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   「百寺巡礼」の第40番は大覚寺です。 平安時代、嵯峨天皇の離宮・嵯峨院を寺に改めた皇室ゆかりの大覚寺は、真言宗大覚寺派の大本山です。嵯峨の地名は、唐の文化に憧れていた嵯峨天皇が、唐の都・長安北方の景勝地、嵯峨山に因んで名付けたものです。嵯峨天皇はこの離宮に空海を招き、空海が五大明王を祀ったことから、本尊は不動明王を中心とする五大明王となりました。鎌倉時代に後嵯峨上皇、後宇多法皇が続いて大覚寺門跡となり、皇位が2分され南北朝と呼ばれた時代に、後宇多法皇の南朝は上皇が大覚寺に住んだことから大覚寺統と呼ばれました。
  最初の写真は玄関門です。次は江戸時代に後水尾天皇より下賜された宸殿で、前庭には左近の桜の代りに梅、右近の橘が植えられ、内部の襖には、京狩野を代表する狩野山楽筆の牡丹図などの金碧画が飾られています。宸殿の宸は皇帝を意味しています。次は宸殿と渡り廊下で結ばれている御影堂(みえどう)で、天皇方の像が祀られています。次は御影堂の正面に位置する勅使門です。次は本堂である五大堂で、五大明王を祀っています。次は大沢池畔に建つ心経宝塔です。次は離宮・嵯峨院の滝殿庭園内に設けられた「名古曽の滝跡」で国の名勝に指定されています。次の2枚は大沢の池と大沢池越しにみた紅葉に彩られた大覚寺の伽藍です。この大沢池は大覚寺の東に位置し、周囲約1kmの日本最古の人工の林泉で、嵯峨天皇が中国の洞庭湖を模して造られたところから庭湖とも呼ばれています。 (2006年11/30撮影)