バビル二世のDVDを観たが、前半は子供の頃の記憶も有り、懐かしさがあったが、後半ははっきり言ってつまらなかった・・・

バビル二世についてちょっと説明すると、実は"古代宇宙人説"的な話である。

バビルという名の異星人が、今から何千年もの昔に地球に不時着した。
彼は母星に救難信号を送って救助の時を待ったが、その目印として原住民を使って巨大な"バベルの塔"を建造させた。
そして、その中に宇宙船にあったコンピュータ等を移してその時を待ったが、遂に母星からの救助は無かった。
バビルは原住民の女性を娶り子をなした。
そして世代が移って自分と同じ能力を持った子孫が生まれたときに、この遺産を相続させることにしたのだ。

それが古見浩一とヨミであった。
ヨミは己の能力で世界征服を企んでいるが、それを阻止するのが浩一詰まりバビル二世である。

まあ、TVアニメを見る限りヨミには徳が無く、世界統一政府の長になる器で無いことは確かだ。
バビル二世は、正義の味方でなく、ヨミの邪魔を徹底的にするだけの存在だ。
誰も彼に世界を守ってくれと言っていないし、人類を守る義務すら無いのだ。

そこで問題なのが、"正義の味方"の定義である。
仮面ライダーや新造人間キャシャーン、破裏拳ポリマー、キカイダー、バビル二世これは最近買ったDVDだが、これらを観ていて一番しっくり来るのが破裏拳ポリマーである。
ポリマーは父親である鬼瓦虎五郎(国際警察庁長官)を助けるために、ポリマーに転身して悪党を倒すのだ。
これなら理屈も合う。
だが、仮面ライダーだと敵はショッカーで、ショッカーは首領を頂点に大幹部、幹部、怪人、戦闘員の構成で地球征服を企む秘密結社である。

ショッカーが地球統一国家を樹立したら、怪人等は当然官僚となり、人間を統治する筈だ。
そもそも改造人間を作るのにだって莫大な研究費、開発費、施術費が掛かる。
その金はどこから出ているのか?
戦闘員は警察官や役所の役人になるはずだし、警部クラスには怪人になるはずだと、犯罪者はまず逃げることは不可能である。
オオカミ男(確かゾル大佐)が、「被害者の女性の首の汗とお前の臭いが一致する」と言われてしまう・・・

しかし、仮面ライダーは狭い了見でショッカーを悪と決めつけているが、ではショッカーが殺す人の数と、人間が人間を殺す行為(戦争、テロ、殺人事件等)のどちらが多いのか?
ショッカーが世界政府を作れば、飢えや宗教問題、人種差別等が無くなるはずである。

人間としてはどちらが良い世界なのか?
税金を上げ、年金を減らし年寄りを死に追いやる政府と、ショッカーとどちらが悪なのか?

子供の頃は単純に正義と悪がはっきりしていたが、大人になるとこれが複雑に関わっていて単純に言えないのだ・・・

昔のヒーローものを観ると新しい感覚で観てみるのも一興である。