風な体で、竜王の城を一旦後にしたかいん。
ラダトームの宿で、
「昨夜はよくおや」と言われるのも聞かずに、
すぐにまた竜王の城へと舞い戻った。
待たせたな!竜王!
少し席を外したが、2次会と行こうじゃないか。
かいんは、
まだ一度も対面していない竜王と、
第2戦を行うような気分になっていた。
そこで「いらっしゃいませ」とばかりに姿を見せたのは、
またしても悪魔の騎士。
「ごめんください」と「お邪魔します」の間、
ぐらいのタイミングで、
悪魔の騎士は、かいんに襲いかかってきた。
もちろん、
それで驚くことなどない。
所詮は壊れかけのラジオ。
どうせラリホーしか言えないのだ。
マホトーンかけとけば、あとは廃家電だ!
そう思いながら唱えたマホトーンが、
効果を発揮しなかったときには、
かいんは一気に絶望の闇に飲まれた。
1ターン目にして、死を覚悟することとなった。
かいんの覚悟は的を射ていて、
壊れていたと思っていたラジオは修理済みだった。
そして、5ターン後には、
かいんはラダトーム王の前にいた。
「おお、かいん!死んでしま」
はいはい。死にましたー。すみませんねー。
「しかも、呪わ」
はいはい。呪われてますんで、自分から出て行きますー。
ラダトーム城を出てから、
かいんは腕組みをする。
鎧の騎士のマホトーンは10回連続で回避しているんだ。
しかし、ことラリホーとなると、
もはや11ターン連続で起きれなかったことになる。
2ターンに1度ぐらいレム睡眠が来ればいいのに、
ずっとノンレム睡眠なのだろう、
いくら痛くても気付かないぐらいなのだから。
いや、待て。
本当は痛くないのかもしれない。
どうせ俺は眠ったまま起きないんだ。
悪魔の騎士が、
俺をわざわざ叩き続けたわけではないのかもしれない。
眠ったまま竜王に差し出せば、
結局は同じことだ。
とも思ったが、
よくよく考えると、
HP1で放り出されたことを考えると、
やっぱりあの斧で叩き続けられてたのか。
よく起きねーな!俺!
いったい、どういうことなんだ。
ロトの鎧が眠くなるほど心地よいからか、
俺が呪われているからか、どっちだ?
しかし、どちらであったとしても、
心地よいロトの鎧を脱ぐつもりもなければ、
お気に入りの呪いのベルトを外すつもりもない。
まあ、いいだろう。
そこは割り切って、
ラリホーが即死呪文だ、と思えばそれでよいのだろう。
即死、といっても、
どうせ一旦は竜王が俺の身を預かって、
手先が、
わずか10歩でラダトーム王に引き渡しに来るのだろう。
3次会は気が乗らない、という感じでとぼとぼと歩き、
かいんは、また竜王の城へと入った。
地下も深く潜ると、
また違う魔物たちが、かいんをもてなした。
キースドラゴンやストーンマン。
キースドラゴンの攻撃はやたら痛く、
ストーンマンはやたらタフだった。
くそ!石男め!
なんで石男のほうが金男よりタフなんだ!
む!むむ!
わかったかもしれない!
思うが早いか、かいんは、
ストーンマンの石のかけらで、
洞窟の床に数式を書き込んでいた。
石の上にも3年。つまり、石<3年
時は金なり。つまり、金=時
2つの数式から導かれる連立式は、
石 < 3年 ?>≦=≫≒? 時 = 金だ!
・・・なんだこの数式は。
結局、時と3年はどっちが大きいんだ?
・・・さっぱりわからない。
物理学者さながらの数式に挑戦したかいんは、
しかし、なにもわからないまま、
手に持った石を投げ捨てた。
だいたい、疑問そのものがおかしかったんだ!
解く必要なんてないだろ!
なにやってんだ、俺は!
何をやっているかわからないかいんだが、
迷い迷っているうちに、
ひとつの宝箱に出会った。
その中にはロトの剣。
鋼をも砕くという、
大魔王に砕かれたという、
馬のフンに紛れていたという、
伝説の名剣。
これで、竜王の体を貫いてやる!
実際ロトの剣の威力はすばらしかった。
ドラゴンも、スターも、大魔道も、キラーリカントも、
2撃で沈めれるようになっていた。
ラリホーやマホトーンなど使わずに、
一気に勝負をつけれるようにまでになった。
しかし、そこにまた、
新たな難敵が現れた。
ピンクの鎧に身を包み、斧と盾を持ち、
そしてトサカの付いた兜をかぶっている。
どこぞの王宮戦士かと思っていたら、
ちがうよ。ボク死神の騎士っていうんだ。
と、どこぞのホイミスライムのような口ぶり。
かいんは、
なんとなく、
王宮戦士っぽいから攻撃一辺倒だろう、
などと軽く考えていたら、
死神の騎士は、なんとベギラマを使ってきた。
なんだと!?と、驚くかいん。
かいんは、
なんとなく、
ホイミスライムっぽい口ぶりだから、
ホイミぐらい使うのかも、
などと軽く考えていたら、
死神の騎士は、なんとベホイミを使ってきた。
なんだと!?と、驚くかいん。
斧も盾も持って鎧も着て、
ベホイミとベギラマを使えるなんて、
そなたこそ真の勇者じゃ!
と、かいんが言いたくなってしまうほど。
かいんには、
まだベギラマは使えないのだ。
しかし、
そんな真の勇者も、
かいんのマホトーンによって、
真価を発揮できなくなってしまう。
ハッ!王宮戦士のほうがまだマシだったな!
残念だったな!
この世界はベホイミとベギラマではなく、
マホトーンとラリホーによって勝敗が決まるのだ!
優勢を確実なものとするマホトーンと、
劣勢を1発で覆すラリホーと。
この世の中には、詰め将棋とギャンブルの、
どちらかしかないのだ!思い知ったか!
死にゆく死神へ吐き捨てながら、
かいんは屍を越えてゆく。
次に現れたのは、ダースドラゴン。
ほほう。
ドラゴン12匹分の強さだと自らを名乗るのか。
よいだろう。
お前も俺の剣に生き血をすすられるがいい!
そうかいんが強がりを言えたのも最初の1ターンだけ。
2ターン以降の記憶はない。
またラダトームから竜王の城を目指しながら、
くそ!あいつもラリホー使いだったのか!早く言え!
と、誰に言っているかわからない暴言を吐き続けた。
2度目の挑戦は、
かいんのマホトーンによって、勝敗が逆転した。
ダースドラゴンの屍に向かって、
かいんはまた強気に吐き捨てる。
だから言ったろう!
勝敗はマホトーンとラリホーによって決まるのだ!
かいんがそう思うのも当然である。
先ほどの戦いは、
ラリホーによって敗北していたのだから。
かいんが、2度でも3度でも蘇って挑戦できるのと同じく、
ダースドラゴンのほうも、2度でも3度でも、
かいんに挑戦してきた。
かいんは、
すでに攻略済みだ!と、
マホトーンでラリホーを封じて安心していたら、
セーフティーゾーンだと思っていたHP34から、
一気に38のダメージを受けて、
さすが12匹分の強さだ、と思い知らされて、
またラダトームから歩いて竜王の城まで戻ってきた。
かいんは、次からは、逃げるようにした。
ドラゴンを12匹倒すのは、今や簡単だが、
ダースドラゴンを倒すのは難しい。
1匹を倒すのに、
うまくいったとしても、マホトーンとベホイミの、
合計12のMPを最低でも必要とする。
今から竜王の首を落としに行くのに、
お前なんかにいつまでも構っていられるか!
と、次に会ったダースドラゴンに言って、
サッと走り去って逃げた。
逃げ出ーす、走り出ーす、滑り込みダース!
と、逃げながら言っている風でもあった。
次々と迫り来る難敵を
ときには屈服させ、ときには逃亡し、
洞窟の無限ループの罠を突破し、
かいんは、徐々に竜王に迫る。
が、
その前に宝箱に巡り合えた。
中に入っていたのは、呪いのベルト。
かいんは、喜び勇んで、すぐにベルトを身につけた。
よし!
また二重掛けできたぞ!
会いたかったぞ!とベルトに向かって喜ぶかいんは、
ローラ姫と再会したときよりもずっと嬉しそうだった。
さて、
二重に呪われたかいんは、
ついに、竜王と相見えた。
竜王というぐらいだから竜なのだと思っていたら、
杖をついた人間ふうの魔法使いだった。
人違いかとも思ったが、
「よく来た。わしが王の中の王、竜王だ。」
と本人が名乗ったので本人なのだろう。
どうも偽物にも思えるけど、
本人だと思うことにしよう。竜じゃないけど。
手に持っている杖が竜っぽいし。
レッドスネークカモーン、と言われたら、
パクパクと口を開き、
にょろにょろと動き出すのではないかという形の杖。
蛇っぽい竜なのだろう。きっと。
爬虫類だから、同じなのだろう、きっと。
かいんが、決戦を前にしても駄考していると、
竜王は妙なことを言った。
そなたのような若者を待っていた、と。
ん?
待っていた、だと?
どういうことだ?
かいんの、その疑問は、すぐに解けた。
竜王は、次にこう言ったのだ。
「味方になれば、世界の半分をやろう。どうじゃ?」と。
なんだって!?かいんは狼狽した。
狼狽して、考えた。
考えて、ついに、真の答えに辿り着いた。
「半分と言わずに全部くれよ。」とか、
「まおゆうでは全部くれるぞ!」とか、
「最初から全部俺のものなんだ。お前の持ち分など最初からない。」とか、
「それに、大魔王の使い魔になり下がったお前が世界の半分を与えるという権力を持ち合わせているとも思えんし、な。」とか、
「知っているぞ。半分といっても、闇の世界なんだろう。」とか、
そういう答えではない。
かいんは、
「わかった。」と言った。
もちろん、
世界の半分をもらう契約を了承したわけではない。
今まで疑問に思っていた謎の答えがわかったのだ。
それは、
なぜ、自分が何度でも蘇れるのか、
という、最初から思っていた疑問の答え。
俺は、
竜王が少しずつ、
俺が死ぬたびに半額ずつお金を取り続けることが、
最終的な金銭的利益に繋がる、のだと思っていた。
竜王は、それが狙いで俺を生かし続けている、
と思っていた。
だが、違った。
俺を殺さない理由。
それは、俺を味方につけるために、だったのだ。
そうだとすると、
ラダトーム王との取引だって、する必要などない。
竜王は、瀕死の俺を
ただラダトームの前に放置しておけばよいのだ。
いずれ、
ラダトームの兵士が俺を発見するだろう。
兵士は応急処置をして、俺を王の前に連れていく。
ラダトーム王と繋がっていなくても、
ラダトーム兵とラダトーム王は、
竜王の思う通りの行動をしてしまうのだ。
そして、この俺も。
俺もまた、竜王の掌の上で転がされていたのか。
そう考えると、
竜王とラダトーム王が結託する理由は全くない。
俺が死ねば、竜王に不都合なのだ。
ラダトーム王の不都合など、
竜王には全く関係がない。
考慮する必要もない。
むしろ、結託などすると、
単に不確定要素を増やすだけ。
すでに、竜王の計画は、完全に出来上がっていて、
他の誰がどう動こうとも、
計画の進行は、
揺るぎないものになってしまっていたのだ。
竜王は、俺が死ぬと困る。
なぜなら、俺を手駒にしたいから。
それでいて、
弱い俺を手駒にする気はなかったのだ。
俺が、自力で修行をして、
適切な強さを身につけたときに、
俺のチカラを認めて味方に引き入れる。
つまり、
竜王の手下はすべて、
俺の成長のために利用されていた、ということだ。
俺が知らずとも、魔物たちが知らずとも、
魔物たちは竜王の命を忠実に守って、
気絶させた俺を竜王のもとまで運べばよい。
それで、竜王の計画は完璧に遂行されるのだ。
俺は今まで、
竜王の計画に逆らってここまで来たつもりでいた。
しかし、実際は、
竜王の計画には、一片の狂いもなかったのだ。
完璧な計画を完璧に遂行し、
そして、今、期は熟した、とばかりに、
俺を味方に引き入れようとしている。
死神の騎士やダースドラゴンよりも強くなった俺を
自分の手駒にしようとしている。
くそっ!
なぜ今まで気付かなかったんだ!
いや、気付いていたとして、
それで何かが防げたわけじゃない。
仮に気付いていたとしても、
ラダトーム王も俺も、
これ以外の手は打てなかったのだ。
竜王は、
すでにアレフガルド全土を手中に納めている。
そして、竜王の手中のアレフガルドは、
言わば竜王の箱庭。
俺は箱庭の中で、竜王の思い通りに育ち、
竜王の思い通りにここまで来た。
くそ!
かいんは、悔しさをにじませていた。
しかし、過去を悔いてばかりいてもしょうがない。
それよりも、
竜王の行いは、また別のことを示唆している、
と、かいんは気付いた。
なぜ、竜王は俺を手駒にしようとしているのか。
なぜ、アレフガルド全土を手中に納めた竜王が、
いま新しいチカラを欲しているのか。
答えは自明。
アレフガルドの外にも世界は広がっているのだ。
竜王は、アレフガルドだけでは物足りず、
もっと外の世界に手を伸ばそうとしているのだ。
しかし、
そこで手駒不足となった、と考えるべきだろう。
だから、俺を育てた。
育つように仕向けた。
さらに、
竜王の策は、もっと奥が深いものだとも思える。
考えるべきは、
竜王が育てようとした手駒である俺が、
勇者の家系であるのは、
ただの偶然なのか、ということ。
いや。
もはや偶然ではない。
竜王は知っていたのだ。
その昔、大魔王が予言した災厄のことを。
その昔、勇者ロトが災厄に向けて子孫を残したことを。
予言の災厄である自分、つまり竜王は、
災厄に向けて脈々と受け継がれているロトの家系、
つまり俺の、勇者の家系のことも知っていたのだ。
自分を倒すために育つ者、
自分を滅ぼすために受け継がれてきたチカラ、
それすらも利用しようとしていたのだ。
勇者ロトの血脈をも利用しようとしていたのだ。
俺が旅立ったのは、
単にタイミングが合っただけのこと。
時期がずれれば、
もしかしたら、
バカ父オルテガが旅立っていたかもしれないし、
俺が立ち上がらなくても、
俺の子が立ち上がったかもしれない。
ただ、
いずれどこかで立ち上がるであろうロトの血脈を
竜王は知っていたのだ。
立ち上がるまで、
ずっと待つつもりだったのかもしれない。
なかなか立ち上がらないバカ父に見かねて、
俺がこの歳になったタイミングで、
これ見よがしに、
ローラ姫をさらったということなのかもしれない。
一国の姫がさらわれたとなっては、
国を挙げて動かざるを得ない。
もともと国を挙げるべき脅威が迫っていたのが、
重い腰を上げさせるのをより誘因した。
そして、その状況を見て、
ロトは立ち上がるだろうと、
竜王は考えたんだ。
この時代のロトは俺だったが、
竜王にとっては、それはどうでもよかったんだ。
どの時代のロトでもよかったんだ。
ロトの血脈を従えることさえできれば。
くそ!
ロトの血脈を絶とうとするのではなく、
その血脈を利用しようとするとは!
そこまでわかって、
なお竜王の誘いを受けようはずがない。
いくら俺でも、だ。
竜王へのかいんの答えは、もちろん「いいえ」。
竜王の、その企みを成功させるわけにはいかない。
箱庭の計画を失敗させなければならない。
そんなかいんに「愚か者め!」と竜王は杖を向けた。
「思い知るがよい!」と襲いかかって来た竜王は、
いきなりマホトーンを唱えた。
しかし、かいんにマホトーンは効かない。
ロトの鎧の加護があるのだ。
とは言え、魔法を使うのを野放しにはできない、
と、かいんもマホトーンを唱える。
しかし、竜王にも、レッドスネークの加護がある。
竜王にマホトーンが届くこともなかった。
届かなかったは届かなかったが、
やっぱりかいんが呪文を使うことを理解した竜王は、
やっぱりまたマホトーンを唱えた。
ロトの加護に守られたかいんも、
なにくそ!と負けじとマホトーンを浴びせかけた。
こうして、
竜王とかいんの、箱庭計画を賭けた戦いは、
地味なマホトーン合戦から始まった。
先に戦局を動かしたのは竜王。
ロトの保護を見抜いた竜王は、
マホトーンが無駄だと悟り、
ベギラマへとシフトした。
先手を取られ、それに剣で対抗するかいん。
チョキ、チョキ、であいこになった後の手は、
お互いに難しいものである。
とはいえ、
お互いのチョキを封じ合った竜王とかいん。
運命の流れは、かいんに軍配を上げた。
パーのかいんは、グーの竜王を
ぐぅの音も出ないほどに叩きのめした。
しかし、竜王は、
ぐぅとは言わなかったがガオー!と言った。
どうも、本性を現したようである。
人間が急に竜の姿になったんだから、
普通、本性出したとわかる。
さあ、
ついにこの剣の出番だ!と、かいん。
この鋼をも砕くロトの剣で、
お前の体を貫いてやる、竜王!
お前の首を落としてやる、竜王!
と、巨竜に立ち向かって剣を突き付けるかいん。
しかし、
そのダメージや、わずか5。
鋼に負けてるやん!ロトの剣!
と、かいん。
「この剣、刃がねぇ!」って言うパターンやん!
と、かいん。
そこに竜王の逆撃が直撃した。
が、それも24ダメージと、それほど痛くもない。
そんな図体で、たったのそれだけか!と、
さらに剣撃を繰り出すかいん。
ダースドラゴンなど、その1.5倍以上だったぞ!と。
しかし、
本性を出しても本気はまだ出していなかったようで、
竜王の本気の炎は、
その2倍の48のダメージをかいんに浴びせた。
ベホイミで、凌いではいるものの、
あっという間にMPは底を尽き、
最終的には、竜王のツメによって、
かいんは倒された。
そして、ラダトーム送りとなった。
竜王の策略などつゆ知らぬラダトーム王は、
いまだに、杓子定規に、
「呪われしものよ。出て行け。」と、棒読み状態。
いま思えば、
あれは、ラルス王の意思というよりは、
ラダトームの法律なのかもしれない。
と、かいんは思った。
HP1でMP0の、
スライムにでもやられてしまいそうなかいんは、
竜王に向かって叫んだ。
今に見てろ、竜王!
またラダトームに送ったところを見ると、
まだ味方にすることを諦めてないようだな!
策に溺れて命を落とすがいい!
町で1泊したかいんは、
再び竜王との対決へと向かうべく、
ひとり荒野を行く。
レベル18、ロトの剣、ロトの鎧、水鏡の盾
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