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   「百寺巡礼」の第96番は善峯寺です。釈迦岳の山腹に位置する西国三十三箇所の第20番札所である善峯寺は、西京区にある天台宗系の単立寺院です。この善峯寺は天台宗の高僧源信の弟子・源算が1029年に創建し、1034年には後一条天皇から善峯寺の寺号を賜りました。また青蓮院から多くの門跡が入山したため西山宮門跡と呼ばれました。応仁の乱で伽藍が消失したものの、江戸時代になってから徳川綱吉の生母・桂昌院の寄進によって再興しました。
  最初の写真は1692年に再建された山門で、楼上の文殊菩薩と両脇の金剛力士像は運慶作とされています。次の2枚は1692年に再建された本堂の観音堂とその前の石段で、その本尊は十一面千手観世音菩薩です。次は観音堂横の趣のある池泉です。次は樹齢600年の五葉松である「遊龍の松」で、まさに龍が横に這うように延びており、天然記念物に指定されています。この「遊龍の松」の高さは2m、西側に延びている部分の長さは約40mあります。次は1621年に賢弘により再建された多宝塔です。次は1885年建立の釈迦堂です。次の2枚は境内の一番高い位置に建つ薬師堂と、その南側にある蓮華寿院旧跡庭です。次は薬師堂前から見た比叡山です。善峯寺は桜や紅葉の名所になっており、また「釈迦堂」の北側にある「薬湯場」では、年2回5月と10月の第2日曜に薬湯風呂に入浴できます。

(2008年3/29撮影)