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  龍源院は大徳寺の塔頭のひとつで南派本庵とされ、1502年に東渓宗牧を開山として、能登の畠山義元、豊後の大友義長、周防の大内義興が創建しました。南派というのは東渓宗牧を祖とする一派を指し、他に一休宗純の真珠派、陽峰宗韶の龍泉派、古岳宋亘の北派の4派があります。
 最初の写真は、方丈と同時代に建立された表門です。龍源院の方丈は室町時代の1514年頃に建立され、大徳寺内では大仙院同様、室町時代最古の禅宗方丈建築のひとつです。次は表門に続く苔が美しい参道です。次は方丈の北西に建つ唐様の開祖堂です。次は1960年に作庭された方丈と庫裏の間にある小さい壷庭で、東滴壺(とうてきこ)と名付けられ、白砂敷きのなかに5つの石が3対2に配置されています。次は庫裡南側の軒先にある阿吽の石庭で、聚楽第の基礎石が東西に配置されています。次の方丈南庭は一枝坦(いっしだん)と呼ばれる鶴亀、蓬莱山を表現した枯山水で、楕円状の苔の中に石を置いた亀島が印象的です。奥にある背の高い石組が蓬莱山です。これらの方丈前の石庭は1980年に喝堂和尚によって作庭されました。次の2枚は、方丈北側にある室町時代に作庭された枯山水庭園・龍吟庭です。中央の三尊石組は須弥山を表し,杉苔は大海原をあらわしています。主石が傾いているのは、雲間から現れた龍が今まさに東に向かわんとしている姿を表しているという見方もあるそうで、確かに龍の頭にも見えました。(2007年10/14撮影)