何かで読んだが、織田信長についてである。

信長は、終わりの戦国大名織田信秀の子として生まれた。
しかし、この織田家は古渡城主であるだけで、織田家本家では無い。
守護大名からすれば、雲の下の存在であった。
しかし、彼は家督を相続してから"天下布武"を旗標に、天下統一を夢見た。

しかし、実はこれがとんだ"田分け"の考えであった。
現代の我々はインチキ歴史学者の戯言から、戦国時代は群雄割拠していたと習ってきた。
しかし、多くの大名達は天下など望んではいなかった。
自分の領地を減らすこと無く、少しでも大きくしたいだけであった。

だから、武田信玄も上杉謙信も天下など狙っていない。

これは、今で言えばこの「腐った日本国政府を倒して新たなる幕府を作ってやる」と言ってるのと同じである。
もし、皆の隣人にこのようなことを言っている奴がいたら、「こいつ頭おかしい」と思うに違いない!!!
そう、信長も正にそう思われていたのだ。

「政治家になって日本をよくする」はいる。
だがこれは、「室町幕府の奉行になって日本をよくする」と言っているのと同じ事である。

信長は、政府を倒して自ら新しい政府を造ると言っていたのだ。
それのビジョンを何となく理解していたのは、豊臣秀吉と徳川家康ぐらいであったと言える。

では、天下布武がどれだけ気狂いじみた狂言かというと、現代に言い換えれば、総理大臣候補が「おれが総理大臣になったら日本の武力でこの地球を一つに纏め、地域紛争を無くす」と言っているのだ。

自衛隊の武力で、アメリカは元よりロシア、ヨーロッパ、中国を跪かせるということである。
そして、国連に代り"地球帝国"を樹立させて、自らが初代皇帝になるというとこである。

さて、皆はこのような日本人が現れたら、どう思うか?
それが、500年前の日本人が見た織田信長である。

未だ尾張一国を治めていないのに、北は斎藤道三、東は今川義元、北条氏政、武田信玄、上杉謙信、西には毛利元就、長宗我部元親、小早川氏、池田氏等々有名どころの大名家がうようよいる。

さて、このうつけ者はどうやってそれを為し遂げていったのか?
この偉大な日本人の生き様に興味あるのは私だけであろうか?

つづく