ドラクエ6冒険日記(27) | カインの冒険日記

カインの冒険日記

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欲望の町で情報を収集するカイン一行。
この町の一番のお金持ちは、
モルガンという人物だという情報にたどり着く。
そして、モルガンは大賢者の至宝の情報を知っているという。

金持ちであるかどうかは別として、
彼がこの町のキーパーソンだということがすぐにわかった。
そこで、カインたちはモルガンの屋敷を訪れるのだが、
さすがモルガンは欲望の町の長者だけあって、
そうやすやすと情報を流してくれはしなかった。

まずは自分で探してみることだ。
これがモルガンの言葉。

まぁ、言ってることは一理あるんだけど、
どうもしゃべり方に高飛車な感じが見え隠れする。
見え隠れ、というか、丸見えだったんだけど。


さて、まずは自分で探す、と言ってもどこを?
そんなカインの疑問は一瞬で振り払われた。
町の中に、おあつらえ向きの洞窟があったから。
なるほど、この洞窟の中に、大賢者の至宝が眠っているわけだな、
と、カインは思った。
後から考えたら、それは早とちりだったんだけど。

洞窟の奥で見つけた宝箱の中には、
「大賢者の宝の情報あり。詳しく知りたい者は私のところまで――モルガン。」
と書かれた紙を発見した。
まんまと一杯食わされた、
がっくりしながらカインは思った。

悔しいながらも、その話をしにモルガンのところまで戻るカイン。
すると、モルガンは満足そうに、
「では5000Gで情報を教えよう」と言う。
一杯どころか、二杯食わされた。
あのしたり顔は絶対に忘れられない、
と二度目の苦汁を舐めるカイン。
そして、財布から5000G出そうと思ったら、
そんなに持っていなかった。財政難な旅をしているので。
「貧乏人に用はないぞ?」みたいな顔でカインを見下ろすモルガン。

それを見ていたドランゴにまで、
「カイン、ちょきん、ないのか?」
と心配される始末。

あるよ。ドランゴ。
財政難だけど、そのくらいの貯金はある。
銀行にお金を引き出しに行きながら、複雑な気持ちになるカイン。
ドランゴにも心配されてしまうのは情けないことだけど、
ハッサンとかミレーユは心配しなさすぎじゃない?
長い付き合いなんだから、
彼らのほうにこそそういう心配をしてほしい。
そんなことを思うカインであった。

お金を引き出して、
モルガンに5000Gを叩きつけたい気持ちを抑えて、
できるだけ穏やかな表情で彼から情報を聞くカイン。
「大賢者の至宝は、森の真ん中の湖に沈んでいるそうじゃ」。

それを聞いたテリーは、
「そのくらい、探せばわかることだったんじゃないか?」
と言う。
それを言ってくれるな、テリーよ。
踏んだり蹴ったりの気分を味わったカインであった。


森の湖に行ってみると、すでに人だかりができていて、
モルガンがどれだけ稼いだのかがよくわかった。
このみんなに情報を売ったんだったら、50000Gは堅い、
と苦々しく見積もるカイン。
そんな見積もりをしている最中、
湖の水が引いて、宝箱が露わになる。
大賢者の至宝を求める人々は、
われ先にと殺戮を繰り返し、
やがてみな屍と化してしまう。
この欲望の渦を醜い醜いと思いながら、
実はカインも1人殺ってしまってた。
結局自分も、宝のために人を殺めてしまうのか、、、
と自己嫌悪するカイン。
しかも、伝説のラミアスの剣で斬ってしまった。
それも、単に斬ったんじゃなくて、
気合入れてギガスラッシュで殺してしまった。
はぐれメタルのときからずっと気にしていたサリイとの約束を
守ることができなかったことで、
さらに自己嫌悪する。
正義って、難しい。

と、おもむろに魔物が現れ、
この殺し合いを楽しむかのごとく、
時間を巻き戻す。

なるほど、殺戮の無限ループ、自己嫌悪の無限ループを
デスタムーアはさせようとしているわけか。
カインは、すばやく大魔王の意図を読み取った。

時間が巻き戻されて、今カインがいるのは、
湖の水が引く瞬間。
二の鉄は踏むまいと、
争いを繰り返す人々を避けるように遠回りをして宝箱に近づく。
そして、宝箱を開けると、
中には何も入っていなかった。

それを見た人々は、驚き、落胆し、そして呆れた上で我に返った。
「空っぽの宝箱を目当てに殺し合いをしていたなんて。」
「なんてバカなことをしていたんでしょう。」
「それにしても、大賢者様はなぜ空っぽの宝箱を?」
「きっと、今の哀れな我々に自分を気付かせようとしてのことだったんだな。」
「大賢者様のおかげで目が覚めた。このことを町のみんなに報告して目を覚まさせてやろう。」
カインの参加していないところで、
人々は勝手に納得して、そして帰って行った。

当のカインはというと、
あんまり納得してなくて、
何度も何度も宝箱を調べ続けた。
蓋の裏とかに何かあるかもしれない、とか思って。
そうすると、宝箱の下に隠し階段があるのを発見してしまった。
なんだ、やっぱり何かあったんじゃないか。
早とちりしなくて良かった。
そう思って階段を降り、洞窟を抜けた先では、
城のような牢獄のような町があった。
その名も「牢獄の町」という名だと、ルーラのチラ見でわかった。
でも、入り口にごっつい門番みたいのがいて、
カインはここに入るには気が引けるのであった。


気が引けたものだから、
とりあえず、欲望の町に戻って、町の様子を見てみることにした。
町はすっかり変わっていて、
子供による場所代の請求も、
ぼったくりバーの経営もなくなっていて、
人々は、健全で、いい町になっていた。
いや、むしろ気前が良くなりすぎていて、
先祖代々大切にしてきたドラゴンローブを
簡単に譲ってくれたりした。

で、モルガンはどうしていたかというと、
大賢者の至宝の情報がウソだったとして、立場がなくなっていた、
とかではなくて、
なんだか寝込んでいた。
なんだ?デスタムーアから罰則でも来たのだろうか?

それから、町の隅にいたご老人が大変なことを教えてくれた。
大賢者マサール様から伝言があって、
私に会いたくば、宝箱を良く調べ、抜け道を通って来るのだ、
という情報。
この情報自体は、すでに試していて知っているのだが、
何が大変なことかというと、
大賢者マサールが直々にご老人に情報を伝えていたことと、
それを知っていたにもかかわらず、
あの惨劇を放置していたこのご老人の見識を疑う、
ということ。
どうやら、マサールは伝言を託す相手を間違っていたのではないか、
そうカインは思ったのだった。

いや、待て待て。
時間が巻き戻って、
惨劇は起こっていないことになっているわけだから、
ご老人は自分の判断が間違っていたと思うこともないわけで、
今、このご老人は、伝言を伝えれて満足しているのであろう。
ただ、惨劇が起きても、このご老人は何もせず放置する人物である、
ということをカインは知っている。まあ、それだけのことであるが。

もうひとつ、重要な情報。
大賢者マサールは、デスタムーアの怒りを買い、
牢獄の町で監禁されているとのこと。

なるほど、やっぱり、
あのごっつい門番のいる牢獄の町に行かないといけないみたいだ。


しかし、不思議なのは、
マサールがご老人に情報を託したのは、
当然監禁されるより前のはず。
であれば、その情報は、
監禁後には役に立たない情報になっているはずである。
ところが、実際に、大賢者の宝箱の抜け道の先に、
マサールが監禁されているらしい牢獄の町はある。
マサールは大魔王に監禁されることを予期して、
そこへたどり着く抜け道を宝箱で隠して、
そのことをご老人に伝えていたのだろうか。
いや、だとしたら、
魔物たちがその抜け道の存在に気付いているはずである。
宝箱が空っぽであることを承知で、
人間同士を争わせて楽しんでいたぐらいである。
宝箱の下に抜け道があることに気付かないはずがない。
と、するならば、魔物が、
わざわざ湖の水を引かせたり、時間を巻き戻したりして、
大賢者の抜け道を見つけやすくするような行動をとるだろうか?
これは魔物側の行動として一貫性を欠く。

つまり、この一連の情報は、
デスタムーアが仕向けた罠だと見ておくのがよさそうである。
そう考えれば辻褄が合う。
マサールが牢獄の町に監禁されているように思わせておいて、
それを信じてのこのこやってきた勇者気取りの旅人を
一網打尽にしてやろうと策を巡らせているのである。

この仮説が正しいとすると、
大魔王が施行した作戦はこうである。
大魔王デスタムーアは、まず大賢者マサールを捕らえた。
そして、牢獄の町と湖を繋ぐ抜け道を作り、
その階段を空っぽの宝箱で隠す。
これと並行して、マサールの偽者をご老人のもとへと送り込み、
宝箱を良く調べよ、という情報を伝える。
この後、マサールの偽者は引き上げ、
マサールが牢獄の町に監禁されているという偽の情報を流布した。
大魔王はこの後、マサールを探して牢獄の町にやってくる旅人を
ずっと狙っているのだが、
巧妙なことに、
旅人が、自ら活路を開いて牢獄の町にたどり着いた、
と思い込むように、一演出打ってのけた。
それが、先の、人間同士の殺し合い。
愚かな人間の自滅を楽しむ体を装っているのがすでに罠で、
これを看破して、牢獄の町にたどり着く旅人をずっと狙っている。
旅人は、大魔王の裏をかいて牢獄の町を訪れたつもりでいるから、
逆に裏をかいている大魔王のほうが一枚上を行っている。

と、こういう策なのであろう。
カインは、この大魔王の策を看破しているわけなので、
大魔王が思う旅人のような行動は取らない。
いや、あるいは、大魔王が想定している行動を取って、
デスタムーアを泳がせておくという手もある。


ふふふ。
手の内は読めたよ、デスタムーア。
だが、果たしてそう上手くいくかな?

完全に大魔王の手を読みきったつもりで、
牢獄の町に踏み入るカイン。
果たして、この読みは正しいのか?


ただいまレベル37、プレイ時間49時間46分。



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