私の友人に、痩せていると言うより細い人間がいる。 でも、彼は週に何度かジムに通っているらしい。
話を聞くと、マシンを使って筋トレをしていると言うが、格好悪いほど細い。
そこで、ちゃんとトレーナーを付けているかと尋ねると「そんなことしていない」とか「自分で出来るから良いよ」とか「金を払うのがもったいない」と言い訳をすることに枚挙に暇が無い。 私に言わせれば、意味ないのにジムに行っていることこそ、お金と時間を無駄にしている。 太れないならば、それなりのプロテインを飲む必要がある。 我々が飲んでいるプロテインは、まさにタンパク質であるが、細い人は、それに炭水化物の入っているタイプを飲めば、効果的に肉が付いてくるのだ。 それに、トレーナーを付けることによって、効率的に及び効果的に体重を落としたい人は落ちるし、増やしたい人は増やせるのだ。
自己流こそ間違っていると何故人は気が付かないのだろうか? 例えば、その道を究めた人間が、より良い方法を編み出したと言うのなら未だしも、ずぶの素人が意味不明である。 まあ、本人がどうしてもと言うのならば、強制しても致し方ないことで、無駄な努力と大切なお金をドブに捨てているのを見守るほか無い。 

ジムに行くと、何故か皆頑張ってトレッドミルに乗っている。
歩く人有り、走る人有り、皆千差万別である。 しかし、これにも落とし穴があるらしい。 私も最初は御多分に漏れずにやっていたが、あれに乗ると頑張って走りたくなるのだ。 しかし、体脂肪を落としたい人は、走っても意味が無いことを知らない。 詰まり、有酸素運動なのに、ガンガンは知ると言うことは、無酸素運動をいていることになる。 こうなると筋肉は疲れるが、脂肪が燃焼しない。 脂肪を燃焼させるには、心拍数に注意することが必要になる。
ざっくり心拍数が、130~140間が一番脂肪を燃焼させるゴールデン心拍帯らしい。 大抵のトレッドミルには心拍数を測るのがあるので、心拍数に注意を払いながら歩くことが重要だ。
そこで、更にやってしまう失敗がある。 それはスポーツジムに行って、身体を動かすのだから、スポーツドリンクやエナジー系ドリンクを飲みながら有酸素運動をやってしまうことだ。
エナジー系ドリンクは、ハードな筋トレをするなら必要かも知れないが、有酸素だけならば返って良くない。 又スポーツドリンクも同様である。 それらには多めに糖分が入っている。 スポーツドリンクばかりを飲んでいた人が、糖尿病になったという話を聞いたことがあるぐらいだ。 確かにハードな運動をした後は、身体に糖分は必要であるが、我々はアスリートでは無い!!!
有酸素運動を行う目的は、体脂肪をそぎ落とすためである。 体脂肪を効果的に落とすには、身体から糖分を追い出す必要がある。 例えばトレッドミルに乗って脂肪を燃焼させようとしているのに、口から糖分が入れば、身体は先にその糖分を分解してトレッドミルで歩くエネルギーに変えてしますのだ。 だから、スポーツドリンクを飲みながらの運動は、その運動の燃料を補給しながら動いているという事である。 しかし、水分は補給しなければならないから、水で良いのだ。
それともう一つ、やりがちな過ちが、ジムに行く前はしっかりと食べてしまう事である。 身体に食べ物が入った状態での運動も、消化している糖分をエネルギーに置き換えてしまうから、効果的に有酸素運動をやろうと思ったら、午前中に朝食は血糖値の上がらない物、もしくは朝食を食べずに行くかである。 そうすれば、身体は使うエネルギーを補うために、身体に蓄えてある脂肪を分解して使う。

先にも言ったが、トレッドミルもその目的によって違うのだ。 体脂肪を減らすための有酸素運動ならば、食べないで行う。 「今日は食べ過ぎちゃった!!!」の場合は、トレッドミルで、今度は一生懸命走って、オーバーカロリー分を消費しなければならない。

あくまでも、トレッドミルに代表される有酸素運動は、2次的な運動で有り、ダイエットを目標とするならば、先ず筋トレを行うべきである。
筋トレを行うのであれば、多少のエナジードリンクや食事をしっかりと取るのが大切である。 筋トレの目標は、筋肉の疲労を目的としており、その為には、エネルギーが必要である。 その後、40分前後の有酸素運動を行うと効果がある。
疲労し傷ついた筋繊維が回復するときに、太くガッシリとした筋繊維が形成され、結果的に、格好いい筋肉が付くのだ。
燃費の悪い身体作りが、ダイエットの道に於ける成功の秘訣である。
ガソリン代、電気代、世の中全てが低燃費化している中、唯一高燃費で嬉しいのが、自分の身体の基礎代謝量である。
電車を使うなら、一駅、2駅を歩き、車を使うなら自転車にする。 これらのエネルギーのみ、ただである。 自分自身で蓄えた脂肪を使うからだ。
一度、燃費の悪い身体を作れば、リバウンドはしないし、何を置いても健康になってしまうとう副作用つきでる。