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   「百寺巡礼」の第115番は円覚寺です。円覚寺はJR北鎌倉駅の駅前にある臨済宗円覚寺派の大本山で、鎌倉五山第2位に格付けされています。この円覚寺は、鎌倉幕府の第8代執権・北条時宗が、1282年に元寇の戦没者追悼のため中国僧の無学祖元を招いて創建し、北条得宗家の祈祷寺となりました。円覚寺という名前は、建立の際「円覚経」が出土したことに因むといわれています。創建当時は総門、三門、仏殿、法堂、方丈が一直線に並ぶ禅宗様の伽藍配置だったが、現在、法堂は失われています。
  最初の2枚の写真は、総門の手前にある白鷺池(びゃくろち)です。次は瑞鹿山の額が掲げられている総門です。次は1785年に誠拙周樗(せいせつ しゅうちょ)が再建したといわれる三門です。次は1964年に再建された仏殿で、堂内には本尊の宝冠釈迦如来像が安置されています。次はその仏殿天井画の「白龍図」で、日本画家・守屋多々志が描いたものです。次は国宝・舎利殿で、堂内中央に源実朝が南宋から請来したと伝える仏舎利を安置した厨子があります。次の2枚は方丈の唐門と北庭です。次の2枚はその北庭の西側に広がる妙香池(みょうこうち)です。これは夢窓疎石が作庭したと伝えられる創建時からある放生池の遺構で、江戸時代初期の絵図に基づき2000年に復元されました。池の向こう岸に露出した岩盤は、虎の頭に見立てて「虎頭岩」と呼ばれています。この妙香池と総門前の白鷺池付近が国の史跡・名勝に指定されています。(2018年10/26撮影)