昨日は、朝からジムに行き、体重も195ポンドを割っていて、ジムでシャワー後にパンツ一丁で量ると、189ポンドであった。
ここで終わっていれば、マーサにとっても良い教え子で、自分的にもダイエットの成果がでているなであったが、又々やらかした!!!

それは、デブのH美からの悪魔のささやきから始まった・・・
H美も私も元来食い道楽であるため、体型が見る見る間に河馬サイズになってしまったのだが、この期に及んで何故やばい物を食べてしまうのか!!!
これが食い道楽の悲しき性である。

「焼き肉食べたいですね」
この誘惑を断れる人間が、この世に何人居るだろうか?
サウスベイ地区で美味しい焼き肉屋と言えば、「セイコウエン」(漢字があるけど忘れたので・・・)である。
コリアン美人三姉妹(だった?)が切り盛りしている、所謂焼き肉屋である。
集合時間に行くと、満員で入れないとうことで、やもなく日本人経営の「たまえん」へ行った。

ここも混んでいたが、まあ味は普通で、私が何時も行く叙々苑とはやはり違う・・・

「取りあえずビール」と言いたかったが、流石にそれは出来ずに、酎ハイを頼んだ。
それとサラダとカルビ、ハラミ、野菜焼き、モツだ、卵スープにキムチの盛り合わせである。
でも、コリア系の店に行くと、キムチは食べ放題で無料なのに、日系は金を取るのである。

お約束通りに、先ずはサラダから食べたが、酎ハイが甘いのなんの!!!
結局3杯飲んでしまったが、この甘さを考えたら、大人しくビールの方が未だカロリー的にはOKだった気がする。
それと失敗だったのが、カルビを何時もの癖で「特上」と言ってしたまったことだ。
当然特上は脂身が多い!!!
ダイエットの天敵であったが、空腹時のことで、思考が停止していたのだ!!!

いや、しかし、焼き肉は恐ろしい!!!
食べちゃう食べちゃう!!! カルビーなんか、独りで2人前なんってあっと言う間だ。
管理栄養士兼セラピストのS子も居たのに「イエローカード」ぐらい我々に出してくれても良さそうじゃ無いか?
S子はとりわけダイエットをしていないから「おいしい」などと呑気なことを言いながら食べていた。

そして、反省はさておき、デザートどうするの段階だ。
私とS子は「ここまで食べたら、デザート食べても一緒」という意見で一致していたが、H美は違う!!!
「どうせ食べるなら、こんな所のショボイデザートで無く、Hiroさんが話していた、レドンドビーチの美味しいクレープ屋さんに行きたい」
との言で、我々は「たまえん」を後にした。

ナビによると、「たまえん」からクレープ屋まで5.5mileである。
キロにすると8.9キロだ!!!
東京だと遠いが、LAでは近い!!!
10分も掛からずに、店に到着した。
しかし、店内はなにやら貸し切り状態のパーティぽかったが、そこはH美、食べる事への執着で店内に入っていくと、パーティは終わったからOKとのことであった。

この店は、店で働いている人間皆フランス系で、とにかく味が良い。
私とS子はデザート系クレープを頼んだが、H美は何を思ったか、食事系クレープを注文した。
流石フランス風コーヒー、不味いアメリカンに慣らされていると、日本で飲んでいるかのような味わいである幸福感を覚える。

クレープが出てきたが、こちらの要望で選んでいるので、クレープの名前なんか覚えていない。
ウェーターが私の注文の確認をしたので、頭文字がZは覚えていたので、「Z something」と言おうと思ったが、何と口から出たのは「Z 何とか」と日本語で言ったしまったが、直ぐに出てきた。
言葉って面白いと改めて思った。

食べ終えると、マネジャーが「君たちどこから来たの?」と尋ねたので、我々は日本から来たと言ったところ「女子サッカー世界一おめでとう。本当に良い試合だった」と言ってくれてビックリした。

ビックリしたのは、今日の朝恒例、体重測定である。
197ポンド!!!
2ポンド分、昨日食べたのは納得だが・・・
マーサの顔が、般若になった。
「昨日食べた分は、私が使わせてやる」位の勢いで、全身の筋肉トレーニングを行ったことは言うまでも無い・・・

「最近、緩く腹が割れてきたんだよ」と言っても「それは一昨日までだろう、昨日、脂肪分の多いカルビなんて食べやがって!!!」
的に攻められたが、ラウンジ(スクワットのように歩く)を片手に20ポンドずつのウェイトを持たされて歩かされた時に、汗で身体にウェアーがピッタリと張り付いているのを見て、マーサが歓喜の声を上げた。
「Hiro、本当に割れてきたね。くっきり腹筋の数が分かるよ」
と満面の笑みで言ってくれた。

「もう、Hiroの腹筋が割れてきて私は嬉しい♥、だから今日は更に腹筋を鍛えるよ」
と過酷な腹筋トレーニングを課せられたことは、ここに書くまでも無い・・・

反省・・・