先日、昭和43年公開の日本映画"めぐりあい"を観た。
主演は、黒沢年雄と酒井和歌子である。

まあ、あの当時の平均的な日本時だと思うが、貧乏であるが、観ていてもこの貧乏が楽しそうなのだ。

というより、人生上向きの貧乏である。
しかし、当人同士は、毎日楽しみ愛し合うとうまあ、純情物って感じであった。
今のような、閉塞感のある貧乏とは、全く異質である。

この当時なら、人間は平らで無く、身分が残っていた記憶がある。
この人間平等という幻想が、この国の"臭い物に蓋"の根底のような気がする。

「人間は平等で無い」、「天は人の上に人を造り、人の下に人を造る」を受け入れれば、世の中はまともに動き出すのだ。

皆がそれぞれやりたいことをやり始めたら、社会は成り立たない。
使う人間、使われる人間の存在は、水が高いところから低いところへ流れるのと同じである。

だからこそ、人の上に立つ者は、襟を正し、自分の行動に責任を持ち、下の者のために働くのである。
それが、日本国開闢以来の社会のシステムであった。

蟻だって、蜂だって社会を構成する動物には、それぞれの役割がある。
どれが欠けても、社会は成り立たない。
国も同じである。

今、ヨーロッパは、経済不安定でユーロの行く末が危うい。
今は、ギリシア危機だが、これがスペイン、イタリアと飛び火して、ドイツが「やっぱりマルクにする」と言った途端、€は、事実上壊滅する。

€はヨーロッパの経済連合の通貨である。
よくよく考えてみれば、ユーロを通貨としている国は、確か20カ国である。

この国と、日本を比べてみよう。
我々の国は、このユーロ圏より経済力が強い!!!!

世界三大通貨、$、€、そして¥である。
たいしたのだと思わない?日本って!!!、いいや我々大和民族だ!!!

世界を相手に、凄いのに、我々の意識は超低空飛行だ。
これって、マスコミが悪いのだ。
デフレ、経済低迷と我々に、毎日ダメダメ自己暗示を掛けているのだ。

ここに来て、本当に今の社会制度の矛盾が噴出しているのだ。

連日報道の生活保護の不正受給問題を、考えてみると、確かに詐欺行為だが、認可した役所の奴らも同罪だ。

民間で、人手が少なく事故が起きたら、寄って集って袋だたきだが、これと同じことであろう。

我々の金をちゃんとチェックもせずに、ばらまくからこう言った事件が起こるのだ。

人は、「くれるというなら貰ってしまう」だから、チェックする奴らが居るのに、そいつらが仕事をしていないから、不正受給の温床となっているのだ。

幼児虐待死、ストーカー殺人事件、生活保護の不正受給問題全て、役所が機能していないから、起こる事由である。
なのに、奴らは給料を貰い続け、罰も受けないのだ。

詰まり、正直者が馬鹿を見る世の中なのである。
これを、是正しない限り、社会は良くならないで、ますます悪くなっていくのだ。

大飯原発も、結局金の力の前に、再稼働である。
結局、誰も救ってくれないのだ。
だから、自分たちのことは自分たちでやらねば、前に進めないのだ。

新しい幕府を、皆で造るしか無いところまで来ていると思うが・・・