十和田湖は青森県十和田市と秋田県小坂町にまたがる美しい湖で、十和田火山の噴火で形成された二重カルデラ湖です。この十和田湖の南岸には、東寄りに御倉山のある御倉半島が、西寄りに中山半島の二つの半島が突き出ており、御倉半島の東側が東湖(ひがしのうみ)、半島間にあるのが中湖(なかのうみ)、中山半島の西側が西湖(にしのうみ)と区分されています。一方、奥入瀬(おいらせ)渓流は十和田湖の東岸から唯一流れ出る奥入瀬川の子ノ口(ねのくち)から焼山(やけやま)までの14kmにわたる渓流です。この「十和田湖および奥入瀬渓流」は国の特別名勝および天然記念物に指定されています。
最初の2枚の写真は十和田湖の南岸、標高631mの発荷峠(はっかとうげ)展望台から見た十和田湖の絶景です。眼下には西湖、右側には中山半島、その向こうに御倉山が見え、正面には十和田カルデラの外輪山が連なり、その奥に雪を残した八甲田山系の連なりが見えます。次の2枚は十和田湖畔の休屋(やすみや)から見た十和田湖と、ここから出発する遊覧船です。次の2枚は溶岩の島「恵比寿大黒島」です。次は休屋の御前ヶ浜に建つ一対のブロンズ裸婦像「乙女の像」です。詩人で彫刻家の高村光太郎の最後の作品として知られています。次の2枚は奥入瀬渓流の本流にかかる最大の「銚子大滝」で、高さ7m、幅2mの堂々たる滝です。次の2枚は馬門岩付近の緩やかな流れです。次の2枚は馬門岩から石ケ戸の間にある美しい急流の様子です。(2023年5/25撮影)












