- 日本の古代史における特徴ともいうべき慣習というか
- 僕から言えば歴史の核心に迫る部分に怨霊信仰があります。
これは無実の罪で死んだ人は祟るという恐ろしい思想です。
神話においては出雲の国譲りにおいて大国主尊が出雲を譲る代わりに
幽界に豪勢な住まいを建てろといって海に沈んでいく場面があります。
また平安時代では菅原道真が藤原氏の謀略により失脚し、大宰府で憤死します。
その後、藤原氏や天皇、上皇などが相次いで不慮の死を遂げたり、宮殿に落雷があったり
したため、これは道真の祟りだという事で大宰府天満宮で天神様・学問の神さんとして
祀られます。
つまり歴史上の人物が何らかの恨みを持って死んだ場合、神として祀られているケースがある
わけです。ちなみにご存じか分かりませんが過去の日本にお札の絵柄に採用された人物のうち
所謂、政治家や英雄の殆どが不慮の死を遂げた人物なのではないかと思っています。
伊藤博文(韓国統監として赴任した時、暗殺されています。これも謀略説があります。)
聖徳太子(知らない人はいませんよね。一方で実在が疑問視されてもいます。でもそのような
人を果たして国家の最高紙幣に採用するでしょうか?何かありますよね。ちなみに今上天皇も
含めて歴代の天皇は即位の大嘗祭で使用した天の羽衣を聖徳太子に献上するそうです。何故?
聖徳太子については後日ご紹介したいと思います。)
神功皇后(15代応神天皇の母、実はこの人がこの後重要です。)
菅原道真(さっき紹介しましたね。)
楠木正成(南北朝時代の武将、詳細は省くが、結果的に非業の死を遂げる。)
武内宿禰(神功皇后の側近ですが。。。。)
そして日本書紀では神功皇后摂政記において何故か2世紀も前の邪馬台国の卑弥呼
の話を魏志倭人伝から引用しているのです。これは暗に邪馬台国の卑弥呼を暗示している
のではないでしょうか?そして平安時代において神功皇后が祟ったという内容が続日本後記に
書かれているそうです。つまりこの方は恨みを持って死んだ人ではないでしょうか?
・・・・・・・・続く
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