アンソニー・ホロヴィッツは 『カササギ殺人事件』 で2018年の年末ミステリーランキングを完全制覇して、日本でも有名になったイギリスの作家である。
本書は、翌年に出た ≪ホーソーン&ホロヴィッツ≫ シリーズの3冊目の最新刊で、
元刑事ホーソーンのワトソン役として、著者ホロヴィッツ自身が小説に登場するという趣向が凝らされている。
文芸フェスが開催された小さな島に集まった癖のある登場人物に、謎が謎を呼び、様々な伏線が張られ・・・と、
3冊目ともなれば新鮮味が薄れるかと思いきや、 前作と遜色なく、まあ、退屈はしなかった!