昨日、CATVで"日本犯科帳隠密奉行"を観た。
いや、萬屋錦之介は、やっぱり格好いいね。

小学生の頃、御祖母様とよく"破れ傘刀船悪人狩り"をみていた。「中村錦之介は、いいね」と言っておられたことを思い出す。

まあ、隠密奉行こと大目付朝比奈河内守正清が、上様より密命を受け、諸藩の揉め事を解決する話である。

昨日は、金沢編であったが、大目付として加賀藩に向かったのなら、軍勢を率いて行くはずであるが、単身乗り込んでいる。
劇中で、朝比奈家は直参旗本三千石と言っていたが、三千石ならば、家臣団もいるはずである。
殿様を一人で、旅立たせるとは、考えづらいし、大目付がウロチョロしていたら、途中の大名、旗本は大騒ぎである。

それと、良く、殿中で茶坊主が出てくるが、劇中、虫の居所の悪い大名達が、茶坊主を蹴ったり、扇子で叩いたりして、憂さを晴らしている場面があるが、それは絶対にあり得ない!!!!

茶坊主は、当然仕事上、老中、若年寄を始めとする幕閣の面々とも会うわけで、噂話を中継するという重要な役割もあったし、後老中が、「今度こんなお役目があるのだが、誰か適当な人物はいないか?」と茶坊主にこぼせば「それならば、朝比奈河内守様は如何で御座いましょうか?」と成るわけで、大名、旗本が、贈り物をして良い役職を得る就職活動をするわけである。
因みに、大作家、芥川龍之介は、名誉ある茶坊主の家系である。

さて、水戸黄門だが、御老公は、実は諸藩にしてみれば、大迷惑人である。
痛くもない腹だが、もし御老公の御身に何か有ったら、例えば、心筋梗塞、脳梗塞等で、領内で御逝去なさったら、絶対に幕府から難癖を付けられ、改易なる可能性もある。

だから、もし自分の領内で、御老公に何か有ったら「御遺体を隣の領内へお運びいたせ」は、当然の行動であろう!!!

それと、助さん、格さんも調子に乗りすぎだ。
「助さん、格さん、懲らしめてあげなさい」との御老公のお言葉に、チャンバラが始まるのだが、もし、伊達藩の代官所の奴らが、格さんに怪我をさせたらどうなったか?
江戸時代は、喧嘩両成敗だが、御三家は、特別な格式の大名家である。
その家来も、特権がある。
それが、喩え酒の上での喧嘩であったも、御三家の家来を怪我をさせた者は、理由の如何を問わずに切腹であった。
詰まり、伊達家の代官所の奴らは、切腹である。

そう考えると、我々は本当の江戸時代を何も知らないことに気付く。

少なくとも、我々大和民族の先祖のことぐらい、もう少し勉強してみたらどうであろう?

つづく