今朝、たまたまCATVを観ていたら、「シネフィルイマジカ」というチャンネルで、「善き人のためのソナタ」と言うドイツ映画が始まった。

これは、ベルリンの壁崩壊5年前の話で、その頃は東西冷戦時代真っ盛りであった。
平和惚け日本も、実は核ミサイル落下寸前であったらしい・・・

ベルリン(当時は東ドイツの首都で、その中に壁で囲まれた西ベルリンがあった)で、ある芸術家カップルが、シュタージ(国家保安省:別名-秘密警察)に監視されるお話で、主人公?のシュタージの大尉が、舞台作家と女優の家に盗聴器を備え、24時間、彼等のたわいも無い会話からセックスまで、全てを盗聴していたのだ。
しかし、このエリート大尉が、どういうわけか、この女優を好きになってしまうところから、彼の運命が変わってくるのだ。
詳しくは、この映画を観て欲しいが、因みに2006年のアカデミー賞外国映画賞を受賞している作品である。

我々は、普段安っぽいハリウッド映画に毒されていて、映画本来のメッセージ性や感動を忘れている。
CGや爆発シーン等の派手な演出で、映画のストーリーは二の次になっている気がする。
この「善き人のためのソナタ」は、映画の持つ面白さが滲み出ている。

話は変わるが、フランス映画も良い!!!
ヨーロッパ映画には、ハリウッド映画に無い「臭い」がするのだ。
これは、映画のワンシーンのその場の臭いである。
「臭い!!!」が、まるでそこに居るように、観ている我々が体感できる気がするのだ!!!

善き人のためのソナタに戻るが、結局、盗聴作戦は失敗して、この大尉が責任を取らされるが、その後、出世街道から外され、地下室でのメール係になる。
このメール係が実に怖いのだ。
一般人の封書を気付かれずに開けて、内容をチェックして又元通りにするというもで、所謂検閲である。
考えたら、今USAやイギリスは、我々のe-mailを全てチェックしている。
まあ、ネットを使った時点で、秘密は世界中に公開されたと思った方が良いのだが・・・

まあ、幼稚なハリウッド映画から、たまには大人の香りのヨーロッパ映画を観ることを是非お薦めしたい!!!