赤い激突もいよいよ佳境に入ってきた。

しかし、このドラマ、まあ大映テレビだから、クサイのは当たり前だが、宇津井健の役の大谷高がウザ過ぎ!!!

まあ、大谷春子(松尾嘉代)が、植物人間になるかどうかが争点であるが、本人の強い意志で、「私は植物人間になりたくない。安楽死させて!!!」と家族に懇願していた。

そして、遂にXdayが来た!!!
大谷春子が倒れた。
春子の弟の天才脳外科医大谷二郎(石立鉄男)が、大谷家の面々に告げた。
「このまま放って置けば、姉さんは死ぬが、今手術をすれば命だけは助かるが、植物人間になってしまう」
そこで、家族でも意見が分かれるが、宇津井健が、「何が何でも生きていて欲しい」と言い張る。
母親の松子(赤木春恵)は、本人の願いを聞いてこのまま死なせてあげようという。

そして、遂に植物人間が完成してしまう。

しかし、冷静に考えると、これって正しい選択?
宇津井健は、動かない妻の手を取り「俺は、春子がいないと生きていけない。たとえこのままでも春子には生きてい欲しい」
子供のことなら、お涙頂戴かもしれないが、これってただの我が儘だ!!!!

これは、我々にも言えることだが、相手の本心をくみ取らずに、一人称のみで成り立っている。

「妻がいないと生きていけない」、「妻が私の全てだ」、「一緒に死にたい」全て、"私が"であり、肝心の妻の願い「安楽死」を無視しても己の野望である。

独りよがりの恋愛だ!!!

そして、大谷春子が"植物人間"になったお陰で、彼女を愛する誰かが、安楽死させて、警察が介入してくるのだ。

だから、病院で、そのまま死なせてあげれば良かったのだ。

こうなると、今の日本の現状、老人医療に行き着いてしまう。

死に行く者を生かし続けることが、正義なのか?
自然死は、眠るように死ぬらしいから、痛みも恐怖も無い。
ただ、我々が毎日眠るように、死ぬというのだ。

これを、医療の力を入れた途端、苦しみになるという。
末期癌だって、何もしなければ、苦しまずに死ねるという。
これを抗癌剤だの、手術だのと"医療"の介入で、痛みが何倍にも増え、ただ苦しいだけだという。

そもそも、末期癌ならば、"死"が結論であるのに、それを数日引き延ばすために、一体全体幾らの金が掛かるのか?

こんなドラマだが、今更ながら考えさせられる!!!