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   瑞光院は、萬福寺の塔頭のひとつで、隠元禅師の高弟・即非禅師が創建しました。 ここは同じ萬福寺・塔頭の萬寿院と並んで黄檗下二大甘露門と呼ばれ、本堂の唐獅子の間、風月の間、松竹梅の間は、直原玉青の襖絵で飾られています。 直原玉青は淡路島・洲本で育ち、日展に16回入選した南画の第一人者です。 直原玉青はまた、黄檗宗国清禅寺の住職でもあったことから、その縁で瑞光院の襖絵を描いています。 この玉青が描いた襖絵の梅の花を、蝶が本物と間違えてとまったという逸話が残されています。
  最初の写真は、萬福寺の天王殿の南側に位置する表門です。 次は近年大規模な再建が行われた本堂で、秘仏・準提観音菩薩像が安置されています。 次の3枚は庭匠・平岡嗣雄が作庭した玉青苑で、大きな池に大小200個余りの石が「真行草」に配置されています。 2枚目の中央にある雄滝の滝石組はこの庭の中心で、作庭時は2段滝だったものがその後1段加えられ3段滝となりました。 また池には八つ橋が掛かっています。 さらに境内には水琴窟がふたつあり、風雅な音を奏でています。 
 瑞光院を訪問したあとで、萬福寺総門前の白雲庵で有名な普茶料理をいただきました。 ここは萬福寺の元塔頭だったそうで、白雲庵の開山・自悦禅師を祀る大きな酒樽でできた自悦堂があり、茅葺き母屋や茶室も趣があり、高低のある庭園も見事でした。

(2008年8/10撮影)