが、新型車両で蘇るのか?
新型車両として蘇ったら、私も是非乗ってみようと思う。

今の世界は秒単位で動いている。
電車での移動も時速300キロ超の新幹線である。
だから、敢えてOFFの日ぐらい、秒から分へ、分から時へとゆったりとまったりとして時の流れに身を任せてみたくなる。

旅、非日常であるから、我々の心を擽る言葉では無いか?

ああ、又旅に出たくなってきた・・・