「震度0」 オススメ度 ☆☆
作者 横山秀夫 朝日文庫
阪神大震災の朝、近畿地方より600キロ以上離れたN県警にも大事件が起きた。警務課長の不破義仁が突然に姿を消していたのだ。県警の内部事情に精通していた不破の失踪に、本部長の椎野、警務部長の冬木、警備部長の堀川、刑事部長の藤巻、生活安全部長の倉本そして交通部長の間宮、それぞれの思案が複雑に絡み合い事件は意外な方向へとすすんでいく。N県警はこの「激震」から立ち直れるのか?
横山氏の代表作でもある「半落ち」と同じように次々に代わってゆく主体(その章での主人公)。(テンポは「半落ち」以上か?) そして少しずつ分かってゆく謎。読み応えあります。事件の進み方も、それぞれの登場人物も、とってもリアルです。普通の刑事ドラマだったら、もっと単純ですが、現実って、きっとこうなんだろう、と思わせてくれます。 (でも、登場人物は多いです。)