昨日、途中まで武士の家計簿を観た。

話は、加賀藩家中の猪山家が、主人公は、息子の直之である。
猪山家は、代々算用者として、今で言えば経理部のようなものである。

見習いから始まり、本採用となるらしいが、加賀百万石なれば、算用者も常時120名以上いたらしい。
しかし、見習い期間は、お手当が出ないと言っていた。

猪山家は、父信之は、昔江戸詰の折の門を朱色に塗る必要があったが、当時江戸屋敷には予算が足りなかったらしく、そこで一計を案じ、事なきを得た手柄で、70石の知行取りになったという。
この赤門は、現在の東大である。

因みに、直之の妻は、町同心の父と商家での母との間の子らしいが、この時代、武士は町人とは結婚できないから、誰ぞの養子になったと推測できるが、町同心は、30俵二人扶持だとすると、家は釣り合いが取れない・・・

詰まり、知行取りと蔵米取りでは、身分に雲泥の差があるのだ。
余談だが、前田家の筆頭家老本多家だが、ここは五万石であるので、直参ならば、立派な大名家である。

物語の中で、天保の飢饉の煽りが加賀藩にまで及んだが、藩は200俵をお救い米として、ひもじい者に供出されたが、それを毎回抜いている役人達が居たのだ。
これって、今と何も変わらないでは無いか!!!!
江戸時代と現代とで変わらないのは、役人の不正だけだ!!!!

東北復興支援金を東京の税務署改築や、省庁の改築費に抜かれているのだ!!!!
なんと、防衛省も抜いた!!!! 地震で損害を得た武器弾薬の費用に充てられているのだ。
結局、いつの世も、ひもじい者が虐げられるのが日本である。
しかし、江戸時代と現代との違いは、江戸時代は、ちゃんとインチキ役人は、全て罰せられたのだ。
しかし、現在は、全く罰せられずに悪い事した者勝ちであるから、始末に負えないのだ!!!!

まあ、途中で猪山家が借金で結構やばいとわかったが、借金の総額が約6000匁だったという・・・
「6000匁は、父と自分の年収の2年分だ」と言っていたが、この年収は、役職手当を言っていると思えるので、この他に知行からの収益があるが、いかんせん70石だから全部手に入っても24.5両にしかならない。
五公五民だとすれば12両相当になってしまう・・・
ざっくり今の貨幣価値で言うと、約150万円である。尚、銀6000匁は今の約1200万円に相当する。

猪山家の収入は、1350万円とすれば、それ程悪い生活ではないと思えるが・・・
筆頭家老本多家は、10億円以上の収入になる。

いつの世も、正直者が救われねば、悪が跋扈する世の中になる。
今のようにね・・・