歴史を学ぶことは、我々の未来の予測になる。
"温故知新"である。

今、安倍政権は農協改革をしようとしているが、旧態依然とした既得権にどっぷりの奴は、そこの甘い蜜に群がる蟻のごとくに政治家や官僚がいるのだ。

では、百姓が良く言う「先祖伝来の土地」であるが、そもそも先祖伝来の土地など百姓に存在しない!!!

戦後のGHQの農地解放で、大地主だった人から小作人に土地が渡ったから、精々60年ぐらいが"自分らの土地"であり、明治より前は日本の土地全ては公方様の土地で、それを家臣の各大名に治めさせていたし、それ以前は律令制度により公地公民で天皇のものであった。

"滅私奉公"という言葉があるが、今は死語だと思ったら大間違いで、一流企業に勤めれば誰でも大なり小なりプライベートを犠牲にしている。
では、日本の歴史上最大の滅私奉公とはなにか?である。
これは明治の武士により廃藩置県であると何かで読んだ。
それまで、日本中の土地を所有していた武士が、その土地を明治政府に差し出したのだ。
日本が欧米に飲み込まれずに、世界の列強になるために、己の欲をすて、国家の為に尽くしたと言える。
これを考えれば農協改革など屁のカッパであるといえる。
明治政府を作り上げた人々も武士階級であったのを思えば、忸怩たる思いと日本の将来の為にという誇りが入り交じっていたのであろう。

今回は武士階級の成立の考察である。
何故侍がうまれ、日本を支配してきたのか?
それには日本の現代にも通じるものが見えてくると思う。

さわりを書くが、律令制度が整い公地公民となったが、それで一番困るのは豪族達である。
今まで自分の領地とそこに働く民がいたが、それを国に没収されたよう形になった。
豪族達は脱税を考えた。
今も政府もお得意の骨抜き政策をとったのが、723年に"三世一身法"を作り開墾した土地は三代に限りその人物という"土地の私有"を法制化した。
これは農民のためでは無く、あくまで豪族達の私利私欲のための法である。
「三代では物足りない」今で言えば相続税100%であるので、続いて743年に"墾田永世私財法"という開墾した土地は未来永劫個人所有を認めるという公地公民制度を根幹から揺るがす法律を作った。

ここまで見れば日本人のDNAには、法律を廃止して新法を作る的な発想が欠如しているように思える。
その法律を骨抜きにする法律が好きなのだ。
だから"憲法9条の解釈"を議論するが、憲法そのものを変えてしまおうという考え方にならないのだ。

そして、極め付けが"荘園"の登場である!!!

つづく