イメージ 1

 

イメージ 2

 

イメージ 3

 

イメージ 4

 

イメージ 5

 

イメージ 6

 

イメージ 7

 

イメージ 8

 

イメージ 9

 

イメージ 10

 

イメージ 11

 

イメージ 12

 

   「百寺巡礼」の第19番は薬師寺です。天武天皇が皇后の病気回復を願い、薬師如来を本尊とする寺院建立を発願し、藤原京で698年に完成したのが薬師寺です。この寺は「西遊記」の三蔵法師のモデル玄奘三蔵を始祖とし、興福寺と並ぶ法相宗の大本山です。その後、平城京遷都に伴い現在の地に移転したものの、度重なる火災で伽藍は東塔と東院堂以外は焼失してしまいました。1967年管主に就任した高田好胤が百万巻の写経の納経料による金堂の復興を発願し、1976年完成、落慶法要が営まれました。その後、この「写経勧進による復興」により、1981年に総檜造りの西塔、1984年に中門、1991年に玄奘三蔵院伽藍、2003年に世界最大級の木造建築である大講堂が落慶し、竜宮造りといわれた白鳳伽藍が復活しました。
  最初の写真は中門です。次は明治時代、東洋美術史家のフェノロサがその姿を「凍れる音楽」と評した国宝・東塔です。高さ34mの三重塔だが、各層の下に裳階と呼ばれるひさしがあり、六重塔に見えます。次は再建成った西塔で、法隆寺の宮大工・西岡棟梁が千年先に残ることを目指して再現しました。次の3枚は金堂とその中に安置されているやさしい表情の薬師如来坐像と体をひねった姿が印象的な日光菩薩立像です。この薬師三尊像は国際色豊かな白鳳文化を伝える薬師如来の台座と共に国宝に指定されています。次は大講堂です。次の2枚は東院堂と聖観世音菩薩像でともに国宝です。次の2枚は2000年に平山郁夫画伯が30年がかりで玄奘三蔵の旅を描いた「大唐西域壁画」と玄奘三蔵院伽藍です。次は大池越しにみた伽藍の遠景です。(2018年11/24再撮影)