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   「百寺巡礼」の第4番は建仁寺です。京都五山の第3位に数えられる建仁寺は、鎌倉時代に栄西禅師が源頼家の帰依を受けて開山した日本最古の禅宗寺院で、創建800年を越える臨済宗建仁寺派の大本山です。ここは詩文芸術に秀でた禅僧を輩出したことから「建仁寺の学問面」と称されています。
  最初の写真は八坂通に面した勅使門です。次は望闕楼と呼ばれる三門です。次は1765年に建立された法堂です。この法堂の天井には、小泉淳作画伯による双龍図が描かれています。京都五山には全て法堂の天井に龍が描かれており、この龍も五山を訪れる楽しみのひとつです。次の2枚は、方丈の南にある「大雄苑」と呼ばれる前庭です。室町時代の建造物である方丈は、銅板葺きの屋根がとても美しく、優雅なカーブを描いています。「大雄苑」を方丈の中から勅使門の正面の位置に立って眺めると、方丈と勅使門の間に白砂が広がり、勅使門の後方に法堂がシンメトリーに重なって、とても端正な美しさが味わえます。勅使門の両側には植栽といくつかの石がこれも絶妙に配されています。次は俵屋宗達筆の有名な風神雷神屏風の複製で、本物は京都国立博物館に寄託されています。建仁寺のある場所は、お茶屋が立ち並ぶ祇園の花見小路にある祇園甲部歌舞練場を南に下ったところです。祇園の花見小路といえば舞妓さんの通り道にあたり、訪れた日は歌舞練場で4月中開催されている「都をどり」の最終日で、たくさんの人出に混じって憧れの舞妓さんの姿もみられました。(2006年4/30撮影)