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   「百寺巡礼」の第33番は東福寺です。鎌倉時代の初めに摂政・関白の九条道家が建立を発願した東福寺は、臨済宗東福寺派の大本山です。東福寺の名前は、奈良の東大寺と興福寺から一字ずつとって名づけられ、「京都五山」の第4位に格付けされています。開山は中国・南宋に渡り、臨済禅の指導者・無準師範に学んで帰朝した名僧・円爾弁円で、聖一国師という日本で最初の国師が贈られました。境内には三門、法堂、方丈、通天橋、開山堂、さらには25もの塔頭が並んでいます。
  最初の写真の三門は、現存する日本最古の三門とされ、その軒が美しく反っているのが特徴で、国宝に指定されています。今回特別拝観で楼上に登り、宝冠釈迦如来像や天井に描かれた極彩色の天女などを拝観できました。次はその北側にある法堂で、天井には日本画家・堂本印象作の龍図が描かれていますが、非公開でした。次の5枚は昭和の作庭家・重森三玲が作庭した方丈南庭・西庭・北庭で、これらは八相の庭と呼ばれ近代禅宗庭園の代表作で、国の名勝に措定されています。その中の南庭は、龍安寺の簡素で静的な庭とは異なり、躍動感のある荒々しい感じを受けました。次の2枚は通天橋と臥雲橋の間の見事な紅葉をそれぞれの橋から見たものです。通天橋は法堂から開山堂へ続く渡り廊下で、下には洗玉澗という渓谷に三ノ橋川が流れており、紅葉鑑賞の特等席として知られています。次の3枚は開山堂の常楽庵とその庭園で、上部に楼閣風の伝衣閣があります。

(2006年11/18撮影)