農業に関する考察そして家庭でのガーデニングの役割についてはまた今度? | 生き抜く哲学を身につけよ!晴耕雨読のどぅんくん! 

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311は深く心に大きな印を付けました。自分や家族、愛する人達を守るに自らが立ち上がるしかありません。歴史に学び、自然現象に感応し、危機に対する自分の感性を磨いて行く。これからの世の中は福沢諭吉がキーワード。自立自尊を、国に頼らず国を助ける精神を。

本日はおすすめ読本に続いて、本職であるこちらも公開したいと思います。


お陰さまで僕のブログの沢山の方から拝見して頂けて光栄です。そしてジャンル選定が読書と

ガーデニングという一見関連性のないジャンルなため、様々な方が訪問されているようです。

本当に感謝に堪えません。


僕は過去に栽培技術の研究に従事した経験があり、その時の対象作物はトマトとイチゴでした。

経験としてはトマトが六割、イチゴが四割といたところでしょうか。


当時はまたカゴメが全国に自社農場や提携農場を作り始めたばかりのときでまだ

トマトにも十分期待があったのですが、僕個人としてはまだ大企業の参入が少ないイチゴを

いち早く企業経営により差別化を図るべきと考えておりましたが、結局実現はしませんでした。

その後、日本の生鮮流通業を傍から見る機会に恵まれ日本の食のあり方について自ら何らかの

アプローチが必要ではないかと思い、このようなブログを世に出している次第です。


前回もお話ししましたが生産者が生き残るすべはあまりありません。僕が考える所の3分の2は

後々、企業経営が主流となり農家の行きつく先は無いでしょう。

では農家さんはどうすればよいかといえば、簡単にいえば差別化です。右でも左でも当たり前に

作っているものを生産してもはっきり言ってバイヤーに値切られて終わり、まして共選出荷している

所は、家計まで農協に牛耳られています。でも私の師匠達は大体年収で5000万を稼いでいました。

つわものです。はっきりいって産地とかではなく「~さんのトマト」で値段が上がり、「~さんのイチゴ」

で売れていました。もし農業でこれから成功するにはこれを目指すしかないと思います。

この時の本質ですが量より質にならざるを得ません。

収量×単価の農業生産においては収量が下がることは即売上ダウンと考えがちですが、

はたしてそうでしょうか。はっきりいってまずい野菜を安く買いたい一般ピーポーはあまりいない

という事です。大量に買うなら別ですが・・・。その需給曲線を農家は理論的に試算し、

経験値を高めていく努力が必要です。そしてまずは売り方ありきの生産を心がける必要があります。

どんなに上手く沢山出来ても必要の無い物は消費者は買いません。


一方で家庭におけるガーデニングの効用はどうでしょうか?これについては後述したいと思います

ので宜しくお願いします。