1年半ほど前から、Harley仲間のA氏から、勝浦のフィリピンパブが楽しいと聞かされていた。
A氏は、勝浦にリゾートマンションを持っていて、仕事に行き詰まると、そこへ行き、温泉に浸かりながら、夜はフィリピンパブ通いだという。
チーママのMと出来ていて、まあ、人生をエンジョイしている。
ある日、Harley店営業のMとガラスコート屋のオヤジYとA氏と私で「そこまで言うなら、一回行ってやるよ!!!」的に話をまとめたが、色々な都合(私が日本に居ないことが最大のネック)で行けないでいた。

去年の年末にA氏と話をしたら「コート屋オヤジYは、既に4、5回俺のマンションに泊まって、フィリピンパブで大はしゃぎしているよ」と聞き捨てならぬ事をいた。

A氏とコート屋オヤジYは、以前自分たちのHarleyを当てられ「焼け太り」した「ふてい奴ら!!!」であるが、それ以来、仲が良くなったらしい・・・

営業マンMは、お調子者で、何時も「行きます行きます!!!」を繰り返して、決して行かない奴である。

しかし、どういうわけか、今回は流石にやばいと思ったのか、無理矢理店を休ませ、昨日我々は勝浦に向かったのだ!!!

私のHarleyは未だ入院中で、Mと私はカワサキKLX250で、A氏との待ち合わせの海ほたるに向かった。
コート屋オヤジYは、午前中仕事で「その日は行けないな」とほざいたくせして、根っからのスケベオヤジであるから、フィリピンパブを見逃すはずが無かった!!!
奴は、最近「バイアグラ」を手に入れて、10年ぶりに勃起したと喜んでいた。因みにYは60歳ちょい手前である。

しかし、寒かった!!! Bluetooth無線器で散々嫌味を言いながら、凍えながら海ほたるで待ち合わせをして、木更津で寿司をたらふく食べ、勝浦へ向かったが、結構遠いのだ。
木更津から1時間は走った。

マンションに着いたときは、私とMは凍えていたが、直ぐい温泉に浸かり、大きなため息と共に、生き返ったのだ。

16時ぐらいにYから電話があり「道に迷ったよ」と泣きを入れてきた。
「お前、ナビ有ってどうして迷うんだよ!!!」と言うと、「だって、海ほたる目指していたら、レインボーブリッジ渡って、今横浜だよ(>_<)」と泣いている。
「東京湾の反対側へ行ってどうする気だ!!!!」である。
まあ、せめてもの慰めとして「気を付けてきてね」しか言えなかった。

やはり、Harleyのウルトラシリーズは凄い!!!
私の1年後に、同じ種類のバイクをA氏は買ったというより、私のバイクを見て憧れから買ってしまったらしい・・・
しかし、カウルがあるって凄い!!! 風が当たらないだけでも、凍えないのだ。
それに、手にも直接風が当たらないし、膝にも当たらない。
ヒートグリップに、ヒートシートが付いているから、結構暖かいのだ。
私は、それにヒートジャケット上下とグローブ、靴下まで買ったのに、使えない。
「Mよ、バイクが冬使えないなら、ヒートジャケット一式は返品だ!!!!」と言って、何度憂さ晴らしをしたことか・・・

Yは私にヒートジャケット一式をすすめただけあって、奴は着込んでくるから、横浜まで行っても同情は不要である。

20時に飲み屋から迎えが着て、パブに着いたのが、20時10分であった。

女の子を一通り紹介され、ハイテンションで盛り上がっていった。

結局Yが、店に来たのは21時30分過ぎであった。
何と、Yは自宅のある西東京市を14時に出発して、たかが勝浦に着くのに7時間以上掛かったらしい。
「お前、7時間有ったら花巻に着いているよ」と嫌味の一つも出る。

飲んで歌ってはじけまくった。
Mは、今年41歳らしいが、21歳の店のお姉さんに気に入られ、凄い楽しそうな顔をしていた。
現在、家庭内別居中でなんと5年以上も奥さんとHしていないと涙ながらにカミングアウトしていた。
「Harleyくれたら、私、結婚しても良いよ」の一言に舞い上がっていた。
もう一人、私の横に付いていた女性S子は、妙に「天城越え」が上手い!!!
余りにも情が籠もりすぎていると、引いてしまうのは私だけであろうか?

明るく良い子であるが、マンションに帰った後、A氏がS子について話してくれた。
彼女は、地元芸者の子で、今はパブで働いていて、朝は、リゾートマンション等で、母親と草刈りをして生活費を稼いでいるらしい。
地方は、本当にショボイのだ。
金が無いのが分かる。
でも、S子の様に、ちゃんと生きている人が大多数なのに、馬鹿政治家は、政治をせずに権力闘争と利権ばかりだし、馬鹿官僚は、己らの懐勘定に終始している。
「本当にこれで、正しい国なのか?」妙に暗くなってしまった。
革命家「チェ・ゲバラ」を思う出す。
彼は、アルゼンチンの裕福な家で育ち、医者の卵であった。
ある時、友人とオートバイで南米を旅した。
その時に、資本家に搾取されている貧乏人を見て、世の中の不条理を覚え、間違えを正すことを実行していくと、革命家になってしまったという。
「男なら、自分の足で立て」だっと思うが、名言を数多く残している。

結局、店を出たのが今日の1時30分であった。
朝8時に起きて、9時30分に店の女の子達と、近くのデニーズへ向かった。
マンションを出て暫く言っても、コート屋オヤジYが来ない。
私が引き返してみると、Yはマンション出口でひっくり返っていた。
「いつも、ここで転けそうになるんだけど、今日はやっちゃった」であった。
二人でバイクを起こし、私が道まで出してあげた。
確かに、斜面が付いていると、バランスを崩しやすく、初心者には危険である。
でも、今日Yのロードキングを乗っていて、クラッチが変であることに気が付いたが、2週間後に新車が来るので、今更良いとの事であった。

朝食を大勢で摂るのは、結構楽しいかも・・・
学生時代に戻った気分であった。
このデニーズの裏手に「ノリピー・ハウス」があったらしいが、不審火よって燃えたのは、記憶に残っている。
何故が、女の子達は、Harleyにフィーバーしていた。
Mのお気に入りのY子21歳が、Harleyに跨がり、喜んでいた。
Y子は、長身で髪が長く、確かに絵になっていた。
コート屋オヤジYが、昨日から騒いでいる「何故私がHarleyを買ったか」の話を思い出した。
コート屋オヤジYが、車で群馬県横川にある国道17号線上の峠の釜飯おぎのやのレストランに行ったとき、一台のHarleyがYの目の前に止まった。
「凄い!!! 格好いいな」と思っていると、黒い革ジャンのライダーがヘルメットを取ると、いきなり長い黒髪が棚引き、手で髪を掻き分けると、男だと思っていたその影は、女性であったという。

コート屋オヤジYは、それ以降、Harley乗りで格好いいのは、男より女だが口癖である。

結構、勝浦の旅は楽しく過ごせた。
「又、是非行きましょう」とMが私に話しかけてきた、その目が輝いていたのを見逃さなかった!!!