ケイト・ウィンスレット主演の"愛を読むひと"という、中途半端な映画を観てしまった。

あらすじを書いたら、このページが埋まってしまうから、省くが、まあ、15歳のミカエルという少年が、年上の女性ハンナに男にして貰い、甘く切ない一夏を過ごし、女性が少年の間から消え、何年かすると、ロースクールのゼミで行ったある法廷の被告人として、彼女と再会するのだ。

まあ、男とは、誰でも年上が好きである。
私も若い頃のほろ苦い思い出が、この映画を観て蘇った。

この映画でハンナは、元ナチス親衛隊の隊員で、ある村でのユダヤ人虐殺で裁かれている。
この時代は、確か1960年代であったと思うが、不思議なのが、当時の西ドイツの法律で、どうして旧ナチス時代の事を裁けるのであろうか?
彼女が、ユダヤ人を殺したのは、旧ナチスの法?というより、当時の国家権力の命令であり、到底一個人が逆らえるものでは無い。
この国では、軍事政権下で旧共産党員を拷問しさせた元特高の奴らの裁判になったが、当然「無罪」であった。
それは、当時の法律で認められていたからである。

しかし、ドイツは違うみたいだ。
「このナチ!!!」と傍聴席からヤジが飛ぶが、私に言わせれば「お前等、皆元ナチだろう」である。
「ハイル・ヒトラー」をしていたのだから・・・

私は、アドルフ・ヒトラーを尊敬している。
彼の行いの是非はともかく、彼の行動力をこの国の馬鹿政治家も見習うべきである。
少なくとも、どん底のドイツを数年でヨーロッパの列強まで押し戻した事実には、敬意を払いたい。

映画に戻ると、他の女隊員は、全ての罪をハンナ一人に押しつけ、彼女の書いた業務日誌が全てを物語るという。
しかし、ミカエルは知っていた。ハンナは読み書きが出来ないことを・・・
読み書きできないなら、彼女が命令書を書いたり、業務報告書を書いたということ自体、嘘になるからであるが、彼女自身が、読み書きできないことを恥じているので、黙っていることにする。
おいおい、彼女の人生を考えたら、それより、濡れ衣を晴らすことが法理かを目指す若者の真の姿だと思うが・・・

結局、ハンナは終身刑、他の者は懲役4年位であった。
それから、20年以上が過ぎ、彼女が仮釈放されるときの、身元引受人が、ミカエルであったが、彼女との再会を果たしたが、ハンナは仮釈放の前日に、首を吊って死んでしまう。

何とも後味が悪い映画であった。

今、VODで、デンデラとかいう姥捨て山に捨てられた、婆達が捨てた村に復讐する映画である。
姥捨て山は、何も日本だけで無く、ヨーロッパにもあった。
向こうは山で無く森であったらしいが・・・

それが、"ヘンゼルとグレーテル"や"赤ずきん"の元になっているらしい。

「森に行くと、おばあさんが住んでいる」と今聴くと、「此奴等魔女か?」であるが、姥捨て森ならば、年寄りが住んでいて当たり前である。
しかし、この年寄り、どうも我々のイメージする年寄りで無く、我々ぐらいの歳らしい。
そうそう、一昔前の年寄りと今の年寄りとでは、実年齢が20歳は若いらしい。

当然、村を出て森に行き、住み着けば、以外と食べ物が豊富だし、税金も払わなくて良いし、近隣の村々から年寄りが森の中へ移り住んだとすれば、年寄りの村が出来ていたのであろう。
年寄りには、手に職がある。
村にいたときよりも、絶対に良い生活が出来たに違いない。
それに、我々の世代だとすれば、男も女も性欲がある。
お祖母さんの家に、赤ずきんが行くが、そこに来ていたオオカミは、お祖母さんの彼氏であったらしい・・・

"アルプスの少女ハイジ"のお祖父さんは、白髪に白い髭の年寄りとして描かれていたが、多分、私ぐらいの歳だと思えてしかないのだ。
当時のヨーロッパならば、10代後半で子供を産んだとすれば、40歳で孫がいる計算になる。
こうなると、ハイジのお祖父さんは50歳前後となる。

お祖父さんは、どうも傭兵としてヨーロッパの各地を転々としていたと聞いたことがある。
ハイジの父親も傭兵で、戦死したらしい。
確か、アニメでは、ハイジの両親は交通事故で死んだことになっていたと思ったが、あの当時、交通事故?である。

実は、スイスはこれと言った産業が無いため、唯一の外貨獲得が傭兵であったという。
だから、今でもバチカンは、スイス傭兵隊によって警備されているのだ。

平和なイメージのスイスだが、国民総兵隊である。
日本人は、全く理解していないが、"永世中立国"を守るためには、諸外国の圧力を撥ね除けるだけの軍事力が必要である。
日本は、戦争は二度としないならば、たとえアメリカの圧力を掛けられても、これを振り払えるだけの軍事力を持たねば、結局は"絵に描いた餅"の理念となる。

ああ、島国って、本当に井の中の蛙大海を知らずだ!!!!